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2020年3月31日(火)
・今日の0:40に枕元の電話に起こされました。
檀徒の訃報でした。
半月前、万が一の場合の対応を相談されたので、「どんなに夜遅くてもよいから寺に第一報を。」と伝えた通りになりました。
直ぐに、霊柩会社に連絡し、2:30に遺体が寺に搬送され、付き添った家族と門松葬祭を交えて話し合った結果、4/2に一日葬を行うことになり、火葬場の予約を取りました。

全員が帰った後3:10に再び就寝しましたが、朝、またも訃報で起こされました。
この家も本堂での一日葬を希望されたので、同じ手配をして遺体を寺の別の部屋に安置しました。
同時に2体を寺に安置したのは今回が初めてではなく、妻の記憶では3回目です。
こちらの葬儀は、4/3に行うことが決まり、両方が1日葬になったことで、葬儀を引き延ばさなくても済むことになりました。

この2軒の葬儀費用については、明細がわかり次第公表しますが、打ち合わせに立ち会っていない私でも、すでに大まかには計算できます。
○共通の費用
1.葬儀施行費 308,000円
2.本堂使用料  30,000円
3.火葬料     12,000円
  小計      350,000円
これに寺のお布施として
一軒は115,000円、
もう一軒は165,000円です。
これに返礼品代と火葬場での食事代が加わりますが、70,000円くらいと予想されます。(返礼品20個、食事20人分として計算)

だから一軒の総費用は535,000円、
もう一軒の総費用は585,000円になりそうです。
なお、葬儀施行費には、マイクロバス代と生花1基代が含まれているので、オプションなしに葬儀は充分可能です。

これが蓮台寺本堂における標準の葬儀だとご理解下さい。

2020年3月30日(月)
・昨日の午前中に7回忌法要がありました。
この法事の本堂花とお供物の手配を頼まれたのは、6年前に葬儀を担当し、今はその葬儀社を離れて別の仕事をしている男性でした。
それほど、彼はよい葬儀をしたのです。

午後は、3回忌法要がありました。
この家の葬儀を担当したのは「十一番」で、この家を通じて私は「十一番」の存在を知りました。
「本当によくしてくれました。」と、家族揃って、「十一番」を褒めちぎっていました。

一方、先月本堂で葬儀を行った遺族は、「湘和という言葉を聞くのもいや。」と吐き捨てるように言っていました。
前の葬儀を担当したのは湘和だったのです。
一事が万事と言う言葉がありますが、この一例からだけでも、互助会葬儀の終焉は間近だと思います。
2020年3月29日(日)
・Facebookを始めてみたけれど、まだ有効な使い方を見出せないでいます。
私は、「遊び」に使うつもりは毛頭なく、「葬儀を変える」ためが目的だからです。
しかし今日、1つの方法を思いつきました。
Facebookの友達リクエストを使って葬儀に携わっている仲間を募り、情報交換のための全国ネットを創ることです。

私は、これからの葬儀業界は、もはや大手互助会組織グループの時代は終わって、小規模葬儀に特化した葬儀が主流になると考えています。
そして、そのような葬儀を担う葬儀社が伸びていくことが、多くの人が葬儀に不安を持っている現状を変える唯一の方法だと思っています。
ただ、それには単に旧来の葬儀を小型化するだけでなく、新しい方式を積極的に取り入れていくことが必要です。
それを加速させるには、情報交換のネットワークが有効と考えました。
個々が試みた成功例を公開し合うことで、相乗効果によってよりよい葬儀の創出がスピードアップされると思ったのです。

Facebookにはプロフィールが掲載されているので、葬儀マンを探すのが容易に出来ます。
早速、今日、10人以上の葬儀マンからリクエストを承認してもらいました。
その後が問題ですが、まずは私としては、このブログで、私たちの活動を理解してもらおうと思います。
逆に、新しい友達からの情報も相手のブログから得ることが出来ます。
また、別の方法として、新たに「葬儀の仲間」というLINEグループを作り、その中で情報を生でやりとりすることも考えています。
ともかく、全国から、いろいろな試みを出し合っていけば、想像もしなかったよき化学反応が起こるのではないかと期待して、明日以降も作業を続けたいと思います。
2020年3月28日(土)
・今日、「日本彫刻史基礎資料編鎌倉時代十六」が届きました。
法事の直前の着替えている最中だったので、ご本尊が載っていることだけを確認して、本堂に向かいました。
法事の後に列席者に話したら、興味を持たれた様子だったので披露したら、とても喜んでくれました。
特にその中のおひとりは、仏像巡りのグループに入っているそうなので、取り分けでした。

この本は2分冊になっていて、1冊は写真だけが載り、もう1冊には解説が書かれています。
合わせた重量は3.7kgで、本としては大層な重さです。
こういう権威ある本にご本尊が載ったことに意味はあるのですが、実際にめくってみると、写真については実物が目の前にあるのだし、解説の方は専門過ぎて読むのが大変なので、本に載った事実だけを写真にして本堂に飾ろうと思います。

ただ、私にとってよかったのは、解説は神野氏が執筆し、その中に修復が芝崎氏によってなされたことが明記されたことです。
この修復作業を通じて、若い人に飛躍してもらいたいと思っていたことが、満願成就されました。
2020年3月27日(金)
・現在蓮台寺では、女子トイレの増設工事を行っています。
大工仕事と電気工事は既に終え、明日、左官によって壁塗りが済めば、工事は完了です。
しかし肝心の便器は中国での生産がストップしていて見通しが立たないと言われていました。
ところが今日、急遽、来週の頭に品物が届くことになったと報告がありました。
ということは、大分前から、中国での生産が再開されていたことになります。
「中国政府の発表は嘘で、中国はまだ収まっていない。」という情報がネットで流れていますが、これはデマであることが便器を通じてはっきりしました。
発生元で、大規模の感染があった中国が収まったのだから、これは光明です。
2020年3月26日(木)
・今日、秦野の葬儀社「十一番」から、資料が届きました。
それに加えて、心強い手紙が添えられていました。
書かれたのは「専務取締役」の肩書きの方なので、大変重みがあります。
こんな葬儀社があったのかという驚きと、近くにあってくれたらよかったのにという思いです。
「でも、我慢していてよかったじゃない。」とは妻の言葉です。
風前の灯火になっていた「良識の葬儀」に光明が見えてきたからです。
今日書けるのはここまでですが、この手紙で、よき一日となりました。
2020年3月25日(水)
・昨日、LINEグループに次の文を載せました。
一般の方にも知ってもらいたいので、ここに転載します。
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最近、秦野市にある「十一番」という葬儀社の存在を知りました。
教えてくれたのは、2年前に十一番で葬儀を行った家で、香典で葬儀料が賄えたというので興味を持ちました。
と言うことは、絶対に「余分返し葬儀」は行っていないからです。
この葬儀社はホームページを持っているので見てみると、私が見た中では、一番優れていました。
どういう趣旨で葬儀を運営しているかの精神がよく分かる内容で、返礼品と食事の代金まで含めた実例を載せています。
営利目的で葬儀業界に参入した組織とは全く違う、よき葬儀マンの精神が感じられるホームページです。
ここに掲載されている葬儀施行費は、蓮台寺葬儀よりも割高ですが、返礼品と食事代は、抑えた金額になっていて、余分返しにはなっていません。
間もなく、香典で賄えたという実際の葬儀明細が届くので、検証するのが楽しみです。
興味のある方は十一番のホームページをご覧になってください。

十一番  ←ここをクリックすればホームページがご覧になれます。
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・私がこの葬儀社を気に入った点は次の2点です。
1.次の一文が載っていることです。
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・

会員による割引制度ではなく全ての方に低価格で

 会員等による割引制度は本当にお得なのでしょうか?ご希望通りの葬儀ができるのでしょうか?
当社は割引による「お得感」ではなく、実際に幾ら掛かるのかが重要と考えます。会員+割引ではなく全ての方が平等に安く執り行えるようにコストを見直し、そのままプラン価格へ反映しています。
   ・・・・・・・・・・・・・・・・

2.返礼品代と食事代の事例が明記され、余分返しになっていないこと。

簡単なように見えますが、数ある中で、このようなホームページは十一番だけで、ここに葬儀マンとしての姿勢を見ることが出来ます。
一度訪ねて、話を伺いたいと思います。
2020年3月24日(火)
・今日、かなふく社長のFacebookを見たら、興味あることが書いてありました。
コロナウイルスの影響で、葬儀の食事が簡素化されているそうです。
蓮台寺ではとっくに簡素化されているので、Facebookを見るまでは、この変化に気づきませんでした。
コロナの騒ぎは直ぐに収まりそうもないので、葬儀の食事も当分の間このまま続き、気がついてみればそれが当たり前として定着すると思います。
それはとてもよいことです。
ただし、「余分返しの湘和」などは大打撃でしょう。
これは、遺族優先を捨てて、営利優先を続けてきた天罰です。
2020年3月23日(月)
・今日は最後の
 「檀徒が納める諸費用」です。
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・ 諸費用
○維持会費
 本堂と庫裏に対する地震・火災保険
 や境内整備など、寺の維 持に使うた
 めの費用で、これも次式のように墓地
 面積に応じ て決まっています。
 維持会費(年額)
  =3000円+墓地面積率×600円
 なお、これは維持会役員が徴収し、
 管理します。

○長期積立金
 将来、本堂や庫裏を建て替えるため
 に積み立てるお金で、そ の代わりに
 
蓮台寺は今後寄付は一切募りません。
 長期積立金も墓地面積によって決まり
 次式に従います。
 長期積立金(年額)
   =2000円+墓地面積率×500円

○付け届け
 平成26年まで、盆、暮れ、お彼岸な
 どに任意で納めていただいていた
 「付け届け」は寺の将来を考えて廃止
 しましたので、
皆様のご協力をお願い
 
します。

○年回法要や施餓鬼法要をする場合
 には上記以外の費用がかかるので、
 次に全ての費用を表にまとめました。


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コメント
・長期積立金は、子供の頃に突然寺からきた高額の寄付割り当てに両親が困惑したのを見て怒った経験が元になり、葬儀料を値下げする代替案として導入しました。
これにより、今後は一切寄付を募らないことを宣言することが出来ました。
・付け届け廃止は定着しましたが、ごく少数ですが続けようとする檀徒がいるので、改めて協力を要請しました。
・法事における供物と供花は必ずしも供えなくてよいことを書きました。
2020年3月22日(日)
・ 3日目の今日は「蓮台寺の葬儀」を
 載せる番です。
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3.蓮台寺の葬儀
○葬儀料
 葬儀を行う場合に寺に納めるお布施
 で、この中には、通夜式、葬儀式、初
 七日忌の読経、戒名料、交通費など
 その他一切が含まれます。
 葬儀料は墓地面積によって異なり、
 次式に従います。
 葬儀料=9万円
     +墓地面積率×2.5万円
 但し 墓地面積率=畳半畳の倍数

○葬儀における飲食
①通夜式読経中での飲食は禁止です。
  厳粛であるべき式を壊すからです。 
②通夜式後の通夜料理は精進料理と
  し、アルコール類は出しません。
  これが本来の葬儀です。
③忌中払いは火葬場での弁当で済ま
  せ、アルコール類は出しません。
  葬儀は食事会をするところではあり
  ません。
④「不祝儀には半返し」の精神に立ち
  戻り、返礼品と食事に関しては金額
  を抑え、決して「余分返し葬儀」 はい
  たしません。
 
○葬儀費用
  門松葬祭が蓮台寺の本堂で行う場
  合のお布施以外の費用は次のように
  なります。
①葬儀施行費(全て税込み価格)
 1日葬  308000円
 2日葬  385000円
 この中には供花1基とマイクロバス代
 が含まれています。
②飲食費
 通夜料理  1人当たり2200円以下
 火葬場弁当 1人当たり2200円以下
③香典返し費
 これは施主家の意向によりますが
 1軒当たり2200円が標準です。
④本堂使用料
 1日葬の場合 3万円
 2日葬の場合 3万円
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コメント
①葬儀料の計算式は、
  年間の平均葬儀収入が
  375万円になることを前提に決
  めました。
  今年になってから5軒の葬儀が
  ありましたが、
  11.5万円が1軒、9万円が
  4軒で、総額47.5万円なので、
  今年の葬儀料収入は300万円
  以下になるかもしれません。
②葬儀における飲食については、
  現在の方針を確認のために、
  記載しました。
③葬儀費用については、現時点に
  おいて最もコストパフォーマンスの
  よい、門松葬祭による本堂葬儀の
  費用を載せました。他の葬儀社で
  も本堂葬儀は可能ですが、総会
  では、コスパが悪くなる可能性が
  あることを口頭で伝えました。
2020年3月21日(土)
・今日は、「墓地換え、墓終いについて」を載せます。
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最近行った実例を以下に示します。
 ①離檀を希望した家の墓地を更地にし、埋葬されていた遺骨は一諸堂に合祀しました。費用は全額寺が負担し、跡地に建設した墓地の契約料で賄いました。
この事例は3件あります。
 ②墓地の後継者がいないことを見越して、2坪の墓地を墓終いし、ご夫婦は、ロッカー式墓地に移り、先祖の遺骨は一諸堂に合祀しました。この費用は全額寺が負担し、跡地に4基の家族墓をつくり全てが契約済みになっています。
 ③未使用の墓地から、ロッカー式墓地に移った家が、3軒あります。3軒とも、永代使用料分は返却しました。
④広い墓地を一旦更地にして、その跡地に、当家のための畳1畳の墓地と畳半畳の分譲墓地を造り、全てが契約済みになっています。この事例は3件です。
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具体的な例を示せば、寺が墓に対してどのような考えを持っているかを檀徒が理解しやすいと考えました。
おそらく、多くの人が持つ墓に対する考えとは大きく異なっているはずですが、これが今の蓮台寺の有り様です。
言ってみれば、「離檀し易いお寺」に変えました。
そうすることによって、寺が絶えず緊張感を持って臨んでいけます。
一方、離檀料などを要求する寺は、限りなくだらしのない寺になっていくだけです。
2020年3月20日(金)
・今日の檀徒総会で、私は4枚のプリントを配りました。
内容は次の4つです。
1.生前戒名
2.墓地換え、墓終いについて
3.蓮台寺の葬儀
4.檀徒が納める諸費用

今日はそのうちの生前戒名を載せます。
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令和2年4月1日より6月30日まで、次の要領で生前戒 名希望者を募ります。
・年令 65才以上
・喫煙者は除外
・授与品 
 数珠、受戒会浄衣、輪袈裟、受戒証
・費用 7千円
・日程は希望者数が判ってから決めます。
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授与戒名は、居士、大姉をつけない4文字で、
男性は  ○阿○○
女性は  ○弌○○
にします。
これを機に、蓮台寺の戒名を上の4文字に統一していこうと思います。
浄土真宗では、院号や位階(居士、大姉など)をつけない寺院がまだ僅かに残っているかもしれませんが、それ以外の宗派では、蓮台寺が唯一の寺になるかもしれません。
これが世間に知れ渡って、戒名料と言う馬鹿馬鹿しい概念が消える事を願っています。
2020年3月19日(木)
・今日、檀徒の訃報が入りました。
その家は前々から葬儀社は湘和と決めていたので了承しました。
本堂よりも高額なのを承知で選んだのだから、私が関与することではありません。
但し、電話で担当者から挨拶があったので、湘和がダメなのは余分返し葬儀を行うことなので、よく考えて見積もりを出すように釘を刺しておきました。
相手は、私が湘和嫌いの住職であることを知っているはずなので、その結果がどうなるかを注視したいと思います。
2020年3月18日(水)
・昨日書いた通りに、花の咲いている水仙株を鉢に移植してみました。
実施して判ったことは、株の周りを広く、深く掘り上げれば、地植えしたままの状態に近くできるので、来年の開花には問題はないと思われますが、それを収める鉢は大きくなければなりません。
でもそれでは、乗用車で運ぶには数に限りがあります。

ところで、20日に教え子が来ることになり、そのときになるべく多くを渡したいので、大鉢はやめて、小鉢にすることにし、今日は8種類を移植しました。
明日は、今開花している残りの5種類を移植し、併せて13種類を運んでもらいます。

これでは、来年に咲くとは限らないので、次の策として、これから品種毎に目印をつけて、適期まで待ってから掘り上げてそれを山梨に送るという事を考えています。

初体験なので、こういうことにも、あれやこれやと頭を巡らしています。
2020年3月17日(火)
・暑さ寒さも彼岸までと言うけれど、彼岸の入りの今朝は久しぶりに境内に氷が張りました。
心配になって、蓮鉢のオタマジャクシを覗いたら、揃って底にじっとしていましたが、日が差してくる頃は、一斉に元気に水面に上がってきて活発な泳ぎを見せていました。
でも少し経つと大きくなって鉢では収まり切れなくなりそうなので、全員を池に移してやりましょう。

うまくいくかは判らないけれど、水仙の新しい処置を思いつきました。
花の咲いている今のうちに、「上手に」掘り上げて、鉢に移植することです。
これなら、花の写真を添付すれば、葉が枯れても品種が判ります。
20日の開山忌が過ぎたら、早速作業を始めます。
結果がどうなるかは判りませんが、まずは試すのが大事と言うのが私のやり方です。

2020年3月16日(月)
・今までに咲いた水仙は22種類です。
この全ての種類を広い庭がある教え子に送ろうと思っています。
花が咲いているうちに掘り上げれば、種類が一目瞭然なのですが、それだと、来年咲かない可能性があります。
実際に昨年そうした株はまだつぼみを持っていないので、花を見られるのは来年でしょう。
だから、葉が枯れる6月に掘り上げて送るのがよいのですが、それだと、今から品種毎に目印をつけておかねばなりません。
でも、古希の祝いを企画し、プロデュースしてくれた彼なので、ちょっと面倒ですが、そのくらいのことはやらなければと思い、早速明日から作業開始です。

先週の木曜日にやってきたヒキガエルたちは、たくさんの卵を産んで、引き上げたようです。
昨日まで、池中のあちこちでバシャバシャやっていた喧噪も止んで、今日見つけたのは1匹だけ。
1ヶ月以上居座っていたアカガエルと違い、ヒキガエルは、今日を入れても5日間だけの産卵でした。

いよいよ明日は、彼岸の入りです。

2020年3月15日(日)
・昨年、2年前に葬儀を行った秦野市在住の家の入檀を認めました。
今日、その家が3回忌法要の相談に見えられたので、葬儀の様子を尋ねたところ、葬儀社は「(有)十一番」、かかった費用は100万円、香典もそれくらいだったので、それで賄えたそうです。
明細書は後日届けてくれるそうなので、それを見ればもっとよく分かるでしょうが、秦野市の檀徒が多い蓮台寺にとっては、協力要請できる有力な葬儀社だと思います。

今日、横浜市在住の檀徒の葬儀を真剣に考えなければならない出来事がありました。
絶対に安心できる案としては次の3つがあります。
1.昨年実施したのと同じく、本堂で葬儀を行い、火葬は小田原斎場で行う。
2.横浜には4つの市営葬祭場があるので、そのどこかを使って、「かなふく」に葬儀を行ってもらう。
3.門松葬祭に市営斎場で葬儀を行ってもらう。

1番目は既に実施していて遺族に大層喜ばれましたが、2番目と3番目は未経験です。
ただ、地元であることと、費用も抑えられるので、検討すべき課題です。
だから、早速明日から動き始めます。
2020年3月14日(土)
・今日は11:00から3回忌法要があり、それを済ませてから12:30に二宮の原香栄堂で始まる葬儀に間に合わなければならなかったけれど、そのギリギリの時間の中で、読経の後に法事の参列者に次のように話しました。
「これから行う葬儀の見積もりでは、2年前に本堂で行った葬儀よりも、3倍も費用がかかる事になっています。どうしてそうなったかの大きな原因は、会館で葬儀を行うからです。
会館は建てるにもお金がかかるし、維持するにもお金がかかるので、その財源となる葬儀料が高くなるのは当然なのです。
では、費用を抑えるにはどうすればよいかというと、ひとつの有力な方法が蓮台寺のように本堂で葬儀を行うことです。
本堂の場合は、建物を維持するのに、葬儀料に頼る必要がないからです。
今日は、寺の役員をされている方が何人も出席されているので、皆さんが本堂で葬儀を行うことを寺に提案されたらいかがでしょうか。」
これからは、法事のたび毎に、同じように話し続けることにします。
2020年3月13日(金)
・今日、原香栄堂の通夜式に行ってきました。
その印象を述べます。
既に、見積書は担当者からもらっていますが、公表するのは原香栄堂が可哀想なくらいに高額です。
施行費は、門松葬祭が本堂で実施する場合の約3倍です。
ただ、使いやすい会館であることも確かで、最近私が経験した中では、総合評価は1番です。
これを利用者がどう考えるかですが、私は檀徒には勧める気になりません。
少々不便でも、費用が断然安い本堂葬儀を勧めます。

当然、高額なのを承知で、使いやすさやグレードの高さで原香栄堂を選ぶ人もいるでしょうが、そういう人が減る事が確実視される今、原香栄堂の舵取りは極めて難しいと思います。
2020年3月12日(木)
次に示すのは、昨日行った葬儀の明細です。  (担当;門松葬祭)
          単位(円)
項目  金額  備考
 葬儀施行費 280000 蓮台寺一日葬
プラン 
生花2基  30000  
 返礼品代  60000  3000円×20個
消費税 37000  
本堂使用料
30000  
食事代 13184 内容は欄外に説明
小計  450184  
火葬料 12000   
寺へのお布施  90000  
総合計  552184   
*食事の内訳
  火葬場弁当 15人前

補足
・この1日葬プランにも、標準仕様としてマイクロバス1台と生花1基が含まれているので、追加料金なしでも充分に葬儀が行えるようになっています。
当然、追加料金が発生する場合もありますが、それについては檀徒用にきめ細かい施行要領を作り、配布します。
・通常、返礼品はもっと抑えた額にするのですが、今回は喪主の希望です。
・なお、2日葬の場合に加算されるのは施行費77000円(税込み)と通夜料理代だけなので、追加は15万円以内に収まります。
2020年3月11日(水)
・午後、「HTML&CSSとWebデザイン入門講座」という名の本が届きました。
パラパラとめくっただけだけれど、これで充分にマスターできそうな気がしました。
まさか喜寿を過ぎてこんな勉強を始めるとは予想だにしなかったけれど、ぼけ防止にはもってこいだと思います。
経験上、プログラミングは基礎を覚えさえすれば、その後は、好奇心に応じていくらでも進歩できるので、私自身が入り口をマスターし、その方法を若い人に伝えるのを楽しみに勉強したいと思います。

今日、本堂で1日葬を行いました。
16人くらいが列席し、火葬場に行ったのは親族9人の典型的な家族葬でした。
門松葬祭は、明細は直ぐ届けられるというので、間もなく公開します。
13,14日には原香栄堂で参列者が多数見込まれる通夜・葬儀式が行われます。
その明細も公開します。
2020年3月10日(火)
・今度の新ウイルスも、暖かくなればインフルエンザと同じように治まるという人がいますが、そうではないという悲観論もあります。
どちらが正しいかは間もなく答えが出ますが、このままではオリンピック開催も危ういと思います。
個人的には興味がないのでどちらでも善いのですが、これに向けて力を注いできた多くの人たちの気持ちを考えれば、中止にならないことを望みますし、何よりもこのウイルスの拡散が止んで欲しいと思います。
そこで気になって、現時点における世界での患者数を調べたら、下のようなマップが見つかりました。
なるほど、今までは夏だった地域(アフリカ、南米、オーストラリア)では、北半球の諸国に比べて、発生件数はずっと少なくなっています。
広い地域にもかかわらず、世界全体の0.1%以下です。
各国で発生数が異なる要因は、他にもあるだろうけれど、気温が高いと伝染力が弱まるのは事実のような気がします。
だから、オリンピックへの努力が無駄にならないで済みそうに思えてきたのは嬉しいことで、是非そうなってほしいものです。

2020年3月9日(月)
・今日、檀徒の葬儀がありました。
火葬を先に行い、本堂で戒名授与式を行った後に納骨しました。
6年前に娘さんの遺骨を納骨するために、蓮祐の墓を契約してありますが、葬儀の形式は「倶会の葬儀」で想定しているものと全く同じです。
通常の葬儀式よりもコンパクトにまとめましたが、今日の参列者には十分に納得してもらえたと思います。

火葬場の待ち時間で、6年前の葬儀のことを尋ねると、「湘和という言葉を聞くだけでも腹が立ちます。」と言われて、その葬儀の直後に、自分たちの葬儀では絶対に湘和でやりたくないと、小田原市民葬祭に駆け込み、その縁で、蓮台寺に墓をとったことを思い出しました。
私は、たとえ1軒でも、これほど憎まれては、葬儀社として失格だと思います。
それに対して、今回の葬儀には、大満足、大感謝されていました。
これぞ、葬儀マンだと思います。
2020年3月8日(日)
・昔、授業で学生にプログラミングを教えていたことがありました。
自分自身が詳しいわけではなかったけれど、コンプータ自体を教えるのではなく、物理計算の道具として使えればよかったので私でも出来たのです。
彼らには、「プログラミングは、自動車の運転と同じで、覚えることはほんの少しでよい。自動車の場合、ハンドル、方向指示器、アクセル、クラッチ、ブレーキを覚えさえすれば、晴天の日の昼間の運転は出来る。雨の日と夜間運転には、ワイパーとライトが付け加わるだけ。」と言って、初日には計算の仕方を教えて宿題を出し、次の週は図形の描き方を教えて宿題を出せば、半年後には誰もが私を上回る腕前になっていました。
結局私が彼らに教えたのは、基礎的な10項目ぐらいで、自動車の運転に例えれば、ハンドルやギアの基本操作だけでしたが、基礎さえ判れば、あとの向上は好奇心次第なので、若い学生は皆、私を超えていったのです。

ところで、スマホ用にホームページを書き直しているうちに、判らないことがたくさん出てきました。
私はホームページビルダーを使っていますが、「ページ編集」機能では処理しきれない事象が続々と出てきて、「HTMLソース」に踏み込まざるを得なくなることが度々起こっています。
只これについては全くの素人なので、まずは基礎から勉強しようと思い、今朝アマゾンに本を注文しました。
全部を理解するつもりはなく、ハンドル、アクセル、ブレーキに対応するものが分かりさえすればよいので、それが判ったら、檀徒向けにホームページ作成講座でも開こうと思っています。
2020年3月7日(土)
・檀徒が原香栄堂で葬儀を行うことになったので、念のためにホームページにどのように書いてあるかを見ることにしましたが、肝心のホームページが見つかりません。
小規模葬儀社ならまだしも、立派な会館を構えているにしては、今時、珍しい葬儀社です。
だから、事前に情報を得る事が出来ないので、私の基準ではこの点からだけでも門前払いの失格です。
今後は檀徒にはこのことを伝えて、原香栄堂は避けるように勧めます。
そして、まだ当該葬儀の日程が決まっていないけれど、実施されたなら原香栄堂の担当者にもこのことを伝えます。

私は、ホームページを作っても葬儀社にとっての宣伝効果はそれほど期待できないと思っています。
でも、閲覧する側にとっては、居ながらにして葬儀社の比較が出来るという、大きなメリットがあります。
私が原香栄堂を調べようとしたのも、それを活用しようとしたからです。
これからの時代、葬儀社はそれくらいのサービスをするべきで、それを怠れば、選択肢にも入れてもらえない時が間近に迫っていると思います。

追記:夕方、原香栄堂の担当者からの依頼で、昨年小田原セレモニーホールが返礼品に添付したカードの見本をメール送信しました。結果は見てみなければ判りませんが、一生懸命に対応してくれているのは判ります。

2020年3月6日(金)
・タウン誌「ポスト」の春彼岸号に、「倶会の墓」の広告を載せることになり、今日、最終稿が決まりました。
担当者からの連絡では、その号のページ数は、見開き4ページから2ページに縮小されるそうです。
新型ウイルスの影響でイベントがキャンセルされ、広告が減ったからです。
そうなれば、却って「倶会の墓」が目立っていいかもしれません。

新型ウイルスは葬儀の規模にも影響を及ぼしているそうで、参列者数を抑える傾向にあると聞きました。
そうなれば、食事と返礼品の数が減るので、葬儀社にとっては打撃になるはずですが、逗子にある葬儀社は、「元々我が社はそういうものに頼っていないので、全く影響はない。」と言っているそうです。

一方その人の言うには、葬儀社は関連業者から数割のマージンを取るのが慣例になっているそうです。
「結局は、その分を遺族が負担することになるんですけどね。」

住職になりたての頃、いろんな業者からマージンのお誘いを受けました。
例えば石屋が墓の工事をするたびに「お水代」と言って、包みを持ってきましたが、「その分、費用を安くしてやりなさい。」と言って、一切受け取りませんでした。
他の業者に対しても全く同様でした。
だから私は、全ての業者に対してフリーハンドでいられて、業者を取り換えひっ換え出来ました。
結果的には、その方がよっぽど蓮台寺の利益になったと思っています。

2020年3月5日(木)
・今日、檀徒の訃報が入り、遺族の希望があったのと、本堂では収まりきれない規模になることが予想されたので、葬儀社は原香栄堂に決めました。

午後、葬儀担当者が挨拶に訪れたので、私が希望する葬儀を率直に伝えて了承されました。
この際、説明には神静民報の広告が役に立ちました。
その後、遺族が見えられたので、同じような説明をし、明細書の提出を了承してもらいました。
ともかく、久しぶりの原香栄堂です。
明細書を見れば、あれから変わったのか、変わっていないのかが判ります。
もし変わっていないのなら、今後はこの葬儀社を自信を持って避けさせます。
2020年3月4日(水)

・トイレの増設工事は床板が張られ、お彼岸までには終わるそうですが、肝心の便器の入る目処が立ちません。
どのメーカーも製造工場は中国にあり、今は注文さえストップしているそうです。
再開されるのは、早くても4月に入ってからの見込みなので、3月20日の檀徒総会では、現在のトイレで我慢してもらうしかありません。
「古いトイレに手をつけなくて善かったです。」とは、大工の言葉。

でも、便器くらいならまだしも、小売り品の製造を中国に任せている業種では、欠品状態になり、大打撃でしょう。
ウイルスが世界中に広まったのもグローバル化のせいで、ここに来て、その危うさが露呈されたようです。
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・この暖かさでは、今週中にはヒキガエルが産卵にやってくると予想されます。
それにもかかわらず、今日の夕方ヤマアカガエルの大騒ぎに誘われて還る池に近づくと、彼らがあちこちで水しぶきを上げていました。
これでは、直ぐにやってくるヒキガエルと縄張り争いになるかもしれません。
こんなことは未だかつてなかったことで、これもこの冬のおかしさの表れのように思います。
ところで今日、オタマジャクシがいっぱいの中に蛇が入り込み、食べ放題だったようです。
ただ、これも自然の摂理と見守ることにします。
2020年3月3日(火)
・折角ホームページを再開したのだから、有効に使うようにしようと考え、蓮台寺が行った葬儀明細を公表することを思いつきました。
葬儀を変えるに最も重要なのは、ともかく皆さんに正確な情報を知ってもらうことなので、最新の生のデータを逐次掲載することにしました。
これをご覧になり、皆さんの意識が変われば葬儀事情は変わり、そうでなければ現状のままと言うことになります。

次に示すのは、今年最初に行った葬儀の明細です。  (担当;門松葬祭)
          単位(円)
項目  金額  備考
 葬儀施行費 350000 蓮台寺通夜・
葬儀プラン 
 返礼品代  50000  2000円×25個
消費税 40000  
本堂使用料
30000  
食事代 48600 内容は欄外に説明 
合計  518600  
*食事の内訳
 通夜料理 
   助六セット3
   煮物セット3
   蓮台寺まんじゅう 30個
 火葬場弁当 20人前

補足
「小さなお葬式」の30人規模の葬儀施行費は、44.9万円です。
これに対し、門松葬祭の費用は本堂使用料を含めても、38万円です。
しかも、この中にはマイクロバス一台が含まれていて、使う棺もランクが上の布張りになっています。
だから、檀徒の場合には、一番費用のかからない葬儀です。

    

今後も、葬儀のたびに明細を公表するつもりです。
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なお今日から、
「花便り」と「葬儀いろいろ」
のコーナーを付け加えました。

2020年3月2日(月)

昨年、山梨大学時代の教え子たちが「喜寿の祝い」をしてくれました。
当初は外で開くつもりだったらしいけれど、寺を留守に出来ない私のためにわざわざ蓮台寺に集まってくれました。
とても善い時間を過ごさせてもらいましたが、これがきっかけで、私の生活スタイルが大きく変わりました。
彼らに促されてLINEを始め、携帯もガラケーからスマホに変えたことで新しい世界に突入した思いです。
既に前のホームページでアップしましたが、私を変身させてくれた記念すべき写真なので、再掲載しました。




2020年3月1日(日)
・新しく、スマホ用のブログを始めたので、「日々のニュース」を再開することにしました。

一昨日、新聞折り込みのタウン誌に例の広告を載せたところ、妻に対して、早速反響があったそうです。
「どうして、檀家が280軒も増えたんですか。」とは、檀家さんから。
「もう他所に墓をとっちゃったけれど、早まったみたい。」とは、見知らぬご婦人から。
読んだ人が、それぞれに思ってくれれば、それで充分です。