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2020年7月31日(金)
・今日、私が知らない石材店の営業ウーマンが訪れました。
こういう場合、必ずしも話を聞くのではないけれど、葬儀業界と同じく石材業界も変わり目なので、もしかして新ビジョンを持っているのかと思い、本堂に上がってもらいました。

新しいことと言えば、墓誌の戒名彫りを2万円で引き受けることくらいでしたが、この金額はこの近辺では格安なので、これからはここに頼むことにします。
費用を負担するのは、檀徒なので、これは大きな変化になります。

蓮台寺の墓地事情を説明すると、既に建設されているロッカー式墓地を自分たちならいくらで出来るか見積もらせて欲しいというので、了承しました。
これも格安なら、これからは、蓮台寺にとって有力な石材店になります。

どんどん石材店が閉店している中で、生き残りをかけて、こういう営業を始めたのかも知れません。
持参した3つ折りパンフレットも、私が作ったゴタゴタしたものと違って、コンパクトですっきりしていて参考になりました。
見積もりが出れば、この石材店の姿勢が分かります。
ひょっとすると、今日は良い出会いだったかも知れません。
2020年7月30日(木)
・昨夜のニュースで、オーストラリアで新型コロナウイルスの感染拡大が新たに始まったそうです。
ニュースの中で、現地の医師が気になることを言っていました。
拡大が始まったのは、オーストラリアが冬を迎えたからで、このウイルスは湿度が1%減ると、感染は6%増えるそうです。
初めて聞く説で、そのままを信用するのではないけれど、可能性はゼロとは思えないのが心配です。
湿度が影響するかはともかく、日本のインフルエンザの死亡者数が、冬が夏の100倍に達していることを見れば、そういう季節性要素を新型コロナウイルスが持っているとすると、この冬は大変なことになると思うからです。

現在、陽性者数が最高値を更新中にもかかわらず、まだ死亡者数が低いのは、感染者の多くが若い人だからと言われています。
その理由として、若い人は重症化せず、殆どが無症状で済むと言うのが定説化しています。
しかし、新型ウイルスが蔓延してからまだ半年しか経っていないので、「季節性」については検証されていないので、その可能性も否定できません。
若者が軽症化で済んでいるのは、今は夏だからかも知れないからで、オーストラリアがその可能性を示しています。

この説が正しいかそうではないかは、データを蓄積している行政はとっくに判断していて、私の危惧は不必要として何も手を打っていないのかも知れません。
そうであることを切に願うばかりです。
2020年7月29日(水)
・今日、他寺を離檀することは了承されたけれど、三体の遺骨は引き取れないと言われたので、永代供養してくれないかとの申し出がありました。
こういう場合今までは、三体が納骨できる家族墓を契約してもらいましたが、その家は墓にお金をかけられないというので困りました。

蓮台寺には合祀墓・一諸堂がありますが、それは檀徒のためだけのもので、「無料」を原則としていて、非檀徒の遺骨は引き受けたことはありません。
有料にすれば、設立趣旨に反するし、無料にすれば、希望者が殺到して遺骨の捨て場所になってしまう恐れがあるからです。

そこで私はその家に、「イオンの墓」を紹介しました。
そこならば、低料金で永代供養してもらえるからです。
ただし、折角の縁なので、ロッカー式墓地の契約を提案してみました。
ここには2つの骨壺しか納骨できないけれど、工夫をすれば上手く納めることが出来るはずです。
これならば、家族墓を契約するのと同じになります。

「今日は決めずによく考えてから返事をください。」と帰っていただきましたが、「絶対に、ロッカー式を選ぶわよ。」とは、墓を案内した妻の見立てです。
どんな場合にも対応できるシステムを作り上げたつもりでしたが、妻の言う通りになったなら、また新しく、予期していなかった事例が出来ることになります。
2020年7月28日(火)


・上図は月別インフルエンザの死亡者数で、寒い時期に集中していることが分かります。
専門家は、この原因を解明しているのでしょうが、私はそれを知りません。
ただ私が心配するのは、新型コロナウイルスが同じような傾向を持つならば、この冬には今までよりも死亡者が圧倒的に多くなるのではないかということです。
今は、感染者数が過去最高を更新中にもかかわらず、死亡者が殆どいないのは夏だからも知れません。
コロナ対策が迷走している中、自分を守るのは自分だけしかないと覚悟を決めねばなりませんが、もしかしたら冬にはもっと酷くなることも覚悟しておいた方がよさそうです。
2020年7月25日(土)
・今日、今年10軒目の入檀が決まりました。
他所で葬儀を行った家ですが、事情を考慮して引き受けました。
入檀制限するのは私の思い上がりと思うこともあったので、これからは制限を緩めることにします。
これで空いている墓地は32基なので、2年後には全て契約されてしまいそうだけれど、それは致し方のないことだと考えを改めました。
例えば、藤沢市の大庭台霊園は全ての墓地が埋まり、空き墓地を順番待ちしているそうなので、蓮台寺もそれに習えばいいと思います。
但し、墓地が空くまでの間、遺骨を預かるシステムはきちんと作ります。

こういう考えに立てば、今は倶会の墓に限っている「墓地とセットにした葬儀」を他の墓地にも適用出来るので、早速プランを考えようと思います。
2020年7月23日(木)
・今日、新檀家から新盆はどうしたらよいかの相談を受けました。
「特に決まりは無く、最も簡単なのは普段通りにして、何もしないことです。もし盆飾りをしたいなら葬儀社に相談しなさい。」とグループの葬儀社を紹介しました。
そして「その葬儀社は、私の考えを熟知していて、決して無駄を勧めないので安心です。」の言葉を添えました。

この言葉を添えたのは、今の葬儀業界が油断も隙も無い狡猾な面を持っているからです。
この家のように、殆どの家は仏事に関しては無知で、特別なことをしなければ、亡くなった方に申し訳ないという思いがあります。
しかし本来の仏教の教えでは、死者はすべからく成仏するのだから、此岸の人間が何もせずとも幸せなのです。
そうであるにもかかわらず、こうすべきです、ああすべきですと、相手の無知につけ込んで、無駄な物品をたくさん揃えさせるのが今時の優秀な葬儀マンなのだと思います。
そういう思いがあったので、上述の言葉を付け加えたのです。

葬儀においても、相手の無知につけ込んで無駄なオプションを勧めるのが今の葬儀業界では横行しています。
昨年、我孫子の葬儀社が、湯潅とエンバーミングを合わせて40万円、そしてお別れの際の生演奏で7万円の無駄を言いくるめてしまったのがよい例です。
葬儀社だけでなく、あってもなくてもよい戒名に法外な値段を付けているのも、無知につけ込んだ悪しき寺商法です。

しかし、今は情報が飛び交う時代になり、偽情報に踊らされることもあるけれど、真実を知る人は増えて行くであろうから、間もなく仏事の世界も激変すると思います。
2020年7月21日(火)
・入檀制限した昨年でも22軒が入檀し、今年も既に9軒の入檀がありました。
いろいろ理由はありますが、一番大きいのは他寺とは葬儀の有り様が根本的に違うからです。

昨年蓮台寺では32軒の葬儀がありましたが、そのうち湘和の葬儀は1軒だけ。
今年は18軒の葬儀があり、湘和の葬儀は1軒だけです。
西湘地区で湘和の葬儀が6割を占めるのとは大違いです。
代わりに蓮台寺では、本堂葬儀が6割です。
圧倒的に本堂葬儀がよい(費用は半分以下で済み、内容もよい)からで、まだこのことが檀徒に完全に知られていないけれど、知れるにつれて割合はもっと増えるはずです。
湘和に代表される今のダメ葬儀は、代わりが現れればもろいという善い証拠です。

このままでは、寺は消えて無くなります。
消える前に、いくつかの寺は蓮台寺を見習うでしょう。
それが湘和的葬儀を壊す力になるはずです。

2020年7月12日(日)
・昨日の湘和の明細から、西湘地区の殆どの葬儀社のホームページに葬儀費用が明記されていない理由が分かりました。
オプションで上乗せして儲けようとする魂胆を捨てきれないからです。

だから、葬儀社を選ぶに際してはホームページを見て、費用が明記されているかで判断するのがよいと思います。
その費用は、これで十分に葬儀ができるという数字になっているので、たとえオプションを勧められても、断ることが出来ます。
それに対して、費用が明記されていない場合は、基準が分からないので、実際には不必要なオプションをあたかも必要なように言いくるめられて上乗せさせられる危険性があります。
昨日の明細や我孫子の葬儀がよい例で、むしろ、業者はそれが狙い目なのです。

と言うわけで、ホームページを見れば、信用できる葬儀社とそうでない葬儀社が簡単に見分けがつきます。
私が知る限りでは、この地区で信用できる葬儀社は
市兵衛
小田原市民葬祭

秦野では
十一番

です。
勿論、
湘和はダメです。
2020年7月11日(土)
・今日、先月半ばに湘和で行った葬儀明細書が届きました。
一日葬なのに、セレモニー費用だけで、
1,131,312円もかかりました。
私が想像するに、腕っこきの見積もり担当者に言いくるめられて、無駄なオプションを上積みされてしまったのです。
こういったことは、大手葬儀社ほど起こるような気がします。
そこで新たな商売を思いつきました。
遺族に付き添って見積もり相談に加わる仕事です。
無駄を省けば、湘和の基準に照らしても、上述の金額は多くとも6割くらいに納められるはずです。
そうなれば、遺族の負担は45万円も軽くなります。
だから手間賃が10万円でも、遺族にとっては大助かりです。

今日の明細を見れば、そういう相談者が必要なほど、湘和はダメな葬儀社です。

2020年7月9日(木)
ロッカー式墓地に納骨するには骨壺の大きさを変える必要があるので、その骨壺は私がインターネット業者から取り寄せてきました。
その業者がごく最近(多分数日前に)、「葬儀セット」の販売を始めました。
棺、骨壺、骨箱、骨覆い、骨箸の5点セットです。
セット価格は、税込み30800円で、これだけ揃えれば、葬儀業者の手を借りずに自分で葬儀を行えると謳っています。
これが商品化されたのは、既に需要があるからでしょう。
(ただし、棺搬送をどうするかなどが私には分かりません。)
少し前には1日葬など滅多になく、まして火葬式などあり得ないことだったのに、今はそれが当たり前になっているので、更に葬儀は簡略化し、この種の「自分葬」が一定の位置を占める可能性は大いにあると思います。
ともかく、今日の広告を見たときには、「葬儀はとうとうここまできたか。」と驚きました。

2020年7月7日(火)
・今日はとても疲れました。
朝の5時前に起きて、葬儀の準備などの仕事をし続け、11時から葬儀を行ったのですが、それで疲れたのではなく、葬儀が終わるまで上手くいくかと神経が張り詰めていたからです。
しかし終わってみれば、私が思っていた以上の出来で、今はほっとして虚脱状態に陥っています。
私が心配したのは2点です。
1つは、初めて本堂葬儀を行う原香栄堂がどのような葬儀を行うかで、もう1つは約束通り、門松葬祭と同じ内容を同じ価格で実施してくれるかです。
出棺の時には強い雨に見舞われたけれど、スタッフが機転を利かせてくれましたし、棺は布張り、骨壺は模様入りを使ってくれました。
喪主に尋ねたところ、見積価格も約束通りだったそうです。
今回のよいところは、経営トップが見積もりを了承し、現場で働いてくれたことです。
点数を付ければ、100点満点で120点を付けたいくらいでした。
今回だけの特別サービスなのか、これからも続けてもらえるのかは分かりませんが、経営トップの判断だったことなので、私は大いに期待しています。

2020年7月4日(土)
・小田原とはこの程度の街なのです。

https://ameblo.jp/enejim/entry-12600143200.html

2020年7月3日(金)
・数日前、「お坊さんのいないお葬式」という文言のTVコマーシャルを見ました。
はじめは意見広告かと思ったけれど、2回目を見たときにはちょっと様子が変だと思ったのでインターネットで調べたら、新しいネット葬儀の名称と分かりました。
ずいぶんとよい名前を付けたものです。
これなら絶対に他と区別化できます。

今年の2月に名古屋で設立されたばかりですが、TVコマーシャルを出すことができるのだから、順調に利益を上げているのかも知れません。
ただ、内容を調べると、次の理由で将来性には疑問を持ちました。

1.最低価格が他のネット葬儀よりも高額。
2.従来の葬儀とは異なる独自のプランがあるようだけれど、それは直ぐに真似されて独自性を失う恐れがある。

そうなれば、選ぶ側は実質(価格)を重んじるだろうから、その人たちにとってこのグループの取り柄はなくなるように思います。
勿論、そういうことは織り込み済みとは思いますが、このグループのこれからにとても興味があります。