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2022年2月27日(日)
・知り合いが亡くなり、その家には菩提寺あるけれど、蓮台寺で葬儀をするように勧めたけれど、今回はこのままにすると断られました。

多くの人は、先祖代々の墓があれば、必ずそこに納骨されなければならないと思い込んでいるようだけれど、私はそうする必要は全くないと考えています。

昨年、2人の檀徒が先祖代々の墓があるにもかかわらず、それとは別のロッカー式墓地に納骨されました。
墓の後継者がいなくなるなどの事情があったのですが、既存の墓地に納骨するよりも負担が少ないので、私が勧めました。
これは、私に先祖代々の墓に納骨する必要はないとの基本的考えがあったからの提案でした。

この事例は、一見すると蓮台寺内の墓替えに過ぎないように見えますが、私の考えは違います。
一旦蓮台寺を離檀して、新たに蓮台寺にロッカー式墓地を契約したと考えています。
蓮台寺の離檀に対する方針は、よほどの高額でない限り墓終いの費用は寺が負担することになっていて、2軒ともこれに該当していたので、墓終いに対する負担はなく、新規にロッカー式墓地の契約料15万円と葬儀のお布施9万円と、葬儀施行費33万円の、合計57万円が、新規入檀の費用でした。

この価格は、仮に知り合いが蓮台寺で葬儀を行っても適用されます。
しかし実際は、今まで通りに葬儀を行ったので、寺へのお布施と葬儀社の支払いを合わせると3倍以上になったはずです。
昨年、3軒が他寺から蓮台寺に墓換えしましたが、こういうことを考慮したのだと思います。
2022年2月11日(金)
・2月1日に他県の檀徒の訃報が入りました。
葬儀社は病院から紹介されて決めてあるというので、後日本堂で正式な葬儀をするので、最低ランクの葬儀をするように伝え、了承されました。
私は、昨年1月に入院する前は、どこであろうと、必ず火葬場まで出向いて荼毘回向をしてきましたが、未だ要看護の身なので出かけるのに不安があったからです。

今日、その遺族が挨拶に訪れたので、費用のことを尋ねると、その葬儀社の最低ランクは40万円以上だったそうで、遺体搬送費は6万円もしたそうです。
ちなみに本堂葬儀の場合は22000円なので、お話にならない高額さです。
直ぐにその都市の葬儀社事情を調べたら、近くに「小さなお葬式」を受ける葬儀社がありませんでした。
おそらく、競合する費用のかからない葬儀社がないので、やりたい放題なのでしょう。
「もっと早く分かっていれば、本堂葬儀をお願いしたのに」というのが遺族の感想でした。

これは私にとって、新しい経験です。
新しいことには、新しい対応策を考えるのが私の習性なので、全檀徒の居住地域の葬儀社を調べ上げ、その檀徒にふさわしい葬儀社選びに取りかかります。
いざとなれば、こちらから葬儀マンを派遣するシステムを作り上げます。
2022年2月10日(木)
・昨晩から、施餓鬼経本作りを始めました。
昨日の読経会で、もっと大きい字の経本が欲しいと会員達に頼まれ引き受けたのです。

コロナ禍により、施餓鬼法要には2年続けて他寺の住職の参加はなかったので、読経会のメンバーに読経の一部を担当してもらうようになり、それがきっかけで、毎月の例会で施餓鬼のお経の練習が始まりました。

会員に配った経本は、私達僧侶が使うものをコピーしましたが、法事に使う本堂備え付けの経本の字の大きさと比べての要望でした。
字を大きくするだけなら拡大コピーすればいいのですが、体裁を考えれば、新たに原稿を作った方が、融通が利くので、約束してしまいました。

でも、これは大変な作業で、単にワープロするだけでなく、外字をたくさん作らなければならないので、相当時間がかかります。
だから、毎日書いていたこのブログも、これからは休むことがありますが、体を壊したのでなく、経本作りに精を出しているのだとご理解ください。
2022年2月9日(水)
・1月31日に紹介した女性が、今日、正式にロッカー式墓地を契約しました。
私と同世代なので、一時は新しい方式を選んだものの、割り切ることが出来なかったのでしょう。
しかし、こういうジグザグはあっても、葬儀の簡素化に並行して、墓地の簡素化も確実に進むと思っています。
2022年2月8日(火)
・まだ動きはギクシャクしているけれど、ヤマアカガエルの卵の一部がオタマジャクシになりました。
今日の夕方親ガエルが鳴いていたので、おそらく産卵です。
卵のままの卵塊も数個残っているし、だから還る池は、3月初めにはオタマジャクシでうじゃうじゃになるでしょう。

黄色クロッカスが開花し始めました。
今日数えたら、10カ所で咲いていました。
去年は植え替えないようにお願いしましたが、昨年以上に咲いてくれるか、楽しみです。

蓮台寺を代表する花のひとつ、立金花も咲き始めています。
梅も、2本の木が開花しました。
2分咲きというところでしょうか。
でも、つぼみが膨らんできている白木蓮は、まだ開花していません。
毎日見に行っているけれど、じれったいです。
それはともかく、依然として氷が張るくらいの寒さですが、境内は確実に春めいています。
2022年2月7日(月)
・今日妻は、小田原市民葬祭の巡礼会館で行われた知人の葬儀に参列しました。
「とても良かった。大成功。」が、彼女の感想でした。
彼女は本堂葬儀だけでなく、たくさんの会館葬儀を副住職として経験しているので、その言葉には重みがあります。
焼香に訪れた人も多かったので、国府津周辺の人々の葬儀社選びに影響を与える葬儀だったと思います。
2022年2月6日(日)
・朝勤行の回向で、今日は、私が住職になって最初におこなった葬儀の方の祥月命日だと分かり、当時が思い出されました。

この訃報を受けた時、直ぐに2つのことを思案しました。
1つは、葬儀料をいくらにするか。
もう1つを戒名の付け方です。
今まで通りにするつもりは毛頭無く、そうすれば、後で後悔するに決まっているので、最初が肝心と考えたのです。
そして2時間考えた末の結論が、「戒名一律」、「葬儀料一律」でした。

それから23年が経ち、内容は進化を重ねましたが、基本的な考え方は変わっておらず、この時の2時間があったからこそ、今の蓮台寺があるのだと思っています。
2022年2月5日(土)
・昨年、葬儀の後に旧来の墓地からロッカー式墓地に墓換えして納骨した家があり、今日、その一周忌法要が行われました。
墓換えしたのは直系の後継者がいなくなったためで、今日の喪主は姪が務め、他に6人の縁者が参加しました。
特殊なケースのため、私は、法要は今日の一周忌で打ち切ることを提案しました。
即答はなかったけれど、そうする雰囲気でした。
法要の後、もうこのように集まることはないだろうからと、旧墓地の抜魂式を提案して実施しました。
これでいつでも墓地の解体は可能になったので、春の彼岸までには、ここに新しい花壇が誕生します。
2022年2月4日(金)
・2月に退院して以来、私の日常生活で最も重要なのは血糖値コントロールです。
インスリンを打つ身には、なるべくインスリンの量を減らすことが大事と分かりました。
血糖値を下げるだけなら、量を増やせばいいのですが、それでは、高血糖よりも恐ろしい低血糖になる心配があるからです。
まだ昏睡状態になったことはないけれど、はじめの頃は何度も低血糖でふらふらになったことがあります。

3ヶ月後からは、食後に必ずエアロバイクを25分間こぐようになって、インスリンの量を半分に減らしても血糖値は低い状態に保てるようになり、低血糖症状も起きなくなりました。
しかし、気候が寒くなるにつれ、血糖値は上昇し始め、こぐ時間を35分に増やしても効果は上がりませんでした。

どうすれば良いか考えた末、1週間前から外で動くことにしました。
1つは境内を周回すること。
1周が約670歩なので、6周すれば、4000歩です。
つぎは、駅までの往復、その次はビバホームの往復。
両方とも4000歩くらい歩きます。
すると、バイクこぎよりも汗をかきます。
これで、血糖値が元のように安定してきました。
更に、境内で草取りをすることも効果があることが分かりました。
こちらは、歩数でなく作業時間で、2時間働くと4000歩以上の効果がありそうです。
これなら、境内もきれいになるので一石二鳥なので、当分はこれを主にします。
2022年2月3日(木)
・小田原市民葬祭の葬儀には、火葬式、一日葬、2日葬などに、全て、「オールインワン」の言葉がついています。
この内容、この値段で全てが賄えるという意味で、遺族にとってはとてもわかりやすい、安心できる表現です。
このオールインワン葬儀という言葉を使わせてもらえば、これに当てはまる代表が小さなお葬式で、蓮台寺本堂葬儀、門松葬祭と髙月想送の葬儀もオールインワン葬儀に属します。

これに対するのが「ランク付葬儀」で、
葬儀内容が異なるいくつかのランクがあって、そこから遺族に選ばせるというものです。
しかし、殆どの遺族にとって葬儀は初体験なので、確たる知識があるはずもなく、葬儀担当者の誘導で必要以上に高額を選ばされてしまうことが多いようです。

3年前に千葉県で、列席者5人だけの家族葬にもかかわらず、130万円もかけさせられた檀徒の葬儀を経験しました。
典型的なランク付葬儀でした。

最近国府津でも、同じようなことが起こったらしく、その喪主の話を聞いた知人はその葬儀社を避けて、小田原市民葬祭に依頼しました。
私が小田原市民葬祭のホームページを調べる気になったのは、そのことがきっかけです。
2022年2月2日(水)
・今朝、伊東市の檀徒の訃報が入りました。
入院前ならば、場所がどこだろうと必ず火葬に立ち会っていたのですが、未だ要看護一の身で、歩行に不安があるので、出向くのは諦めて、次のように伝えました。
「正式の葬儀は、後日、本堂で行うので、当面は火葬のみで済ませなさい。葬儀社には住職の意向だと伝えれば、そのようにしてくれるはずです。」
これは初めてのケースですが、遺族が納得すれば、これからのモデルになると思います。
2022年2月1日(火)
・昨日の女性が、娘さんと一緒に訪れました。
昨日の説明を、娘さんにも話して欲しかったからです。
特に異論も出なかったので、この女性も倶会の墓に入るつもりだったのがロッカー式墓地を契約することに決めたようで、今日も、「これで安心しました。」と言って帰られました。