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2018年4月30日(月)
・今日、檀徒でない人の葬儀の相談を受けました。
費用は出せないけれど、火葬式でなく1日葬をしてやりたいというのが遺族の希望です。
事情を聞いて、無理からぬ願いだとわかったので、葬儀式の読経と炉前回向を引き受けました。
戒名を付けても不都合はないというので、戒名授与も行います。

葬儀施行を引き受けてくれたのはハマソウ。
この葬儀社とは、ゆうの墓への納骨などで接触がありましたが、葬儀を一緒に行うのは初めてです。
これを機会に、情報交換が密になればと思います。

今の小田原火葬場は改築工事中で、車の乗り入れが制限されていて、霊柩車とマイクロバス以外は、火葬炉のそばに近づけません。
一般車用の駐車場はありますが、火葬炉と離れているため、全員が揃うまでに相当な時間がかかります。
だから、マイクロバスを使った方がよいのですが、中には、その代金を出す余裕のない家もあります。
それでも、この前の葬儀では、無理してマイクロバスを使ってもらい、最終的には香典で賄えたので、結果オーライでしたが、終わるまでの間、若き喪主は気が気でなかったはずです。

では、こういう場合はどうすれば良いか。
答えは簡単です。
乗用車には先に行ってもらい、霊柩車は少し遅れて出発すれば良いのです。
慣例では、霊柩車が先頭、となっていますが、非常時でも死守せねばならないことではないはずです。
明後日のハマソウの葬儀では、早速提案してみます。
2018年4月29日(日)
・数が減ったかと心配していたヒキガエルのオタマジャクシが陸上がりを始めていますが、昨年に劣らずのうじゃうじゃ振りなので安心しています。
減ったと思ったのが思い違いだったのか、それとも実際に餌食になったけれど、それを上回る産卵数だったのか、どちらとも言えないけれど、ともかく来年もたくさんのおやガエルが産卵に来てくれそうです。

今日数えたら、開花したクリンソウ株は40でした。
花の色は、純白、赤みがかった白、えんじ、ピンク、黄色の5種類です。
このうち黄色は1株だけですが、この種類の株はもっとあるはずなので、他よりも遅咲きのようです。
したがって、花芽が立っていない大株はこれから開花する黄色株の可能性があるので、ゴールデンウィーク中の見回りが楽しみです。

今日も忙しい一日でした。
午前と午後に法事があり、その後に戒名授与式&納骨を行ったからです。
ただし、次の法事は2週間後なので、今度こそ、境内で汗を流そうと思います。
2018年4月28日(土)
・18:00から総代会を開きました。
境内整備担当の役員から、東斜面に植えた河津桜の10本の苗木全てが根付いたとの報告がありました。
嬉しいことです。
10年後が楽しみです。
会議が終わった後、妻が「長生きしようね。」と言いました。

5月末に維持会から全檀徒に維持会資料が郵送されます。
そのとき一緒に、「ダメ湘和」について書いた3ページ綴りのパンフレットを同封してもらうことにしました。
全檀家420軒に送るので、影響が期待できます。

現在、開山忌や施餓鬼法要の案内など、全檀徒への通知は手紙かはがきで行っていますが、メールを活用すれば作業が楽になると思って提案したところ、個人情報保護法の問題があるので慎重にすべきと忠告を受けました。
でもとりあえず、檀徒と寺の通信だけに限った専用アドレスを取得することになりました。
私は知らなかったのですが、Gメールならば無料と言うことなので、早速試して取得しました。
ただし、檀徒専用アドレスなので、ここでは公開しません。
2018年4月27日(金)
・今朝は2:00に目が覚め、起きるには早すぎるので、眠ろうと努力したけれど無理らしいので諦めて、3:00にふとんを出てしまいました。
それだけ気候が暖かくなり、やらなければならない仕事も貯まっているのです。
直ぐに、明日魂入れする還相護符の作業を始めました。
はがき用紙に印刷して、折って、糊付けするのですが、この頃は、糊付けが容易になったので作業がはかどります。
寒い頃は糊の効きが悪く、糊付けした部分を何度も押さえつけなければならなかったのですが、今は数回で済みます。
糊付けの効率が気温に大きく依存することなど、還相護符を作り始める前には全く気づかなかったことで、些細なことですが、知ったことがとても嬉しいのです。

実質的に2時間半しか寝てなくて、連続して3件の葬儀を行った疲れもあって、昼間は昼寝の繰り返しで過ごしましたが、夕方に門松葬祭が訪ねてきました。
昨日の葬儀の精算が終わり、若き喪主が満中陰忌法要を望んでいるという報告をするためです。
葬儀は引き受けたけれど、檀徒になったのではなく、おまけに葬儀費用を極度に心配していたので、この申し出は私には意外でした。
でも、これは香典で余裕ができた証拠と考えて引き受けました。

葬儀費用に余裕のない場合、とかく人は、小規模な1日葬に逃げ込もうとしますが、今回は敢えて通夜式を行いました。
弔問客を増やし、香典をたくさんいただき、返礼を少なくすれば香典で葬儀費用が賄えるという考えです。
これは今までにイヨダの佐々木氏が何度も成功させた手法です。
今回も、成功した良い例となりました。

通夜式なしの1日葬の方が、葬儀費用は少なく済むので、そちらに目が行きがちですが、香典収入を考えれば、2日葬の方が、負担が少なく済む例が多いことは今までの経験から実証済みです。
その方が、弔問を望む人を拒まないという点で、葬儀本来のあり方にもなっています。
でもそれを阻んでいるのが湘和スタンダードです。
改めて、けしからん葬儀社だと思います。
2018年4月26日(木)
・今日は毎年今頃行っている人間ドックに行ってきました。
去年の結果と一番変わっていたのは聴力検査。
周波数を変えていって、どこで音が聞こえるか聞こえないかを調べるもので、年を取ると、高音部が聞こえなくなるのですが、今年は中音部も低音部も全く聞こえませんでした。
こんなことは初めてで、いよいよ補聴器が必要になってきたようです。

次は身長。
昨年よりも5mmも低くなっていました。
年を取ると背が縮むといわれていますが、元々が小さい上にこれからもっと貧相になるとは、わびしいことです。

胃にポリープらしきものがあり、組織を切り取って病理検査に回したそうです。
でもこれについては全く心配していません。
多分良性だろうし、そうでなくてもとても小さいのでどうにかなると思うからです。

最近血糖値が急上昇したので、膵臓の病気を疑ったのですが、エコー検査で見る限り異常はなさそうなので、妻は今のところ喜んでいます。
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午後、墓の相談にご婦人がみえられました。
3月にご主人を亡くされた方で、事情を聞いて私はロッカー式墓地を勧めたのですが、普通の墓地を求めたいと言うことで帰られました。
ただ良かったのは、葬儀社を尋ねたらイヨダだったことです。
今までは、こういう場合は殆どが湘和で、明細書を見てその都度腹を立てていたのが、今度はそれをしなくて済んだので、精神衛生上助かりました。
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ヒキガエルの陸上がりはまだなのに、オタマジャクシが激減しています。
悲しいことですが、その原因がわかりました。
大きくなったヤマアカガエルのオタマジャクシに食べられてしまっていたのです。
今日、現場を見た時はショックでした。
もう今年は間に合いませんが、来年からは卵のうちに隔離します。
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妻は、今時めずらしいアナログカメラの愛好者です。
そのカメラが壊れたので、コンパクトデジカメを購入しました。
機種はニコンのCoolpix35Xです。
試し撮りしたら、高級機でないのに写りが良いのには驚きました。
リコーGRDIGITALよりも、きれいに撮れます。
多分、手ぶれ防止技術がおそろしく進歩したからだと思います。
部屋の中で、フラッシュなしで撮ったのが上の写真です。
こんなに簡単に撮れるのなら、自分用にも購入し、撮りまくろうと思います。
2018年4月25日(水)
・火葬場で、イヨダの佐々木氏に会いました。
久しぶりなので、私からハグしてしまいました。
「仕事は順調ですか。」、「ええ、おかげさまで忙しくしています。」
イヨダのことが気にかかっていたので、一安心です。
今は門松葬祭を軌道に乗せることを優先していますが、いずれは佐々木氏との仕事を楽しみにしています。

火葬場で若き喪主は、「葬儀は赤字になるものと思っていました。」と申しました。
それは、この地域に広まる湘和スタンダードでは当たり前のことだからです。
だから彼は、葬儀が始まる前までは不安でたまらなかったようです。
今日の火葬場の食事は、門松葬祭の提案で750円の東華軒弁当にしましたが、昼食として十分すぎるほどでした。
「亡き人の供養のため」と称して、忌中料理に今日の弁当の10倍もするフルコースを提供する葬儀社がありますが、これは私に言わせれば「ハゲタカの悪だくみ」でしかありません。
このことを人々に伝えてハゲタカ退治することは、私にとっては、葬儀で読経したり戒名を授与するよりも余程重要な仕事と思っています。

しかし75才の私には、遺された時間はわずかでなので、それまでに、新たなスタンダードを確立する自信はありません。
ならば志ある若者に期待しようと、それが今日思わずハグしてしまった理由だと、今、自己分析したところです。
2018年4月24日(火)
・今日の通夜式では、受付場所の蓮台寺ホールに新しく作ったパンフレットを置きました。
「良識の葬儀からの提案」と「湘和から葬儀社を変えた成功例」と「数字で示す湘和のダメ葬儀」の3枚を綴じたものです。
これを読んでもらえれば良いので、通夜説法の内容が短くできます。
概略を説明した後、「詳しくはパンフレットを読んでください。」と言えるからです。

今日の話で特に強調したのは、「香典で費用が賄える葬儀を復活させよう。」でした。
早速効果があったようで、通夜料理の席で近くに座った男性から、「早く住職の話を聞けば良かったです。自分の親の葬儀では大赤字だったので。」と言い、「これからはそうしたいです。」の言葉をいただきました。

遺族が帰った後、後片付けしている門松葬祭から、私に次の報告がありました。
「さっき喪主さんから、葬儀費用が賄える香典をいただいたと知らされました。」
若い喪主は費用のことをとても気にしていたようで、「これでやっと悲しめます。」と言ったそうです。
「やっぱりお金のことは大事なんですね。」と門松葬祭。
「だから、私は費用のことをうるさく言うのですよ」と私は応えました。
2018年4月23日(月)
・今日、本堂で一日葬を行いましたが、従来とは異なる変則的なものでした。
戒名を付けず、俗名のままの初めての葬儀だったからです。
故人は佐渡の方で、そこに浄土宗の菩提寺があるので、正式な葬儀は改めて行うそうです。
小田原に病気療養にきていて亡くなったので、こちらで仮の葬儀を行うことになりました。
だから、遺影も花祭壇もない、今までで一番シンプルな葬儀でしたが、参列者の心が一つになった心温まる葬儀でした。
火葬場で、いみじくも喪主が「葬儀は、送る人間のためにあるんですねえ。ほっとしました。」としみじみと言った時、私は間髪を入れずに「その通りですよ。亡くなられた方は葬儀をしなくとも成仏されますから。」と答えました。
故人の最後の冬を温暖な小田原で過ごさせてあげられ、良い葬儀で送った満足感が喪主にはあったのでしょう。
担当したのは、門松葬祭で、喪主だけでなく、参列者全員に感謝される葬儀をしてくれました。
2018年4月22日(日)
・今日の午前中は妻と二人で法事を行い、午後は、私は葬儀、妻は法事と別れました。
火葬場から帰ると、「法事、うまくいったわよ。」と彼女は上機嫌で、還相護符の申し込みも受けたらしく、その名簿を手渡されたのには驚きました。
「ちゃんと説明したの。」と訝る問いに「勿論よ。」と鼻高々でした。
還相護符の説明はまだ彼女には無理と思っていたけれど、そばで何回か聞いているうちに、いつのまにか自分のものにしてしまったのでしょう。
これは嬉しい誤算でした。

今日の葬儀は、自宅兼店舗が全焼した家なので、成田セレモニーの担当者は喪主に負担をかけないように腐心してくれました。
間もなく結果は出ますが、担当者が目指した通り、香典で十分に賄える葬儀になったと思います。
生花は33、供物は9の大型葬儀であった上に、香典返しは2000円に抑え、料理も良識の葬儀の提案通りにしてくれたおかげで、「参列者が多いほど遺族の負担が軽くなる」のお手本通りの葬儀になったからです。
だから私は、初7日忌のお経の後で、「もしこの中で、湘和の互助会に加入している人がいたら、解約して成田セレモニーに変えなさい。」と言いました。
良い葬儀を体験したばかりの人たちなので、私の話は素直に受け入れてくれたようで、あちこちでうなずく姿が見られました。
「湘和スタンダード」を壊す近道は、それに代わる良い葬儀を多くの参列者に体験してもらうことだとつくづく思いました。
2018年4月21日(土)
・成田セレモニーホールの通夜式に行ってきました。
この家は4月10日に火災があった家で、葬儀担当者がその家の大変さをおもんばかって、先日、事前に私のところに相談に来てくれました。
寺によっては、教条的に儀式のやり方を押しつけることがあるので、まずは私の意見を聞いてから対応しようとの心配りでした。
「あなたがそういう気持ちなら、好きに決めてください。」と答えましたが、今日喪主に会ったら、「皆さんがよくしてくれました。」と、葬儀社全体への感謝の言葉がありました。
返礼品と料理は、良識の葬儀が提案する範囲に十分収まるようにしてもらえたようです。
この葬儀社も、湘和に代わって伸びて欲しいと思いました。

通夜式に間に合うように、急遽、新しい印刷物を作りました。
題名は「湘和の葬儀は余分返し」で、このブログの「湘和の葬儀がダメなわけ」の「総括」の文章をアレンジしたものです。
5.6人しか持って行かなかったようですが、その人達だけでも熟読してくれれば、前進だと思っています。
なお、この新パンフレットは、明日からは山門下に並びます。

通夜説法では、このことについて話しましたが、必然的に「湘和ノー」になりました。
固有名詞を出す過激さに、ほぼ全員が驚き、嫌悪感を持った人もいたでしょうが、それくらいを言わないと効果はないと思っているので、これからの通夜説法では必ず叫ぶつもりです。
これを続ければ、やがて間もなく、今夜の私の言動が見直される時が必ず来ると確信していますので。
2018年4月20日(金)
・今朝境内を見回って、つぼみを持っているクリンソウを数えたら30株で、これは全体の4分の1でした。
去年までは漫然と見ていたけれど、今年はこまめに観察してそれを記録し、本格的なクリンソウ寺を目指そうと思います。
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10年前から法事の卒塔婆は妻が書くようになりました。
最初は「練習のため」と言って始めたのですが、彼女の性に合っていたのか、「そろそろ交代しようか。」と私が言っても、手放しませんでした。
お陰で、他所から来た人に卒塔婆の字を賞められるように腕を上げました。
しかし、大大黒が亡くなった後の事務処理などで疲れたのか、とうとうこの4月からは、彼女の申し出で、私が書くことになりました。

というわけで、今日は主にトウバ書きに時間を費やしました。
明日と明後日に合わせて3件の法事があり、20本のノルマが発生したからです。
先ほどこれは書き終えましたが、明日の通夜式から始まって25日までに3件の葬儀を行うことになったので、通夜経本作りなどの準備があるので、まだのんびりとはできません。
葬儀は葬儀改革を説法する絶好のチャンスなので、配布する資料を作りたいのですが、準備が優先なので、こちらが間に合うかどうかはギリギリです。
間に合えば、反響は大きいはずなので、最後まで頑張ってみます。
2018年4月19日(木)
昨日、「湘和がダメなわけ」のコーナーの「総括」のなかで、私は次のように書きました。
「過剰接待、余分返しのやり方は、湘和にとっては体質的なもので、これを基本に湘和の経営は成り立っているので、仮に良識の葬儀の方針を湘和に取り入れたならば湘和は崩壊してしまうしかないというのが私の見方です。」
その理由を書いてみます。

湘和の葬儀における、一人当たりの返礼品代、通夜料理代、忌中料理代の合計金額の平均は14776円です。
これに対して、良識の葬儀が提案する金額は、返礼品代2500円以下、通夜料理代と忌中料理代はそれぞれ2160円以下なので、その合計は6720円以下となり、湘和の半分以下です。
また良識の葬儀は、葬儀施行費についても「ネット葬儀並みか、それ以下」を提案しているので、これについても、湘和の価格を大幅に下回ります。
それがどのくらいの額になるかは、近々その詳細を発表しますが、いずれにしても、我々が目指す葬儀を湘和が行えば、今の売り上げの4割以上減ることは確実なので、そうなれば湘和の経営は成り立つはずがない(もし4割減でも経営が成り立つというなら、「今はなんだ。」ということになり、その方が問題です。)、というのが常識的な見方で、だから、湘和には全く期待できないので見放すしかない、というのが私の考えです。

では、良識の葬儀が提案する葬儀が非現実的かというと、この10年間、蓮台寺はこの方針に則って、150件近くの葬儀を実施してきたので、極めて現実的であることは実証済みです。

また、今はネット葬儀が急速に伸びていますが、それは、その価格で葬儀が十分に可能であることの表れです。
ただし、ネット葬儀は顧客を紹介する母体組織にマージンを払わなければならないので、もし自力で顧客を呼べれば、各葬儀社にしては、同じ価格でも利益はもっと上がるはずで、私は、賢い葬儀社ならばその方向を目指すべきと考え、そういう葬儀社が伸びることを願っています。
そしてそれら葬儀社の葬儀が広まって、新たなスタンダードが出来れば、葬儀に怯える人もなくなって、安心社会形成の一助になると思うのです。
改めて申しますが、良識の葬儀は良識ある葬儀社群にそういうスタンダードを作っていただきたいがための組織です。
2018年4月18日(水)
・昨日、華匠苑の新しい垣根が完成しました。
前の垣根は重厚な金閣寺垣でしたが、今回はシンプルな四つ目垣にしました。
素材は、以前が竹そのものでしたが、今回は竹風のプラスティック棒を用いているので、20年は持つそうで、化粧縄もプラスティック製にしたので、シュロ縄よりも耐久性があるそうです。
構造が簡単なので、もし一部が破損しても素材さえ手に入れば自前で修復可能なので、いつもこぎれいに保つことができるのが新垣根の長所です。
それにしても、せっかく垣根を新しくしても、以前のように草ぼうぼうになっていては見栄えがしません。
また皆子さんの登場ですが、今は彼女がこまめに管理してくれているお陰で、小洒落な新垣根も生きてきます。
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ちょっとピンボケですが、右は今日の午後に撮った地植えの白花クリンソウの写真です。
鉢植えでも2株開花しているので、この種類が一番早く咲くのでしょう。
よく調べたら、他にピンクがかったつぼみも3株見つかったので、間もなくつぎつぎと花芽を出し始め、ゴールデンウィークには、5種類くらいの花を楽しんでもらえると思います。
2018年4月17日(火)
・大谷選手の活躍が見事です。
彼が日本人でなくとも、大リーグの新人があれだけの活躍をすれば、今度はどれだけのことをしてくれるかと次のニュースが待ち遠しくなります。
この頃はアホなニュースばかりなので、なおさらです。

それにしても、日本は不道徳な国になってしまったとつくづく思います。
権力の中枢が嘘を突き通しているからで、これは日本の教育に計り知れないダメージを与えます。
彼らがいかに道徳教育を叫ぼうとも、叫ぶ人間に倫理観が欠落していれば、信用されるはずがないからです。
今の大騒ぎを見れば、いよいよ日本のメルトダウンが始まったの感がします。
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とは言っても、今の私には政治に興味はありません。
嘗て小沢一郎が好きだった頃には少しは興味があったけれど、彼が大衆迎合の姑息な手段を執った時から応援する政治家がいなくなり、急速に政治への関心が薄れ、今はゼロとなりました。

それよりも身近な問題に目を向けようとしたら、自分の仕事である葬儀に大きな問題があることがわかりました。
何度も申しているように、今の葬儀にはお金がかかりすぎること、特に参列者が多いほど費用がかさむという変な葬儀がまかり通っており、多くの人が困っていることが判明したのです。
政治と違って、葬儀は自分の仕事なので、これについては自分でも役に立てるはず、と考えて始めたのが良識の葬儀です。
幸い、志を同じくする人が少しずつ増えているので、今はわずかな変化ですが、それほど遠くない将来には、状況が一変する節目がやってくるような気がします。
そのことを期待して、あと一踏ん張り、老骨に鞭を入れます。
2018年4月16日(月)
・日程は未定ですが、今日、今年になって9軒目の葬儀が正式に決まりました。
担当葬儀社は昨日社員が事前相談に訪れた成田セレモニーホールです。
葬儀社から事前相談を受けたのは初めてですが、お陰でスムーズに予定が組めると思います。

偶然かもしれませんが、今年の葬儀を担当する葬儀社は、ばらけています。
葬儀数9件に対して、担当葬儀社は7社で、既に昨年の5社を上回っています。
7社の名前を挙げると、イヨダ、小田原市民葬祭、門松葬祭、マツモト、成田セレモニー、誠行社、ジャンセン(ひたちなか市の葬儀社)です。
西湘地区の葬儀を変えるには、湘和以外の葬儀社をよく知ることが大事なので、これは仏さまのお導きのような気がします。
2018年4月15日(日)
・今日は、湘和から門松葬祭に葬儀社を変えた方の満中陰忌で、この方は今日から仏さまの仲間入りしたことになります。
そこで今朝、遺族6人に対する「還相護符」に魂入れを行い郵送しました。

「還相護符」を改めて説明すると、熊野権現と成仏したご先祖様の両方が護ってくださるというお守りで、右がその例です。
基本は、中央部の熊野権現札ですが、これに3つの特徴が付いています。
1つは、右に赤字で「岳阿還相」とありますが、これは岳阿弥陀仏となったご先祖様が浄土より還って護ってくださるという印です。
2つ目は、魂入れした日付が入っていることです。
そして3つ目は、守護される人の名前が入っていることです。
こういうお守りは、他にはないだろうから、私はこれを「究極のお守り」と呼んでいます。

今日は、午前と午後に法事がありました。
私は両方の法事で、還相護符の説明をしたところ、参加者全員がこのお守りを希望しました。
合わせると26になります。
だから、今週の前半は、護符作りが主要な仕事になります。
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午後の法事の後、休んでいると、成田セレモニーの社員が訪ねてきました。
案件は、事故死した檀徒の葬儀相談でした。
遺族と話し合う際に、寺の意向を知っておくことが大事と考えた行動です。
「遺族のために、最も良い方法を考えて差し上げたいのです。」
ちょっと疲れていたけれど、彼の心配りが気に入って、長く話してしまいました。
イヨダの佐々木氏も、同じような心配りを何度もしてくれました。
こういう社員が育っている葬儀社を私は信用します。
2018年4月14日(土)
・今日は土曜日なのに、久しぶりに法事のない一日でした。
妻も久しぶりに外出しなかったので、午前も午後も芝生の手入れをしました。
今の時期は、芝生が芽吹き始めて緑がかっていますが、それ以上の勢いで雑草たちが成長し始めています。
だから、この時期の芝生の手入れで一番重要なのは草取りです。
普通は一本一本抜くのですが、それでは追いつきそうもないくらい生い茂ってしまったので、愛用しているリョービの電動草払い機を使ってみました。
今の時期の使用は初めてですが、一見するととてもきれいに仕上がったので、この夏は、この草払い機をこまめに動かせば、楽に芝生の手入れができそうです。

ただこの草払い機は、熊野社前に密生しているオオバコ除去には向きそうもないので、境内全域を刈り終えたあとに一本一本抜こうと思っていたら、午後、皆子さんが先回りして手を付けてくれていました。
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山門下に置いた「蓮台寺住職からのメッセージです。自由にお取りください。」と添え書きしたパンフレットが、いつの間にかなくなっていて、今日、檀家さんから請求されてしまいました。
もう、行き届いたものと思っていましたが、そうでもなさそうなので、今日、10部増刷しました。
でも、そろそろ新しいパンフレットに変えようと思います。
内容はここに書いた「湘和がダメなわけ」にしますが、レイアウトに一工夫したいので、お目見えは、一週間後くらいになります。
2018年4月13日(金)
・クリンソウ3株に花芽が出ていました。
そのうちの1株は地植え株で、地植えの開花は蓮台寺にとって初めてなので、嬉しい限りです。
地植えの株は、今は増えて60株になっていますが、そのうち10株くらいが開花して、残りは今年中に育って来年開花してくれれば、私の願いはかないます。
水道が直ぐそばなので、地面が乾いていることに気がついたら水やりしてください。
クリンソウは水が大好きで、いくら水をやってもやりすぎることにはなりませんから。

ホメリアも蓮台寺を代表する花です。
境内には黄色と橙色の2種類が植わっていますが、黄色が一昨日、橙色が今日開花しました。
この花は一日花ですが、つぎつぎと新しく咲いてくれるので、新鮮さを長く楽しめるので、私の好きな花です。
小さな球根で、土質を選ばないので、植え替え時になったら、華匠苑(駐車場の花壇)にたくさん植えて、道行く人に楽しんでもらえるようにしたいと思います。

今日、まるきん工業から電話があり、明日から華匠苑の竹垣新設工事を始めるそうです。
今度は長持ちするプラスティック製の四つ目垣になるので、きれい好きの皆子さんはイライラしないで済むでしょう。
2018年4月12日(木)
・妻は毎月1回、時宗静岡県婦人部の踊り念仏の会に参加しています。
この会は静岡県東部の10数ヶ寺の住職夫人が作った会で、途中から妻も参加させてもらって、それがきっかけで、蓮台寺躍り念仏の会ができました。

一通り練習したあと、昼食を取って情報交換するのもこの会の目的らしく、今日帰るなり、「いいことを聞いてきたわよ。」が妻の第一声でした。
その説明によると、この頃その地区では本堂での葬儀が増えているそうです。
理由は、湘和の会館で行う葬儀料が高すぎて、お布施が払えないという檀徒が出てきたからだそうです。
妻は「うちの住職が喜ぶ話です。」と皆さんに伝えたそうです。

ちょっと冷静に考えれば、湘和の葬儀がダメなことくらい誰にだってわかることで、静岡東部では、一般の人も寺も気づいて、新しい動きが始まったのでしょう。
とても良いことで、西湘地区でも広まることを期待しましょう。
2018年4月11日(水)
・今日、ゆうの墓納骨の50人目が決まりました。
西湘霊柩の紹介で、この方には葬儀を務めた身内がいるのですが、説明を聞いてそこまでが精一杯というのが十分理解できました。
西湘霊柩代表がよく口にする「福祉以下」のケースでした。
従って明日、戒名授与式を行い納骨します。

昨日、そのゆうの墓の隣に水子の墓を造ることが正式に決まり、5月中旬に完成することになりました。
納骨料について提案者の佐々木氏は、いくらかいただいた方がよいと言っていくれました。
多分、寺のためを思ってくれたのだと思います。
もう1つは、殺到することを恐れていたのかもしれません。
でも、本当に困っている場合だけしか引き受けるつもりはないので、ゆうの墓と同じく無料にすることにし、その旨を佐々木氏に伝えました。
ゆうの墓の墓石には私が書いた「ゆう」の2文字を刻しましたが、今度は「あい」を刻すつもりです。
2018年4月10日(火)
・散々「湘和は値段が高い」と言い続けてきましたが、ここで、イヨダの佐々木氏が作ってくれた私のための葬儀見積書を公表します。

先ず前提として、次の項目が挙げられています。
1.一般葬で行うことにします。
2.寺院関係者はお呼びいたしません。
3.蓮台寺からの支払いは無しとします。
4.香典の金額は、檀徒一律5千円とします。
5.アルコール類はノンアルコールも含め全て禁止します。
6.清め塩はお渡ししません。
7.会葬者は500名を予定しています。

見積書概要
 儀式費用 1,029,200円
 飲食費用   442,800円
 返礼品代  1,080,000円
 合計  2,552,000円
(8%の税込み)

儀式費用内訳

 セットプラン    443,880円
(内訳)
祭壇  プラン内 
 御棺(布貼り)  プラン内
 骨入れ(白)  プラン内
寝台車(10kmまで)   プラン内
 ドライアイス4回   プラン内
遺影写真   プラン内
 お礼状(60通)  プラン内
大看板   プラン内
枕飾り・位牌他   プラン内
満中陰祭壇  プラン内 
司会者・専属担当者  プラン内
 
 オプション         585,320円
(内訳)
 写真周り用生花一式  108,000円
 霊柩車(バン型)   36,720円
特別処置(防腐など)  59,400円 
お礼状(440通)  57,200円 
受付用品一式(500名)  69,120円 
担当スタッフ10名  108,000円 
冷暖房、照明器具他  64,800円 
その他  82,080円 
 
飲食
 通夜料理(100名分)  216,000円
 忌中料理(80名分)  172,000円
飲み物  54,800円

返礼品
 全型海苔(500個) 1,080,000円
以上です。

セットプランに含まれる祭壇とオプションの写真周り用生花一式の違いがわからないなど、細部を全て理解してはいないけれど、参列者が多くなれば人員と設備配置が多くなって費用がかかることは理解できました。

この見積書は、妻と維持会に1通ずつ渡しておき、万が一に備えてもらいます。
またこの見積書は、一般檀徒にも応用できるので、安心材料になると思います。
2018年4月9日(月)
・今朝、クリンソウの株数を数えたら、地植えが40、鉢植えが62でした。
そのほか、発芽株がたくさんあります。
世話がちょっと大変で、皆子さんは「桜草に乗り換えましょう」というけれど、蓮よりも楽なので、彼女には我慢してもらい、来年は倍以上に増やしたいです。
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今日こそ芝生の手入れをしようと思っていたら、留守番を仰せつかり、屋外に出るのを断念しました。
だったら、「湘和がダメなわけ」を読みやすくしようと工夫してみました。
内容は、前と同じですが、湘和の葬儀と良識の葬儀の実例を載せやすくなったので、これからを期待してください。
2018年4月8日(日)
・今日は、2月22日に誠行社で葬儀を行った家の満中陰忌法要のため、南葉山霊園に行ってきました。
元ゴルフ場というこの霊園はよく整備されていて、暖かな陽気と日曜日であったせいか、墓参の人で一杯でした。
広々とした霊園内の一画には2階建ての建物があり、1階には法要が行える部屋が3室、2階には会食できる部屋が7室用意されていて設備も充実していました。
手入れも行き届いていて、蓮台寺の数十倍、いや、それ以上と思われる広さにもかかわらず、雑草が殆ど見当たらず、現在の蓮台寺とは大違いで、明日からは本気で草取りしなければと思わせられたほどのきれいさでした。
この家は、7年前にここに墓地を求めたのですが、その4年後に親族が蓮台寺と縁を結んだためにもう少し待てばよかったのにと思ったそうですが、私としてはこの霊園の方がはるかによいと思いました。
今日も「住職さんのあとはお寺はどうなるのですか。」と聞かれたのですが、「絶対に大丈夫です。」と答えられないところがつらいところです。
私が不老不死ならば、絶対に蓮台寺を勧めるのですが、今の仏教界の現状を見れば、近い将来蓮台寺がそれに飲み込まれて「堕」に逆戻りしてしまう可能性を否定できないからです。
だから、交通の便が良く、きれいで、設備が整っていれば、霊園の方が安心です。
だから私は、「ここを選んで正解でしたよ。」と今日の施主に伝えました。

今日は満中陰忌だったので、位牌に魂入れを行いました。
その新位牌は誠行社に勧められて、ネット通販で求めたそうです。
「うちでもご用意できますが、ネットの方がお安く手に入ります、」と言われたそうです。

今日は、私をこの家と結びつけた、3年前に入檀した女性の車で往復しました。
ご主人を亡くし、市立病院に見せられた葬儀社一覧表から小田原市民葬祭を確たる当てもないままに選び、寺は、知り合いの葬儀で来たことのある蓮台寺に決めたそうです。
そして小田葬との打ち合わせで若い男性社員から、「蓮台寺さんなら、うちの会館を使うよりもお寺の方が安く済むのでそちらを使いなさい。」と勧められて本堂で葬儀を行うことになったそうです。
「市民葬祭を選んだことも、蓮台寺を選んだことも、本当に私はラッキーでした。きっと主人が導いてくれたんですね。」
そのときの若い男性社員は今、西湘霊柩の代表になっています。
2018年4月7日(土)
・午後、門松葬祭が今回の葬儀の明細書を持ってきました。
その後直ぐに、喪主家一家が墓地の相談にやってきました。
この家は家
族墓Ⅲを契約していますが、墓石が建っていないので、それを決めるためです。
境内にはいろいろなタイプがありますが、家族が選んだのは小松石の自然石タイプでした。
それなら値段がわかっているので、竹林石材に電話したら、49日法要に間に合わせてくれることになりました。

これで今日の時点で、今回の葬儀での全費用が決まりました。
葬儀施行費、返礼品代、飲食代、寺への支払い、墓石代の全てを合わせても125万円で納まりました。
なお、今回の葬儀参列者は70人で、昨日新設した「湘和がダメなわけ」で例に挙げた葬儀とほぼ同じ規模でした。
満中陰忌では2つの明細を並べて、親戚に配ろうと思います。
これを見れば誰もが、湘和で葬儀をやろうとしなくなるはずです。
2018年4月6日(金)
・2月に逗子市の誠行社で葬儀を行いました。
この会社には6種類の葬儀明細を掲載した独自のパンフレットがあり、私が行った葬儀はそのうちの1つの明細通りに行われました。
興味深かったので、帰りの際にパンフレットを頼んだところ、5部を手渡してくれました。

先日これを改めて見て、「これが近隣の葬儀社のパンフレットなら本堂のカタログスタンドに置いてもらうのだが」と考えました。
早速見本として、イヨダともう1社に手渡しました。
実現したら、法事のたびに大宣伝して、湘和スタンダードからの脱却の一助にしたいと思います。

ところで、誠行社の6種類の葬儀とは次のようなものです。
1.ご家族葬プランA    350,000円
2.ご家族葬プランB    490,000円
3.ご家族葬プランC    570,000円
4.一般葬プラン      750,000円
5.大型葬・社葬プラン   965,000円
6.火葬式プラン      200,000円
*上記金額には、消費税と火葬料金50,000円は含まれていない。
各プランには、葬儀に必要な項目は全て含まれているので、上記金額に消費税と火葬料金を加えれば、葬儀を行うことができます。
実際、2月の葬儀は、プランAの金額に追加料金なしで行われました。

このパンフレットの良いところは、葬儀に必要な全ての項目と金額が記載されていて、プラン毎の祭壇の写真も載っているので、一般の人にも非常に理解しやすくなっていることです。
こういうパンフレットを用意するには、従来とは異なる方針転換が必要で、これに成功した誠行社への依頼件数は現在右肩上がりだそうです。
私は、この良き例を西湘地区の各社が見習ってくれたらと思います。
そうなれば、湘和の葬儀との比較がしやすくなり、湘和の悲劇を無くす有力な武器になると思うからです。 

今日、「湘和がダメなわけ」という新コーナーを開きましたのでご覧ください。
2018年4月5日(木)
・今回の葬儀は、本堂での今年初めての2日葬でした。
想定していた参列者数が多く、従業員ゼロでスタッフは代表一人だけの門松葬祭がどうするかとみていたら、出棺の時には私の顔なじみが5人も集まっていました。
昨日も、供物関係で山聖社長夫妻が見えており、他の協力がなければ成り立たない門松葬祭らしい人脈を垣間見ました。

年甲斐もなく、私が良識の葬儀を立ち上げたのには理由があります。
私が蓮台寺檀徒の葬儀のことだけを考えるならば、既に完成の域に達しているので余計なことをする必要はないのですが、檀徒でない人たちの多くが馬鹿馬鹿しい葬儀を強いられていることを知った以上、黙っていられないのが私の性分で、少なくとも西湘地区には蓮台寺方式を広めようと思ったからです。

それには、ハゲタカ葬儀と対極の葬儀を実施してみせることが一番の近道で、まさしく今回の葬儀はその1つになりました。
火葬場から寺に戻り初七日忌のお経のあと解散となりましたが、参列者全員がとても良いお顔でした。
特に、葬儀明細を知っている遺族に感謝されたことは大きく、これが親族から知人へと広まっていくことが期待されます。
これによって、起業したばかりの門松葬祭は良い葬儀社として国府津・田島地区に知られるようになるでしょう。
また、参列者が良い葬儀だと思ったことは、私の通夜説法の信用度が増すことになり、そこで大宣伝したイヨダへも好影響が出るはずです。

話は戻りますが、今回の葬儀が複数の応援者の協力で行われたことに、私は今後の西湘地区の葬儀に明るい展望を見ることができました。
このような協力は必ず拡大していくだろうから、近い将来湘和スタンダードは駆逐され、良識スタンダードが定着していくことになると思うからです。
2018年4月4日(水)
・葬儀の準備をしていた門松葬祭から、「いつも使っているマイクスタンドが見当たりません。」という連絡。
念のために一緒に探したけれども見つけられず。
春の彼岸のイベントで、間違って持って行かれたと判断。
車を運転していた頃なら、直ぐにヤマダ電機に買いに行くのだけれど、今は通販に頼るしかないので、今日の通夜式には間に合わず。
すると間もなく、「イヨダさんが貸してくれることになりました。」の良い知らせ。
私が望んでいた、協力ネットワークが確かめられたのが嬉しく、これでイヨダの宣伝にも力が入ります。
そして安心してアマゾンに注文し、明日中に届くというので、それが午前中なら葬儀式に間に合います。

ここで良い機会なので、イヨダと門松葬祭についての私の考えを述べておきます。
今の私が力を入れているのは、西湘地区の葬儀を変えることです。
そのきっかけは、幾度も述べているように、49才で亡くなった男性の奥さんが、今の葬儀は弔問客が増えるほど負担が大きくなるので、25人の家族葬にしたいと申したことです。
実態調査によれば、それは真実で、多くの葬儀社が「半返し」の良き伝統を破り平然と「余分返し」のハゲタカ葬儀を行っていることが判明しました。
特に私がダメと思うのは、「湘和」です。
互助会組織があり、タウン誌で大宣伝しているせいか、西湘地区で圧倒的なシェアを持つこの葬儀社の葬儀は私からいわせれば愚行の極みです。
「おもてなし」という体裁のいい言葉を使い、面前で生寿司を握って振る舞うなどの馬鹿げたパーティー形式を葬儀に持ち込んでいて、当然「余分返し」になるので、湘和で葬儀を行い蓮台寺に墓を求めた家は、異口同音に2度と湘和は使わないと言っています。

それでも湘和のシェアが減らない理由は、それに換わる葬儀社が一般には知られていないからだと思います。
長年葬儀に携わっていた私でさえ、実態調査を本格的に行って初めて湘和のダメさがわかったくらいなので、一般の人が宣伝の行き届いた湘和になびくのも無理からぬことで、実態を知らない人たちは他の葬儀社だって変わらないという認識なのだと思います。

でも、これも何度も申したことですが、湘和に換わる葬儀社、少し前までは小田原市民葬祭、昨年からはイヨダ、そして今年からは門松葬祭が加わった蓮台寺では、湘和のシェアは実質的にゼロになっています。
したがって、少し範囲を広げた西湘地区でも、湘和に換わり得る葬儀社の存在が認知されればこの地区の葬儀地図は必ず変わるはずです。
だが問題なのは、今のところ3社以外に湘和に換わり得る葬儀社があるかの確証を私でさえ持っていないことです。

ここで本題のイヨダと門松葬祭に話を戻します。
まずはイヨダについて。
10数年前までは、私はイヨダと普通につき合っていました。
ところがある葬儀で、イヨダのスタッフが蓮台寺方式を破ってしまいました。
怒った私は、少なくとも蓮台寺本堂においてはイヨダに葬儀をさせないことを決めました。
ただし、地元葬儀社であるイヨダにはファンも多く、イヨダでなければダメという家もあったので、会館にだけは出向きました。
その間本堂の葬儀は殆どが小田原市民葬祭が行うようになりました。

私がイヨダを見直すきっかけになったのは、イヨダで葬儀を行って蓮台寺の墓を契約した家の明細を知ったことでした。
経済的に余裕のない2軒の家が、小田原市民葬祭と同程度かそれよりも低額の料金で葬儀を行ってもらっていました。
イヨダが思いやりの葬儀をしていた証です。
私は逆の例を湘和の明細から知って、湘和に不信感を抱きましたが、それと真逆の心がイヨダに対して芽生えました。
そして決定的だったのは、昨年4月に本堂で行った葬儀説明会に、葬儀社としてはイヨダだけが参加してくれたことです。
この会の趣旨は、無駄を省いた蓮台寺方式を檀徒以外にも知ってもらい、湘和スタンダードに代わる新しい標準を作り出そうとするものでした。
従って、既成の葬儀社にとって、これに参加することは、今までのやり方を少なからず変えることなので勇気がいるはずです。
実際、他にも参加を呼びかけたのですが、応じてもらえませんでした。
ただ、葬儀説明会は成功裏に終わり、イヨダ社員の説明が大好評だったこともあり、イヨダの国府津地区における信用は確実に高まりました。
それ以後、私もイヨダを優先することに決め、昨年末の大大黒の葬儀もイヨダに依頼したことによって、檀徒のイヨダに対する見方は決定的なものになりました。
イヨダは大きな会館と小さな会館を持ち、老舗ならではの葬儀用具を豊富に揃えています。
そしてなんといっても優秀なスタッフがいることが大きく、これからの西湘地区葬儀のリーダーになってもらうことを私は期待しているのです。

次に門松葬祭についてです。
私は、葬儀社には適正規模というものがあって、大きすぎてはいけないと思うようになっています。
湘和がダメになったのは、大きくなりすぎたからの弊害が出て、もう後戻りはできず、他の中小規模の葬儀社が時代に対応して変わることができても湘和にはそれができず、衰退するだけと予想しています。
だとするならば、それに代わる葬儀グループが必要になるのは必然の成り行きで、その役割の一端を担うのが門松葬祭のような新しい葬儀社だというのが私の考えです。
もし、既成の葬儀社だけで湘和に代わるとすれば、それは葬儀社の巨大化、すなわち湘和の二の舞を意味するので、どうしても新たな葬儀社の出現が必要になります。
ただ、新規に葬儀社を立ち上げるのはそれほど簡単でないことはいうまでもありません。
それを敢えて敢行した門松葬祭を助けなくては、なんのために「良識の葬儀」を造ったかが問われます。
では、どうすれば助けることができるか。
ささやかだけれど、それには私に葬儀を一任し本堂使用を希望する檀徒には、門松葬祭を優先的に紹介する、というのが私の当面の役割と考えています。
そして、今日の通夜式になりました。

今日の通夜式には、蓮台寺の檀徒でない親族が多数参列しました。
その前で私は、イヨダの大宣伝を行いました。
今の段階では、葬儀会館を持たない門松葬祭には、蓮台寺の檀徒でない家の葬儀は難しいので、当面私は、檀徒の本堂の葬儀は門松葬祭を勧め、それ以外にはイヨダを推薦するという2社両立を基本にすると決めています。
この全く異なるタイプの葬儀社が協力し合い、西湘地区の葬儀地図を変える核になってくれることが、残り少ない私の人生の最後の願いでもあります。

ちょっと長くなりましたが、我慢してお読み頂きありがとうございました。
2018年4月3日(火)
・今は境内が1年中で最も美しい時期の1つといえます。
見応えのあるのは20年前に植えた2本のしだれ桜。
丁度今が満開です。
それに合わせて、3種類の桃の木、白花、桃色花、赤花も満開で、色違いの2本の三つ叉の花も色ずんでいます。
狭い境内にはこれだけで十分ですが、水仙の名残花がそこここで咲き、石畳の両側には皆子さんによって色とりどりの鉢花がずらりと並べられています。
そして今日、山門の両側に新たな仲間が加わりました。
山梨から送られてきた桃の枝を壺に生けたのです。
これには、またも皆子さんが活躍してくれました。
私が用意した壺の汚れを目聡く見つけて刷毛で磨いてくれ、生ける作業も手伝うというよりも横取りしてくれました。
明日、明後日は本堂で通夜式と葬儀式があります。
遺族がここを葬儀場に選んだのは、花が好きだった故人が喜ぶだろうとの配慮だったので、今日加わった桃の花は、一層喜んで頂けると思います。

こんなことを書いたところに、門松葬祭から境内の写真を送ってくれました。
「この季節は蓮台寺の1年の中で好きな時期です。」のコメント付きで。
思いは誰でも同じなのです。



2018年4月2日(月)
・今朝、檀徒の訃報が入りました。
「葬儀社は?」と聞くと、既に知り合いの葬儀社によって遺体は自宅に安置されていると言うことでした。
但し、その葬儀社には蓮台寺のことが伝わっていて「葬儀はお寺と相談して決めてください。」と柔軟に対応してくれたそうです。
そこで私は直ぐに遺族に来てもらい、3つの選択肢があることを伝えました。
勿論その中には、葬儀社を変えずにその会館で行うことが入っていたのですが、遺族が選んだのは本堂を使うことでした。

夕方、遺族と門松葬祭の打ち合わせが済んだあとに枕経に行きましたが、親族の一人が、「私は1月に母の葬儀をやったばかりですが、全然金額が違います。」と驚いていました。
それに対して私は「今の葬儀が異常であって、これが普通なんです。」と応えました。
なお、金額が確定したら、この葬儀明細も公開します。
2018年4月1日(日)
・午前中、墓参りのご婦人から、自分の葬儀の時はどうすればよいかの相談を受けました。
私は先ず、互助会に加入しているかを聞き、加入していないことを確認したので、「それは良かった。それなら、万が一の時には、寺かイヨダに連絡しなさい。それだけで全てがうまくいきます。」と答え、今までの施行例を説明しました。
これに納得したのでしょう、「安心しました。息子によく伝えておきます。」と言ってご婦人は帰られました。
その家は、息子さんの仕事上、葬儀に日数をかけられないそうなので、新しいタイプの1日葬を考えたいと思います。
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事後承諾ですが、妻に水子の墓を造ることを決めて石屋にも連絡したことを話すと、「それはいいこと。」と即座に賛成してくれました。
今回頼んだのは女性の石屋。
女性の感覚でデザインしてくれるだろうと考えたからです。
これについても妻の意見は「それはいいこと。」
早速昨日の夕方石屋が現地を見に来てくれて、「他所の水子の墓は、殆どがお地蔵さんだけれど、別のものを考えてみます。」と言ってくれました。
建立するのは「ゆうの墓」の隣なので、同じコンセプトで管理するつもりです。