12月

10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31





















2021年12月31日(金)
・今日、非檀家の家族から訃報が入りました。
非檀家ですが、万が一の場合は入檀を決めていた家です。

電話があったのは葬儀社を決めた直後で、病院が指定した搬送時刻までには余裕があったので、葬儀社を変えさせました。

自宅安置した後に挨拶に訪れた遺族に、葬儀社を変えさせた理由を、比較データを示して説明したら、感謝されました。
明らかな違いが分かっている以上、こうすることが住職の務めと思っています。
2021年12月30日(木)
・付け届けを廃止して8年になりますが、強引に始めたので会計を預かる妻には不満があったようです。
しかしこの年末に初めて、お礼を言われました。
「付け届けを止めてくれて助かったわ。」

付け届けは止めても、お歳暮を届けてくれる人の応対や檀徒作品展の差配などでてんてこ舞いで、「これで付け届けがあったら死んでしまう。」の大忙しだったからです。

私はそういう意味で廃止したのではないけれど、寺も助かっていることを知っていただきたいと思います。
2021年12月29日(水)
・先日、「葬儀社に頼むのでなく、蓮台寺独自で葬儀を行ったらどうですか。」と提案されました。
ドライアイスさえ通販で買える時代だから、物品の調達には問題が無いので、後は人材です。
しっかりした檀徒組織がある蓮台寺は、手伝う人は充分いるので、核になるひとりがいれば理屈上は可能です。
そのひとりも、檀家筋に熟達した葬儀マンだった人がいるので、彼に頼めばどうにかなりそうです。

でも最近は、葬儀が30件を超す事が多くなっているので、毎回彼にお出まししてもらうことなど不可能です。
彼の都合がつかないときは、従来通りにするしかないので、それでは、同じ檀徒の葬儀で、ばらつきが出てしまいます。

だから、一見すると良いアイディアに見える、「自分たち葬」もそんなに容易ではありません。
その上今の蓮台寺には、担当する2社が今までで最も評価できる良質の葬儀を行っているので、その域に達するのは、これまた容易ではありません。

ということで、直ぐに「自分たち葬」に切り替える気は無いけれど、2社の両方が担当できなくなった最悪の場合の安全ネットとして、他社に頼むよりも「自分たち葬」を選びたいので、準備だけはしておこうと思い始めています。
2021年12月28日(火)
・私は葬儀の時に、人数分の経本を作って一緒に読んでもらっています。
今年作った経本の数は最大でも20部なので、列席者はそれ以下だったことになり、殆どが10人前後でした。

今年最後の葬儀は葬儀会館で行われましたが、出席者は親族だけの9人で、その人数の割には式場は広く、最小の祭壇を使ったので物寂しい感じでした。
それでも葬儀社に支払った費用は返礼品と食事抜きで689700円と、蓮台寺の葬儀としては特別に高額でした。
ちなみに、本堂葬儀だったら、342000円で済みました。

施主に、「家族だけだったら、自宅葬でも良かったのに。そうすれば半額で済んだのに。」と申しますと、「出来なくはないけれど。」と応えましたが、頭から、「葬儀は会館でやるもの。」と思い込んでいたようです。

おそらく、殆どの人は同じように思っているのでしょう。
でも、親族だけならば、見栄を張る相手はなく、わざわざ会館に出向いて、物寂しい葬儀をする必要など無いのです。
私の経験では、どんなに狭くとも棺を置くスペースさえあれば、心温まる葬儀は可能です。

勿論、人それぞれなので、葬儀にお金をかけたいという人もいるかも知れませんが、これも私の経験ですが、それは極々少数で、今回の喪主も大変後悔していました。

こういうことが起こる最大の原因は、「情報不足」です。
ある意味、こういう情報不足の上に乗っかって葬儀業界の利益は生み出されています。
これは不健全です。
少なくとも、蓮台寺の檀徒からは、この不健全を一掃し、他にも広めていく覚悟です。
2021年12月27日(月)
・今日、髙月想送の代表が訪れました。
目的は、ゆうの墓への納骨で、これがゆうの墓の有料納骨の最初になりました。
納骨料は2万円で、納骨場所を探している方でご希望の方には、同じ価格で引き受けることにします。
過去帳に、戒名を付けて記載し、祥月命日には毎年50年間、ご供養をするシステムです。

納骨が済んだ後の会話で、本堂葬儀の難点が解決する光明が見えてきました。
難点とは、髙月想送と門松葬祭は個人の葬儀社なので、2社ともが不都合な場合もあり得ることです。
それが、髙月想送を介してなら、複数の社員を擁する中堅の葬儀社が本堂葬儀を引き受けてくれそうなのです。
年が明けたら、その葬儀社と話し合って、合意できれば、本堂葬儀は盤石になります。
2021年12月26日(日)
・午後、今年最後の法事がありました。
この家は、今年になって実質的には唯一の会館葬儀を選びました。
本堂葬儀の2倍の費用がかかったにもかかわらずにそうしたのは、昨年郵送した葬儀パンフレットを読んでいなかったからです。
葬儀担当者に菩提寺の名前を聞かれて即答できずに、家に帰って確認したというくらいですから。
後で私の話を聞いてとても後悔していましたが、今日本堂に置いた「サンサン本堂1日葬」のパンフレットを手にして、「今度はまず最初に必ずお寺さんに連絡します。」と申していましたので、もうこの家は2度と同じ轍は踏まないので大丈夫です。
2021年12月25日(土)
・暮れの墓参が始まっています。
折角だから、「サンサン1日葬」を広めようと、3つ折りパンフレットを作りました。
33万円の金額は、ネット葬儀なら同程度がいくらでもありますが、エレベーター会館の葬儀に比べれば破格です。
つい最近も知り合いが、返礼品と食事抜きの2日葬で100万円以上支払ったそうです。
サンサン葬儀なら、2日葬でも40万円以下です。

これが当たり前になっている地域なので、パンフレットを山門の下に置いて、持ち帰ってもらえば、必ず変化が起こると確信するのです。
墓参の折には、是非ご覧ください。
2021年12月24日(金)
・今日妻が、墓参の人に「このお寺の檀家さんは団結力がありますね。」と言われたそうです。
妻はその人が新檀徒か、単に知り合いの墓参りに来た人かは分からなかったそうで、また蓮台寺のどこを見てそう思ったのかも不明ですが、私には思い当たることがあるので、そういう見方をしてくれる人がいることを嬉しく思いました。

明日から、蓮台寺ホール改め石友ホールで第20回の檀徒作品展が開かれます。
その準備に朝から夕方まで数人の人がホールに詰めてくれました。
もしかしたら、その様子を見て、団結力という言葉が出たのかも知れません。
作品展を始めた頃は私も深く関わっていましたが、今は芳名帳を用意するくらいしかせず一切を妻が取り仕切っているので、団結力は妻のお陰だと思います。
2021年12月23日(木)
・今日、今年最後の入檀手続きを行いました。
訪れたのは、老夫婦と息子さんでした。
今までの多くは、お年より夫婦だけのことが多く、私が説明したことが若い人に伝わらずにいて、いざという場合に大いなる無駄をすることがあったのですが、今日は息子さんがいろいろ質問をして本堂葬儀を確信して帰られました。
今日を参考にして、これからの入檀には、必ず若い人に同席してもらうことにします。
そうすれば、蓮台寺からは、葬儀不幸は起こらなくなります。
2021年12月22日(水)
・今年度改定した本堂葬儀では、1日葬のセット価格は32万円でしたが、その中にお別れ花は含まれていませんでした。
しかし、今年度の本堂葬儀の全てで、オプションとして注文されたので、来年からはセット価格を33万円とし、お別れ花を標準仕様にすることにしました。

供花としては、籠花が少なくなり、最後の方は鉢花だけになりましたが、それを調達したのは殆どが葬儀社でした。
しかしこれは、遺族が直接花店から購入して価格を抑えるという趣旨と違って、葬儀社の負担だけが増すことが分かりました。
だから来年からは、供花を望むのであれば、遺族が自ら調達し、それが出来ないのなら飾らないことにしようと思います。
それでも、本堂の荘厳はどこの会館の祭壇よりも立派なので、問題はありません。

なお、丁度33万円の1日葬になるので、これを「33(サンサン)の1日葬」と名付けて、はやり言葉にしようと思い、今日、早速LINEに発表しました。
この単純な言葉なら、蓮台寺の檀徒でなくても葬儀社を選べば、「サンサンの1日葬」が可能なことが分かってもらえると思いつきました。
2021年12月21日(火)
・年末に本堂で開くよろず相談では、次のパンフレットを配ることにし、これを拡大して、掲示板に貼ろうと思います。
檀徒でない墓参の人も見て、何かを感じてくれればと思います。



2021年12月20日(月)
・今日、倶会の墓への納骨を行いました。
この墓は、5寸の骨壺を納めるロッカー式個別墓と合祀墓から成っていて、火葬場で7寸の骨壺に収めた遺骨の一部を5寸の骨壺に収め、残りは前もって合祀墓に納めるという構造で、2年後に個別墓の遺骨も合祀するという前提で造られています。

今日の遺骨は、全部を骨壺から骨袋に移したところ、個別墓にぴったりと納まりました。
遺族の同意を得たので、そのまま2年間、個別墓に納めることにしました。

ロッカー式墓地は、地上1メートル以上の高さにあるので、短期間で骨袋が傷む心配がありません。
だから、骨壺の代わりに骨袋を使えば、ロッカー式墓地の利用幅が広がる可能性が出てきます。
例えば、骨壺なら2体しか入らないスペースに骨袋なら4体以上納められるかも知れませんし、一諸堂に合祀する遺骨の一部を骨壺に収めれば、10代以上の先祖代々の遺骨を1カ所で拝むことが可能になります。
今日の骨袋は、市販の、さらし布製でしたが、耐久性があるおしゃれな布を探そうと思います。
2021年12月19日(日)
・暮れも押し詰まってきましたが、今年は、蓮台寺始まって以来初めての通夜式のない1年になりそうです。
これは、葬儀が小型化したからで、通夜式を行ったとしても、葬儀式と同じメンバーしか列席しないのなら、通夜式は省こうというのが蓮台寺の方針だからです。

葬儀だけでなく、墓も小型化しました。
今年は9軒が新しく入檀しましたが、全てがロッカー式でした。
そして、ロッカー式以上に簡素な倶会の墓には7人の遺骨がすでに納骨され、明日は旧墓地を墓終いして倶会の墓への納骨式が行われます。

ロッカー式墓地と倶会の墓の建設は、特別な理念があったのではなく、それを望む人がいることを知って造っただけですが、私の予想をはるかに超えたスピードで人々の意識は変化していることを痛感しています。

2021年12月18日(土)
・今日、ケータリング業者が挨拶に訪れました。
「仕事が減って大変でしょう。」と尋ねると、「お弁当が増えていますので。」と応え「今は忌中払いが無くなり、殆どが火葬場弁当になっています。住職さんが言われたとおりになりましたね。」

10年くらい前に、旧来の忌中払いを止めて、代わりに蓮台寺特製弁当を作ってもらったことを指したのです。
その頃既に都会では、火葬場弁当が増えていたようですが、特製弁当を作ってまで徹底したことは他にはなかったのです。
それ以後、蓮台寺の葬儀は必ず、その特製弁当を使うようになりました。
ただし現在は、もっと簡便に、千円前後のコンビニ弁当やおにぎりが使われるようになっています。

私はついでに、新たな予言を伝えました。
「葬儀規模が縮小化している今、エレベータ付き会館の葬儀に替わって、コンビニ規模の会館葬儀と自宅葬が主流になりますよ。」
この予言は私が死んだ後、「そういえば蓮台寺の住職が言っていたとおりになったね。」となるかも知れませんが、時代は確実にその方向に向かっていきます。
2021年12月17日(金)
・小田原の葬儀社が東京で葬儀をしたときに、区に書類を出しに行ったら、何故遺族が来ないのかと不審がられたそうです。
全国ネットの「小さなお葬式」に、「手続き代行」が標準仕様になっているので、これは全国的に葬儀社の仕事になっていると思っていましたが、そうではなさそうです。
それならば、蓮台寺の檀徒にも特別の場合には、自分たちで市役所に行ってもらうことも「有り」だと思いました。
どうしてこんなことを考えたかというと、協力2社の両方ともが引き受け不可能な場合の対策を考えているからです。
2社以外の複数の葬儀社にも協力を依頼したのですが、本堂葬儀は特殊すぎるらしく、全てに断られたので、この線は断念して、自分たちでどうにかしようと方針転換したのです。

手続きの目処がついた今、火葬場の予約がスムーズに出来れば、他のことはどうにかなりそうなので、現在この点を模索中です。
とにかく、アマゾンで、ドライアイスまでも買える時代に突入しているので、この安全ネット構築は不可能でないと考えています。
2021年12月16日(木)
・昨日書いたように、境内の水仙と千両を切り取って甲府まで墓参りに行ってきました。
行きは山梨の教え子が車で迎えに来てくれて、帰りは八王子の教え子が回り道して送ってくれました。
妻も同伴して、墓前で一緒に読経しました。

妻は、私と結婚して一番良かったのは山梨で生活できたことというくらいに、山梨が気に入っています。
だから、妻も一緒にどうですかの教え子の勧めに、二つ返事で応諾しました。

今年の1月、妻の的確な判断がなかったならば、私は確実に死んでいました。
だから、彼女は私の命の恩人なのです。
今日の1日は私が生きていたからこそ実現したと、妻は大喜びしてくれました。
これで、少しは恩返しが出来たと思いましたが、私には教え子達が一役買ってくれたことが何よりも嬉しく、冥土の土産たるべき日になりました。
2021年12月15日(水)
・明日、お世話になった先輩教授の墓参りに甲府に行くことになりました。
お供え花をこちらで買うか、現地で買うかを考えているうちに、境内に咲く花を持っていくことを思いつきました。
ヒントは、先日妻の友人が、自宅に咲いている花だけで墓参りしたことです。
今朝、境内を見回ったら、お供え花に使えそうなのは水仙だけでしたが、4種類もあったし、これに千両を加えれば充分だと思いました。
ただし、水仙の切り花がしおれずにいる時間が分からなかったので、水につけて確かめたところ、8時間以上経った夕方にも生き生きしていたので、明日は起きたら直ぐに用意します。
2021年12月14日(火)
・糖尿病の対策に、毎食後25分間エアロバイクをこいでいます。
これが功を奏したのか、インスリンの量を減らしても血糖値は安定していましたが、つい最近はやや高くなっています。
理由を考えたら、同じ運動量でも、気温が低くなったために、汗をかかなくなっていることに気がつきました。
それならばと、今日の夕食後には一時間こいでみました。
それでも、今までのようには汗をかきません。
明日の朝、血糖値を測って高かったら、運動量よりも汗の量が効くという仮説が成り立ちそうです。
勿論、一回だけで結論を出すのは早計すぎるので、何回か試すつもりです。
10年前に買ったエアロバイクですが、3日坊主で眠っていたけれど、今は命に関わることなので、必死にこいでいます。
2021年12月13日(月)
・今日、入檀の申し込みがありました。
他寺に墓地の区画を確保しているけれど、知人に勧められて寺換えを決めたそうです。
その知人とは、4年前に入檀した2人の檀徒で、そのうちの1人は既に葬儀を経験しています。
良い葬儀をすれば、檀徒が増える実例が、又1つ加わりました。
2021年12月12日(日)
・昨日法事があり、その説法の中で、ゆうの墓への有縁者納骨の有料化を発表しました。
その家は会社を経営していて、従業員が多数いるので、中には遺骨を抱えている人がいることを考慮したからです。
「確かにいるかも知れません。でも2万円は安すぎるからせめて5万円にしたら。」と喪主に言われました。
喪主の知っている寺は、永代供養料が35万円だということです。
「でも、驚かすのが蓮台寺のやり方なので。」と応えましたが、今はこの値段でも驚かなくなっている時代になっているようにも思います。
1万円でも良かったのですが、それでは納骨を軽く見過ぎる気がしたので止めましたが、相手次第では柔軟に対応するつもりです。
2021年12月11日(土)
・蓮台寺には、墓終いが決まっている墓地が3基あります。
広さは、2坪墓地が1基、1坪墓地が2基です。
このうち2坪墓地と1坪墓地1基は階段上にあります。

昨日、その解体見積もりが石材店2社から出そろいました。
低額の方は、3基合わせて40万円でした。
階段上の2基は費用が余計かかるはずなのに、この価格で収まりました。
別途依頼している土木業者の見積もりはまだですが、高くても3基を40万円で墓終いできることは確定しました。
「墓終いにはいくらかかるか分からない。」という不安の声を聞きますが、濡れ手に粟が介在しない限り、この程度で済むことをご承知ください。

2021年12月10日(金)
・今日、髙月想送から電話があり、これから火葬する人の永代供養を頼まれました。
ゆうの墓へ納骨しますが、無縁者でないので、納骨料をいただきます。
これが、ゆうの墓を有料化してからの第一号の納骨となります。

先日、アイセメモリアル神奈川という葬儀社に、本堂葬儀の依頼メールをしたところ、寺院葬儀は行っていないとの断りメールが届きました。
髙月想送は、この葬儀社と知り合いなので、話し合いの仲立ちを頼みました。
本堂葬儀のことはさておいて、会って話せば何かが生まれる気がするので期待です。

2021年12月9日(木)
・初めての試みとして、今月の28日、29日、30日の3日間に、「よろず相談」を開くことにしました。
墓参の多い時なので、檀徒だけでなく、親戚や知り合いも対象に、墓地や葬儀の相談に乗ろうと思います。
また、負担が少ない永代供養のシステムを作ったので、遺骨を抱えている人たちの相談を受けるつもりです。
更に最近、ご祈祷を頼まれたので、同じような人がいたなら対応するつもりです。
このように、いろいろな相談を受けようとするので「よろず」を使いました。
年末・正月以外に墓参が多いのは、春と秋の彼岸、お盆なので、このときにも開いていこうと思います。
続けていけば、「蓮台寺に相談すればなんとかなる。」ことが知られて、変化は必ず起こると思っています。
2021年12月8日(水)
・今日、土木工事に来た業者に、墓の解体の見積もりを依頼しました。
墓地建設なら専門職の石屋でなければならないけれど、解体なら土建業でも出来るはずだからです。
早速見積もってくれることになり、2軒の石屋にも依頼してあるので、出そろったら工事を開始します
2021年12月7日(火)
・今日、ロッカー式墓地を契約している夫婦が相談に来ました。
相談内容は2つでした。
1つは嫁ぎ先の菩提寺に納骨してある娘さんの遺骨を分骨して納めたいということだったので了承しました。
もう1つは事情により、ロッカー式墓地をもう1基契約したいということだったので、これも了承しました。
今までに、ロッカー式墓地を複数契約する事は無かったけれど、従来の墓地に比べれば契約料はずっと安く、墓終いも簡単なので、これが知れれば、後に続く家が出てくるような気がします。

ついでに、納骨場所に困っている遺骨を引き受ける新方針を説明したら、早速、該当する姉に話してみると言うことでした。
葬儀に300万円以上かかってしまい、墓を求める余裕がなかったそうです。
私はこれも葬儀不幸だと思います。
「とにかく、相談に来てみなさい。この寺に希望する墓がなければ、新しく希望に添うような墓を造ってもいいですから。」
これが、今の私の覚悟です。
2021年12月6日(月)
・4年前に、膵臓癌で余命半年と告知された檀徒でない女性が「私、まだ生きたいから」と言って、ご祈祷を頼みに来ました。
今年その女性が突然現れて、「私まだ生きています。」と元気な姿を見せてくれました。
抗癌剤治療の影響らしく、頭は坊主くりでしたが、とても明るい表情でした。
おそらく彼女は、ご祈祷のお陰と信じているのでしょう。

今日、見知らぬ女性から封書が届きました。
この方も癌で余命を宣告され、お札を望んでいて、返信用の封筒が同封されていました。
明日、この方にも、膵臓癌の女性の話を添えて、お札を送ります。

2021年12月5日(日)
・早速今日、倶会の墓を建設した石屋に来てもらって、卒塔婆立てを注文しました。
ついでに、墓終いの見積もりを依頼しました。
こちらは、数軒の石屋の相見積もりにします。
おそらくこれからは、墓地建設よりも墓終いの仕事が多くなりそうなので、この仕事に向く石屋を確定しておこうと思います。
2021年12月4日(土)
・今日、倶会の墓納骨者の1周忌法要を行いました。
卒塔婆を頼まれましたが、この墓での法要は想定していなかったので、卒塔婆立ては作らなかったのでお断りしました。
しかし、3回忌法要を行うそうなので、それまでには作っておこうと思います。

倶会の墓への納骨者は去年までの2年間で3人でしたが、今年1年だけで8人になっていて、葬儀だけでなく、墓の考え方も簡素化に急変しているように思います。
なお、今まで無縁者に限って無料で納骨を引き受けていたゆうの墓を有料にして、有縁者も引き受けることにしました。
それに伴い、葬儀と納骨をセットにした「ゆうの墓葬儀」を始めます。
こちらの利用も増えそうです。
2021年12月3日(金)
・先日、営業に来た仏具商の社員が、最近はネットで買えるので位牌の売れ行きが激減したとこぼしていましたが、位牌どころでなく、棺や骨壺など、葬儀用品一式までが売り出される時代になっています。
目的は違いますが、私も棺を購入したことがありますし、骨壺は七寸、六寸、五寸を通販で買いそろえてあります。
おそらく、葬儀に必要な「物品」は葬儀社を通さずとも全て通販で手に入るはずです。
又自分で調達すれば、自分にとって必要な物品だけを購入するので、無駄がありません。

そこで、蓮台寺の本堂葬儀を考えてみました。
式場としては本堂が、安置室としては客殿があるので、欠けているのはそれらを動かすマンパワーで、今は葬儀マンがその役割を担っていますが、そのうちどれが自分たちで出来て、どれが出来ないかを定めれば、葬儀の新スタイルが生まれるはずです。
幸い蓮台寺には、優秀な役員組織があるので、その協力を得て、近い将来、必ず実現させようと思います。
2021年12月2日(木)
・昨日、書類を整理していたら、その中に、火葬場と式場が併設している茅ヶ崎斎場で行った2年前の葬儀明細を見つけました。
門松葬祭が遺族に宛てたもので、立て替え分を含めて、311,800円の請求になっていました。
立て替え分11,800円は昼食代6人分で、30万円がセット料金でした。
私の記憶では参列者は家族5人で、生花が2基飾られていました。
通常では生花はセットに含まれないのですが、霊柩車を使わなかった代わりに用意されたようです。

茅ヶ崎祭場は市街地から離れているので、弔問客が多い場合は不便とも考えられますが、火葬に必ず立ち会う親族だけの葬儀ならば最善の会場と言えます。
また、葬儀会場を持たないけれど良質で低価格の葬儀を行う葬儀社が施行できるのもこの斎場の利点です。
このときは茅ヶ崎市民だったので、火葬料は無料で、式場使用料が20,560円なので、全費用は
332,360円でした。

なお、茅ヶ崎祭場を他市町の住民が利用する場合は、火葬料金が8万円、式場使用料が41,140円、合計で121,140円かかります。
仮に、小田原市民が茅ヶ崎祭場を利用した場合、セット料金32万円の良識の葬儀グループが担当すれば、距離的な追加料金が多少発生したとしても、総費用は確実に45万円以下になります。
従って、小田原市民にとって、イヨダで葬儀を行うよりも、費用は15万円以上安くなります。
これは思いついたばかりですが、妙案だと思うので、早速具体的な仕様作成に取りかかります。
2021年12月1日(水)
・通夜式を復活させるには、その方が1日葬よりも遺族の負担が軽くなるようにしなければなりません。
そこで、弔問客が50人以上ならば、確実に負担が軽くなるようなガイドラインを作ることにしました。

まず、通夜式を行うと増える支出は次の3つです。
1.葬儀社への追加支払い
2.返礼品代
3.通夜料理代
一方収入が増える原資は香典です。
次にその収支を計算してみます。
弔問客が50人の場合、香典収入がひとり5千円とすると25万円になります。
蓮台寺は半返しの方針なので返礼品は1人当たり2500円にすれば、この支出は125000円です。
蓮台寺の方針として、一般の弔問客には料理を振る舞わないので、残りの125000円を通夜料理と葬儀社への支払いに当てればよいことになります。
まず通夜料理ですが、親族だけなので見栄を張らなくて済むので、500円の助六弁当で十分と考えれば、20人分として1万円で済みます。
残りの115000円から葬儀社への追加費用に当てればよいので、十分に余る計算になります。
この事を文書で示せば、遺族を説得でき、通夜式が復活すると思っています。
アクセスカウンター
アクセスカウンター