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2019年8月31日(土)
・今日は、午前と午後に法事がありました。
私は、法事の前には、その家の墓の周りを見回り、見苦しいところがあれば手を入れることにしています。
今日の両家とも、周囲は雑草が目立っていたので、草刈りしました。
両方とも、1週間前にはきれいにしたのですが。
この調子では、秋の彼岸までに、草刈りを2回りしなければなりません。

先ほど、明日の通夜式の司会者からメールが届きました。
故人の息子さんが、故人の思い出を絵本にしているので、式中で朗読したいとのことです。
結構なことなので、参列者全員に聞いてもらえるように、焼香前に時間をとろうと思います。
いくら長くてもよいので、その場合は、私の読経時間を短縮します。
評判がよければ、良識の葬儀グループの評価に繋がり、結果的にこの地の葬儀事情がよくなるので、知恵を絞ることにします。
2019年8月30日(金)
・今日、定期検診に行き、先月末に行った後期高齢者健康診断の結果を聞いたところ、血糖値の目安になるHbA1cの数値以外は異常なしでした。
但し、元々高かったHbA1cの値も、急降下していました。
佐々木氏のダイエット法を取り入れて20日目の検査でしたが、思った以上の効果でした。
この方法は、腹一杯食べられるので、それほど苦痛ではありません。
でも、極端な糖質抜きは却って体に悪影響を及ぼすと考え、現在は、たまにはどら焼きやあんみつ、プリンも食べています。
だから、尚更長続きさせられそうです。
今日の血液検査の結果が分かるのは1ヶ月後ですが、更によい数値になっていれば、同病の人のために、レシピを公開しようと思います。

9月1日、2日に、私にとっては初めての山聖会館で通夜式、葬儀式を行います。
この施主家は非檀徒で、互助会に加入していましたが、そこをキャンセルすることを条件に葬儀を引き受けました。
列席者の殆どは、初めて蓮台寺方式を目の当たりにします。
このうち、8割以上が私の通夜説法に賛同するはずなので、伝道のよいチャンスです。
2019年8月29日(木)
・一旦遺族が決めた葬儀社を別の葬儀社に替えさせたことが昨年は2件、今年は1件ありました。
替えた方が、明らかに遺族のためと思ってのことで、実際にどの遺族からも感謝されました。
ただ、途中で葬儀社を替えると言うことは、私だから出来ることで、一般の人には出来ないことと思っていました。

ところが今日、親しい葬儀マンから、興味深い話を聞きました。
彼が遺体を病院から自宅に搬送した事例で、葬儀施行は別の葬儀社の見積もりと比べてからにすると言われたそうです。
その結果、結局は彼が担当することになったのですが、これは私が初めて聞くケースです。
でも、これはとてもよいことだと思います。
このスタイルが広まれば、葬儀に泣く人は確実に減ります。

今日、檀徒のために裁判を起こし、湘和に勝ったという住職がいることを知りました。
その住職が、自分以外にも湘和を嫌う住職がいるんだね、と言っていたそうです。
私のことが耳に入ったのです。
私も、そういう住職がいることを知って、嬉しく、頼もしく思いました。
2019年8月28日(水)
・今日の組寺の施餓鬼会には私が出席しました。
ここは蓮栽培のきっかけを作ってくれた寺で、この寺の住職が提供してくれた蓮根が蓮台寺の蓮の始まりでした。
到着して直ぐに気になったのは、蓮鉢の様子でしたが、どの鉢も蓮台寺よりも成長がよく、背丈が2倍近くありました。
この寺は、用土は荒木田土、元肥に身欠きニシンを使っていますが、それが蓮台寺より成長がよい理由だと思います。
ただ、荒木田土は扱いにくいし、身欠きニシンは高価すぎるので私には使う気になりません。
今年の蓮台寺で培養土を使った鉢の花付きがよかったのは、元肥が効いたからと思われるので、来春の植え替えまでに、元肥についてよくよく検討しようと思います。
なお、この寺にも2つのつぼみを見つけました。
両方とも、開花までに日にちがかかりそうな未熟さで、この寺でも9月になっての蓮花は確実で、蓮栽培はベテランの住職にとっても初めてのことだそうです。

寺離れが普通になっている昨今、この5年間に毎年30軒ずつ檀家が増え続けた最大の要因は「蓮台寺方式の葬儀」だったと思います。
入檀のきっかけは、多くの人が、蓮台寺の葬儀、特に本堂の葬儀に参列したからと言っているからです。
しかし私はこのことについて、他寺には一切無言を貫いてきました。
最大の理由は、話しても無駄、と思っていたからです。
この思いは今でも変わってはいないけれど、昨日妻が聞いてきた「葬儀料が高すぎて云々」の話がきっかけで、「本堂の葬儀」のデータをまとめる気になりました。
蓮台寺方式はいろいろな要素を含むので他寺には簡単に実行できないだろうけれど、「本堂の葬儀」に限れば、どの寺でも実行可能で、しかも会館葬儀よりも確実に安く済ませられるからです。
その実証データを見れば、心を動かす住職も出てくる情勢になってきたような気がするので、9月末を目処に完成させ、10月の他寺の施餓鬼会で配ろうと思います。
2019年8月27日(火)
・今日、妻が私の代わりに組寺の施餓鬼会に行ってくれました。
そこで他寺の住職から、「この頃は、葬儀に払うお金が高すぎて、お布施を払えないという家が出てきています。」と言われたそうです。
彼女は、似たようなことを、静岡の寺でも聞いたそうです。
葬儀社の話では、葬儀に掛けるお金がどんどん減っているというのに、これはどういうことなのでしょう。

昔の人は、こういうことを言わなかったのに、今時の人だからというのも大きな理由と考えられます。
もう1つ考えられるのは、葬儀の有り様が変わったことだと思います。
嘗ては、不祝儀には半返しという考えが生きていて、参列者が多いほど遺族の負担は軽くなり、多くが香典で費用が賄えました。
ところが今は、余分返しが常態化しているので、参列者が多くなれば、それだけ遺族の負担は増え、それならば家族葬にすれば、全費用を親族だけで持たなければならないというように、どちらにしても、遺族の負担感は増しているのだと思います。

経済力にかかわらず、火葬式が増えているのは、こういう事情があるからだと思います。
なるべく負担を少なくする一番の方法と考える人が増えているからでしょう。

今日妻は、厚木の寺の住職から、一日葬など考えられない、うちの寺では全て通夜式を行う、と聞いたそうです。
その地区で、まだ半返しが生きていれば、その状態はこれからも続くでしょうが、そうでなければ、またたく間に変わってしまうと思います。

この状態が続けば、早晩、葬儀業界は滅びます。
今日の話を聞いて、これを生き残る唯一の術は、良識の葬儀であることを再認識しました。
2019年8月26日(月)
・昨日の夕方、蓮鉢に水やりしていて、新たに2本のつぼみを見つけました。
これで現在のつぼみ数は6個で、9月に蓮花を見られる可能性は更に増しました。

ネジバナには、夏葉と冬葉があるのを知っていましたが、何時入れ替わるかは確認したことがありません。
今日、植え替えの準備として、株の位置を調べ始めたところ、殆どは夏葉が消えて、冬葉も出ていません。
位置が確認できるのは、枯れた花茎が残っていれば、それをたどった根元で、花茎が無くなった株の位置は全く見当が付きません。
おそらく夏葉は、結実と同時くらいに枯れてしまったのでしょう。

但し、境内で一番の大株だけは、夏葉が無くなってはいるものの、冬葉らしきものが根元に出ていました。
ということは、夏葉と冬葉は入れ替わると考えてもよさそうで、小株も地中では既に冬葉が出ているのだと思います。
だから少し待てば、全部に冬葉が出て確認できるだろうから、それから本格的に作業開始です。

右は、今朝採ったグロリオサの種15粒です。
インターネットで調べたら、「種からも増やすことが出来るけれど、時間がかかるので一般の人には勧められない」と、播く時期や方法は載っていませんでした。
こういう場合は、直ぐに播いてしまうに限るので、余計なことをされない場所を選んで今日播きました。
境内にはまだ完熟していない実もあって、いずれは倍くらいの種が採取できそうなので、それらが一斉に咲くまでは元気でいたいものです。
2019年8月25日(日)
・今朝本堂を開けたら、涼気が入ってきました。
法事が始まった頃は暑気が戻っていたけれど、境内にはあちこちにリコリスが咲き始め秋の気配が濃厚です。
これなら、境内で働く時間が増やせるので、無理はしないつもりだけれど、手入れを愉しもうと思います。

一昨日見つけた蓮のつぼみのうち、今朝、1つが開花しました。
残りは4つです。
このうち1つでも、あと1週間我慢してくれたら、9月の蓮花を見ることが出来ます。

昨日、通販の園芸カタログが届きました。
この中に、ネジバナが載っていて、なんと1株800円もすることを知って、改めて、ネジバナに注目しました。
今年は最終的に、150株のネジバナを見つけました。
9月は株分けの適期だというので、群生地にすべき候補地が決まっているので、早速移植作業の準備に入ります。

9月から10月にかけては、クリンソウの移植の時期でもあるそうなので、この準備も始めます。
ただし、より適期なのは2月のようなので、今年の移植は3分の1程度にして、残りは来春まで待ちます。

花が終わった夏水仙が結実し始めています。
夏水仙に限らず、私はリコリスの種をまいて、増やすのを愉しんでいます。
花が咲くまでは5,6年かかりますが、実際に開花させたこともあります。
但し園芸書には、結実させると球根が肥大しないとあるので、早めに花茎を切り取ってしまう人がいます。
実際に最近、境内でも夏水仙が切り取られてしまいました。
今度の境内清掃と白蓮会では、余計なことをしないでくれとお願いしようと思います。

結実しにくいグロリオサも、今年はいくつか種が取れそうなのが楽しみです。
こちらは、皆子さんだけに言っておけば大丈夫でしょう。

今日の法事は1周忌なので、14人が出席しました。
そのうち、非檀徒は10人だったので、その人達向けに、葬儀社と石屋の選び方には気をつけなさいと話しました。
特に葬儀社については、小田原セレモニーホールを先ず1番に推薦し、次いでイヨダなら佐々木氏を担当に指名するように申しました。
石屋については、実例を挙げて、業者によって値段に大差があることを説明し、檀徒でなくても、相談に乗ると伝えました。
すると早速、妻に、墓終いの話があったそうです。
2019年8月24日(土)
・今日、7回忌法要の卒塔婆の申し込みがあったので、戒名を確認するために過去帳を見てみたら、同じ年に亡くなって既に命日を過ぎたのに法事を行っていない家が7軒ありました。
ちなみに、法事を行った家は6軒です。

蓮台寺は法事を強制しないのが昔からの伝統だけれど、以前は7回忌法要くらいはほぼ全檀徒が行っていたように思います。
今までとは考えの違う新檀徒が増えたのが主な原因ですが、旧檀徒も混じってきています。
将来のこともあるので、年忌毎のデータを集めてみようと思います。

近所で仕事をしている職人さんが、廃業するそうです。
だんだんと仕事が少なくなってきたからだそうです。
もう少し経てば、寺も仕事がなくなるような気がします。

山門前の石畳がピカピカになりました。
維持会長がケルヒャーの高圧洗浄機で汚れを落としてくれたからです。
石畳は、カビなどで汚れやすく、殆どが黒ずんでいます。
その汚れが取れると、こんなにも周囲が明るく気持ちよくなるのだと、墓参の皆さんはきっと分かってくれるでしょう。
2019年8月23日(金)
・今日境内を見回ったら、蓮のつぼみが5つ見つかりました。
こんな遅い時期につぼみを見るのは今年が初めてです。
写真の2つのつぼみは、数日中に開花しそうですが、まだ青々したつぼみも2つあって、これらの開花は遅れるでしょうから、ひょっとして今年は9月になってからも蓮の花が見られそうです。

今日、お盆以降初めての法事がありました。
施主は私と同世代の女性で、参列者は14人でした。
挨拶で施主は、自分が法事を行えるのはこれが最後になるだろうと申しました。
それを聞きながら、そうなるかはともかく、次の世代ではこれほど丁寧に法事が行われることはなくなるだろうと思いました。
13回忌法要で参列者が10人を超えることは滅多に無く、法事さえ行わない家が増えている昨今だからです。

これは、布施収入に影響します。
事実、今の蓮台寺は檀家数は増えているけれど、収入は横ばいです。
これは、1軒当たりの布施が減っているからで、この傾向は続くだろうから、入檀数がもうすぐ頭打ちになる時を境に、布施収入は減り始めます。
私はこれに対応する自信は十分ありますが、その後の住職たちにその力があるかが問題です。
悪あがきすると、却って事態を悪化させるだろう、ジョリと境内を散歩しながらこんなことを考えました。
2019年8月22日(木)
・今日は8:00から愛用の草刈り機で芝生の手入れを始めました。
天気も丁度よく、時折吹く涼風に励まされて、途中水分補給のために10分間の休憩をとったけれど、12:00まで働きづめでした。
お陰で、山門から南は、嘗てないくらいにきれいに刈り終えました。
前回は2時間で疲れ果ててしまいましたが、今日の長続きは前よりも暑くなかったことと、体重が3kg減ったのも善かったのかも知れません。
新盆回りで今年は楽に正座が出来たのも、体が軽くなったからだと思います。

初めの数日は、糖分とデンプン質を完全にカットしてのダイエットでしたが、今はほどほどに摂っています。
例えば今日は、チャーハン、アイスクリーム、プリンを食べました。
但し、1人前でなく、妻のおこぼれをもらう程度ですが、これなら、イライラが貯まらないし血糖値も今までの私にしては低い値を保っているので、長続きさせようと思っています。

今年はクリンソウが1株しか咲きませんでした。
おそらく咲いたのは去年生き残った株です。
昨年は夏の間に炎天下に置いたままだったので、大部分は枯死してしまい、今年はこぼれ種で、たくさんの株が成長しましたが、1年目は開花しにくいのだと思います。
だから今年は、この株を枯死させないために、全鉢を西日の当たらない、水やりが楽な場所に移動させました。
もしこれらが生き残ったら、来年の2月に植え替えて、たくさんの花をご覧に入れたいというのが私の願いです。

例年だと、とっくに咲き終わっている蓮が、今年はまだ咲いています。
開花前のつぼみさえあります。
夏前半の気温の低さで、開花が遅れたのです。
今年は花立もよくなかったです。
やはり、暑くなるべき時に暑くならなければいけないということなのでしょう。

そんな中で、興味深いことがありました。
試しに園芸培養土に植え込んだ1鉢の花立ちが特別によかったのです。
軽くて粘り気のない土で、植え込みに苦労したのですが、肥料がほどよかったのでしょう。
来年は鉢の数を増やして、効果があれば、これを蓮台寺方式として後に伝えようと思います。
2019年8月21日(水)
・昨日葬儀相談を受けた家が、何故に私に導師をしてもらいたいかが、未だ分かりません。
こういうケースは初体験で、対応に迷いながら、行きがかりで承知してしまいましたが、どうもしっくりしません。
こういうことは、2度としたくないので、今後は明確な基準を設けます。
1.良識の葬儀の方針に賛同するが故に依頼する家に限る。
2.担当葬儀社は、私が推薦する葬儀社に限る。
それ以外は、紹介者が誰であろうと、全て断ることにします。

この基準ならば、何故私が導師でなければならないかが明確です。
また、後期高齢者になったのだから、もうボランティアからは引退し、働くのは良識の葬儀を広めるためだけに限ることにします。

昨日妻が鎌倉に行って来ました。
鎌倉にはもう何年もご無沙汰の私ですが、本尊修復が全て終わった10月初めには、芝崎氏とゆっくりコーヒーを飲んでみたくなりました。

修復を企画した当初は、まさかこんな展開になるとは思ってもいませんでした。
望外の成果でした。
本尊が県博に展示されたら、そこで神野氏も交えて善き時が過ごせたらとも思います。
2019年8月20日(火)
・午前中葬儀の事前相談があり、私は無宗教葬を強く勧めたのですが、結局は私が導師を務めることになりました。
本人たちが希望していないのに、他が勧めて急に無宗教葬にすることなど現時点ではあり得ないことを実感させられました。
無宗教葬が広まるには、善き例を多くの人に経験してもらうことが必要で、そのためには、葬儀マン達に知恵を絞ってもらわねばなりません。
その結果、無宗教葬をセールスポイントにした葬儀社が出来てもいいと思います。

私が、無宗教葬を勧めたのは、その家は霊園に墓地があるからで、それならば、敢えて寺との関わりを持つ必要は無く、たとえ蓮台寺でも、私がいなくなった将来を考えれば、檀徒にならない方がよいと考えたからです。
まだ確定していませんが、その家には入檀しないように勧めました。

今回は檀徒の紹介で葬儀を引き受けましたが、その檀徒でさえ蓮台寺方式を完全に理解していなかったために、納得してもらうのに手間がかかりました。
これを教訓に、これからは非檀徒の葬儀は、良識の葬儀を通してのみ引き受け、必ず「鉄の規則」に従ってもらいます。
2019年8月19日(月)
・お盆中にブログを休んでいたのは夜なべ仕事があったからですが、それは施餓鬼会の卒塔婆書きと板書きの練習をしていたからです。
板書きとは、本尊修復の内容を後世に伝えるための説明書きを板に書くことです。
普段私が書く一番小さい字は白木位牌ですが、板書きはその半分くらいの文字になり、文字数も多いので練習が必要だったり、デザインも考えなければならなかったりで、憂鬱事でした。
それが全て終了し、今日、芝崎氏の元に発送しました。
だから、本尊修復についての私のノルマは全て終わり、明日からは葬儀改革と境内の手入れにエネルギーを戻すことが出来ます。

明日、葬儀相談に訪れる家は、互助会に加入しているそうです。
最初に電話相談があったとき、私が互助会を利用するなら葬儀を引き受けないと伝えたので、葬儀場所を山聖会館に変えました。
でもまだ、本当に私の読経が必要なのかが分からないので、考えられる次の4つのケースの比較表を作って判断してもらおうと思います。
1.互助会を使って葬儀を行い、僧侶はその葬儀社に手配してもらう。
2.蓮台寺本堂で葬儀を行う。
3.山聖会館で、無宗教で葬儀を行う。
4.山聖会館で、私が導師を務める。
1については、自らが葬儀社に出向いて見積もりをとってみるのが一番だと思うので、勧めようと思います。
私のデータ通りだと、余りの違いに驚くはずで、知り合いには互助会加入者が多いそうなので、影響は大きいと期待できるからです。
2019年8月18日(日)
・7月からは、法事や施餓鬼会の卒塔婆を300本近く書きましたが、新しい筆1本だけで賄いました。
その前は、100均の筆を使っていたけれど、たまたま仲間から京都土産の筆をもらったので使ってみたところ、断然、こちらの方が書きやすかったからです。
いくら書いても、穂先に乱れが生じません。
値段を聞いたら、5000円以上だということで、合点がいきました。
この調子なら、この1本だけで、数年は大丈夫そうです。

100均の筆は、最初は書き味がいいのですが、直ぐに穂先が乱れて書きにくくなります。
とは言っても、字の出来映えはさほど変わらないし、いざとなれば新しい筆に変えればいいので、善い方法だと思っていましたが、1本の善い筆で通した方がイライラしなくて済むことが分かったので、10本近く買い貯めた100均筆は全て廃棄しました。

墨汁については、乾きが早くて滲みにくい物を選べば100均で十分だと分かりました。
寺には卒塔婆専用の濃墨があるけれど、そのままでは濃すぎて薄めなければならない手間があるので、これはお蔵入りです。

今日妻が、「蓮台寺さんは多角経営だから。」と、久しぶりに会った知人に言われたそうです。
私がイメージしている「経営」とは、真逆のことをしているつもりなのに、いろいろな見方があるのだと思いました。

このコーナーで昨日書いたお焚き上げの残留物は、施餓鬼会の後片付けに来た役員によって改めてお焚き上げされたそうです。
「30分で済みました。」と、維持会会長。
だとしても、猛暑の中、ご苦労様でした。
今日、燃えかすもきれいに片付けられていました。
2019年8月17日(土)
・今日は、平塚の組寺の施餓鬼会の日。
最近は、国府津駅まで徒歩で行き、平塚駅からその寺まではタクシーを使うことにし、帰りは平塚駅まで歩き、国府津駅からも歩く、というのが通常になっていました。
ところが今日の猛暑を避けるため、タクシーで国府津駅まで行くことにしたのですが、乗った途端降りるのが面倒になって、そのまま平塚まで行ってもらいました。
いつもより楽だったのは当然で、これに味を占めて帰りも平塚から蓮台寺までタクシーを使いました。
「後期高齢者なんだから、とっくにそのくらいのことをしなければダメだったのよ。」と妻に叱られ、これからは他寺の施餓鬼会でもタクシーをふんだんに使うと発想転換したら、急に気分が楽になりました。

例年、施餓鬼会の日の夕方には卒塔婆お焚き上げを行います。
昨日も始めたのですが、台風による強風と途中からの小雨のため、半分以上を残して中止しました。
ところが今日、施餓鬼会から帰ってみると、残った卒塔婆は勿論のこと、一緒にお焚き上げしようと用意してあった物までがきれいに無くなっているではありませんか。
改めて今日お焚き上げしたのか、それとも別の場所に片付けたのか、いずれにしても、体温並に気温が上がった猛暑の中での作業なので、大変だったことは間違いありません。
改めて、とんでもない人たちだと、感謝です。

昨日の施餓鬼会の前に私は、「墓と葬儀について、この業界は信用できないところがあるので、自分で業者を決めるのでなく、必ず私に相談してから決めなさい。」と、具体例を挙げて説明しました。
その例の1つが、最近の墓石建立で、檀徒自身が見積もってもらった金額と私が紹介した石屋の見積もりに倍近くの差がありました。
昨日はその檀徒も出席していて、私の話の後、「おかげさまで、住職に紹介された石屋に決めさせてもらいました。」と報告してくれました。
2019年8月16日(金)
・今日、施餓鬼会が終わり、夜なべ仕事をすることがなくなったので、ブログ書きを再開します。

休んでいた10日間での一番の出来事は、お盆中に葬儀があったことで、これは私が住職になって初めてのことです。
8/10の夜中、日が変わる直前に檀徒から訃報が入りました。
「こんな時間にすみませんが、住職さんに真夜中でもいいから電話するように言われていたのでさせていただきました。今、母が亡くなりました。」
葬儀の希望を聞くと、真っ先に出たのは小田セレの山口氏に施行してもらいたいとのこと。
嘗て山口氏が別の葬儀社に勤めていたときに担当してもらった縁での希望でした。
直ぐに小田セレの電話番号を教えたところ、改めて電話があり、丁度当直が山口氏だったそうで、それ以後のことはふたりに任せることにしました。
それでトントン拍子にスケジュールが決まり、13日に自宅で1日葬を行い、「いい葬儀でした。」と喪主に大層喜ばれました。

もし遺族の意思が明確でなかったなら、その病院が推薦するのは私の嫌いな葬儀社になると聞いていたので、改めて事前相談の重要さを認識しました。
それにしても、葬儀の希望を聞いた途端、山口氏の名前が出たのにはびっくりしました。
遺族にとっては、葬儀社よりも、葬儀担当者が重要であることを、葬儀マン達は肝に銘じておくべきだと思います。
2019年8月5日(月)
・今日、タウン誌「ポスト」の記者が寺を訪れました。
秋の彼岸号に載せる広告の打ち合わせです。
昨日までは、「ゆうの墓」と「一阿の墓」の2つを載せるつもりでしたが、これに「倶会の墓」も加えることにしました。
今回は掲載スペースを今までで一番大きくとるので、3つとも載せた方がよいとの提案があったからです。
この広告は、良識の葬儀の考えを広めるためなので、その方が趣旨に沿うと思い、お任せすることにしました。
今までの経験から、記者のレイアウト能力を信頼しているので、出来映えが楽しみです。

今日、小田原セレモニーホールのホームページを見たら、火葬料金が正しく直されていました。

お盆と施餓鬼の準備があるので、8月16日まで休みます。
2019年8月4日(日)
・昨日、2回目のねむの墓(水子墓)への納骨を行いました。
訪れたのは、男の子を連れた若い夫婦。
事情は一切尋ねないで引き受け、納骨した後に「これからは、自由にお参りしてください。」と言って、帰ってもらいました。
お礼を出そうとしましたが、それを断り、名前も聞きませんでした。
ねむの墓は、こういうお墓で、私以後も、そういうお墓であり続けます。

今日、知人に紹介されたという一家が墓を求めに来ました。
「お宅はとても評判がよくて。」とお世辞(?)を言われたので、「うちは普通で、周りが悪すぎるからよく見えるだけです。」と持論で返しました。

既に葬儀が済んでいるので、蓮台寺で引き受けられるのは「一阿の墓」だけですが、普通の墓を望んでいるようなので、「寺の墓地は止めて、霊園墓地にしなさい。そうすれば、寺との面倒が避けられるから。」と言い、「お経なんてあげなくても成仏するし、罰が当たることはないから安心しなさい。」と続けました。

この家が葬儀を行ったのは、私だったら必ず別の葬儀社に替えさせるダメ葬儀社で、僧侶の費用も40万円もかかったそうです。
だから、初めから蓮台寺に相談していれば問題なくスムーズにいったのにと思いましたが、後の祭りです。
こういう人をなるたけ少なくするために、これからも良識の葬儀を大宣伝しなければなりません。
2019年8月3日(土)
・「小さなお葬式」のセット料金の中には、市民料金という制限はあるものの、火葬料金も含まれています。
今まで小田原市民の火葬料は無料でしたが、7月からは有料(12000円)になりました。
「小さなお葬式」の料金は全国一律なので、事情が変わったからといって、小田原市だけを特別扱い出来ないだろうから、この地区で加盟している葬儀社の負担は増すはずです。

小田原斎場の料金改定は、旧式の施設を新しくしたことに伴うもので、こういうことは、これからは日本全国どこにでも起こりうることなので、火葬料金をセットに含めることは無理になるような気がします。

これに関連して、小田原セレモニーホールのホームページにも火葬料金について、次の記述があります。
「火葬場は、小田原市斎場限定とさせていただきます。(小田原市民以外の方は火葬料が掛かります)」
小田原市民でも有料になった今、この記述は変えなければいけないと、昨日スタッフに忠告しておきました。
それよりも、西湘地区には真鶴聖苑もあって、真鶴町民と湯河原町民は無料になるので、これも合わせて「火葬料金」というコーナーを特別に設けるのが親切と思います。
湘和に代わる葬儀社として私が一番期待している葬儀社なので、敢えて書かせてもらいました。
2019年8月2日(金)
・午前中、倶会の墓の希望者が寺を訪ねてきました。
その家は、他寺に墓地区画を確保してありますが、その寺の檀徒になるのが嫌で蓮台寺を選びました。
但し、倶会の墓がその家にふさわしいかは疑問です。
この墓は、火葬式を前提にしていますが、それではその家の親戚が納得しそうもないからです。
納骨は倶会の墓にするにしても、葬儀は普通に行えという圧力がかかる気がします。
こういう場合に備えて、葬儀は普通に行い、納骨は倶会の墓に、というプランも考えておこうと思います。
こうした方が香典収入があるので、その家の負担は軽くなります。

午後、小田原セレモニーホールの社員ふたりが別々に訪ねてきました。
最初のひとりは、タウン誌ポストに載せる良識の葬儀の広告を説明するために来てもらいました。
今度の広告は、ゆうの墓と一阿の墓をセットにしたものを考えています。
ゆうの墓は、良識の葬儀グループが葬儀を担当することを前提に、無縁者でなくても納骨を引き受けること、また一阿の墓は、他所で葬儀を行ったけれども納骨場所のない遺骨を引き受けること、を広告します。
このことを了承してもらいました。

後で来たスタッフは、自分のダイエットの成功例を私に教えに来てくれたようです。
詳しくは書きませんが、目を見張るような成果で、今を続ける強力な後押しになりました。

今日、森時計店から、2つの眼鏡が届きました。
1つは、書類を読むためのもの、もう1つはテレビを見るためのものです。
森時計店には、既にパソコン用の眼鏡を作ってもらっていますが、チェーン店のものよりはるかに使い勝手がよいので、別の2種類も作ってもらおうと、数日前に検眼に行きました。
ふたつのうち、特に書類用は素晴らしい効果で、こんなにはっきり見えるなら、とっくに作ればよかったと思いました。
これで、事務作業が格段にはかどります。
20年くらい、新聞を読んだことがないけれど、たまには読んでみる気になりました。
2019年8月1日(木)
・還る池は上段池、中段池、下段池の3つに分かれていて、上段池から水道水を流して水位を保っています。
ところが、今朝見ると、下段池がほぼ干上がっていて、中段池も水位が半分になっていました。
今までは雨が多かったので水道の流量を絞っていたのと、昨日の猛暑で蒸発量が増えたためです。
慌てて流量を最大にしましたが、下段池が満水になるまでに2時間もかかりました。
とにかく、干上がったのは池を造ってから初めてのことで、こんなところにもこの夏のいやらしさを感じます。

明後日は酒匂川の花火大会です。
昨年は小田セレが毎年用意するテーブルセットで、ゆったりと見ることが出来ました。
送り迎えは知人がしてくれたので、生まれて初めての贅沢な花火見物になりました。
今年も小田セレがセッティングするそうですが、生憎知人の都合が付かず、行くなら自分で行かねばなりません。
それならばタクシーを使えばよいと妻は言うのですが、行きはよいけれど、帰りは混雑するのでタクシーを頼み難いと言うと、「それならバスで帰ればいいじゃない。」と彼女は積極的です。
息抜きのない私をおもんばかってくれるているのは明らかで、小田セレスタッフと話してみたいとも思うので、直前まで考えることにします。

今日、スダチにアゲハの卵を3個見つけました。
詳しく調べれば、もっとあるはずなので、新たな楽しみが出来ました。
今度は、「この木はアゲハチョウのために植えました。卵や幼虫を殺さないでください。」の注意書きをバッチリ吊します。