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2019年5月31日(金)
・今朝境内を回ったら、蓮のつぼみが3本立っているのが見つかりました。
いよいよです。

子ガエルもあちらこちらで一生懸命跳ねています。

アジサイが色づき始めました。

皐も咲き始めています。

でも、九輪草の花はまだ1本だけです。
株は大きくなっているのに花芽が立つ様子が見られません。
園芸書によると花期は4月から6月とあるので、今年はこれっきりになりそうなのが残念です。
たくさんある株を個別の鉢に植え替えて冬越しさせ、それでも来年咲かなかったら、九輪草は蓮台寺には不向きな花として諦めることにします。

今日、明細書が届きました。
総費用は、1,243,128円です。
同じ規模の葬儀を本堂で行った場合は、60万円以下で済みます。
何故こんに大きな差が生じたかはこれから検証しますが、すべてを葬儀社の責任にすることは出来ないと感じました。
寺の責任も大きいし、遺族の見栄もあると思いました。
その点蓮台寺は寺、檀徒、葬儀社の三位一体です。

今回を含め、最近起こったことをきっかけに、良識の葬儀とゆうの墓を見直すことにします。
2019年5月30日(木)
・西湘地区では今でも圧倒的なシェアを持つ湘和が、蓮台寺では何年もの間、シェアがゼロになっているのには理由があります。
それは、湘和よりも圧倒的によい葬儀を提供できる態勢が確立されているからです。

逆に言えば、今でも湘和が圧倒的なシェアを維持できているのは、他ではその態勢が出来ていないからです。
似たり寄ったりか、ひょっとしてそれでも湘和の方がよいと思われるような葬儀がまかり通っているからかも知れません。
同じ程度なら、名の通ったブランドになびくのが人の習性です。

ただそれでは、蓮台寺の檀徒に比べて他の遺族は余りに不幸だと思い、湘和に代わる葬儀が提供できる態勢を外にも作ろうと立ち上げたのが良識の葬儀です。
先日書いた、「家族葬なのに130万円もかかったという遺族の不満」がデータ的にもっともならば、湘和と似たり寄ったりになり、目指すものは崩れます。
早ければ明日、その明細のコピーが届けられるので、間もなく判断をしなければなりません。
2019年5月29日(水)
・今日は4:00に起き、6:00に家を出て9:14に京都に着き、丁度開館時間ぴったりの9:30に京都国立博物館に着きました。
やっぱりお目当ては、我が真教像。
久しぶりの対面で懐かしさがこみ上げてきました。
展示説明のインターホンでは「解体修理の時に、頭部内に南無阿弥陀仏のお名号と御歳82歳の墨書が発見されました。」とありましたが、「頭部内には真教上人自らが書かれたお名号と、それを書かれた日付と年齢が記されていました。」とした方がもっとインパクトがあり、わかりやすかったのにと改めて思いました。
他には、これしか考えようもないこの説が、なるべく早く定説として定着して欲しいと思っています。

この展示会の目玉は、なんと言っても「国宝・一遍聖絵」ですが、想像力のない私には単なる色褪せた絵にしか見えなく、まして説明書きなど読める力もなく、他の絵画もすべてすすけた感じで興味がわきませんでした。
ただ、仏像と肖像の彫刻については、古さがむしろ味わい深く感じ、これらだけに集中して見て回りました。
そして、私にしては珍しく、展示会に2時間も掛けて、次に鈴鹿市に向かい、立派な庭と立派な畑を見学し、19:00に家に戻りました。

久しぶりの新幹線で、京都駅ではみどりの窓口は不慣れな外人が列を作っていたので初めて自販機を使わざるを得なく、重大なヘマをしたけれど、次の名古屋では教訓が生きてスムーズにいきました。
20年ぶりに履いたスニーカーも靴擦れもなく無事だったので、よい1日だったと思っています。
2019年5月28日(火)
・今月の初め、20年前に本堂の大改装をしてくれた榎本棟梁の17回忌法要が営まれました。
その席で私は、当時棟梁と一緒に仕事をし、後を継いでいる長男に、女子トイレの増設を依頼しました。
彼はそのときの経験で建物のことをよく知っているし、なんと言っても私の晋山式の行列で傘持ちを務めてくれた人物なので、やってもらえれば最適任と考えたのです。
他に仕事が忙しいらしく、そのとき一応の返事をもらったけれど、確定的ではなかったので、そろそろ確認しようと妻と話し合っていたところ、今日の午後突然彼がやってきました。
「仕事の方は大丈夫なの」の問いに、「先生の頼みならやるしかないです。」の嬉しいお言葉。
場所を案内すると、さすがプロで、その場で直ぐにこうすればよいという案を示してくれました。
今は女性用トイレは2基ありますが、彼の案だと、6畳の和室を壊して隔離したスペースを作り、そこに3基できるので、使いやすくなるはずです。
今の仕事の合間をぬってやらなければならないので、直ぐには手がけられないけれど、今年中にはなんとかなるそうです。
本堂での葬儀が多くなり、トイレ不足が気になっていたけれど、やっと目処が立ち一安心です。
2019年5月27日(月)
・一昨日、東京在住の檀徒の満中陰忌法要が行われましたが、「よい葬儀をありがとうございました。」とお礼を言われました。

訃報を受けたとき、私は当地の葬儀社事情が分からなかったので、まずは火葬式を行い、日を改めて本堂で葬儀式を行うことを提案しました。
西湘地区を例にとれば、葬儀社によっては費用が2倍以上の差がある業界なので、東京でも選択によっては同じことが起こる危険を感じたからです。
ところが遺族は、遺体を本堂に搬送して葬儀を行うことを選択しました。
そうなると、遺体搬送費などの余分な経費が必要になりますが、そうしてまでも蓮台寺方式を信用してくれたのだと思います。

東京以外にも、他市町村の檀徒は多いので、その人達のためにも、この葬儀の明細を公表しておきます。

 本堂での1日葬(税込み価格)      
                担当:門松葬祭
項目  金額(円) 備考 
 葬儀施行費 302,400  供花1基と
マイクロバス1台を含む
 供花2基 32,400 オプション
 食事代 32,400  火葬場弁当 15人分
 合計 367,200  市内の檀徒ならこの値段で可能
 遺体搬送料 75,600  東京~小田原
火葬料 38,000  市民以外の料金
7月からは
更に値上げされる予定
 総費用 480,800   
                 
マイクロバス代を含んでいても、施行費は「小さなお葬式」よりも安いので、西湘地区の檀徒には大いに推奨できるプランですが、遠くの檀徒の場合には遺体搬送費がかかるのでどのように判断するかはお任せするしかありません。
その判断材料として、数字を公表しました。
************************************************
今日、いやな話が聞こえてきました。
私が推薦する葬儀社で家族葬を行ったら、130万円もかかったという不満です。
それでは、湘和と変わりません。
直ぐにその明細のコピーをお願いしました。
それを見て合点がいかなかったら、良識の葬儀はご破算にし、今後その葬儀社の推薦は行わないことにします。
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ゆうの墓への納骨は、原則、無縁者に限っています。
それを前提に、ある葬儀社の依頼は、無条件に引き受けていましたが、その中に嘘が紛れ込んでいたことが判明したので、今後その葬儀社の依頼は一切受け付けないことにしました。
2019年5月26日(日)
・昨日ブログを休んだのは体調不良のため。
声がガラガラだったので、「今日はブログを書いてはダメですよ。」のありがたい忠告もあったので、20:00には布団に入り、起きたのは今朝の8:00なので、いつもの倍以上の睡眠をとったことになります。
お陰で、大分よくなり、午前中の法事も無事に済ますことが出来ました。

午後には思いがけない来客がありました。
鈴鹿市から、最初の卒論の学生が夫婦で訪ねてくれたのです。
彼が学生時代に彼の家を訪れて歓待されたことがあるのですが、今日の話の中で、もう一度訪れることになり、折角だから、京都国立博物館にも行くことに決めました。

念のために当地の葬儀のやり方を聞いてみました。
こちらでは、通夜式読経中に飲食をする習慣があることを伝えると、ふたりとも「式の最中にですか。」とあきれていました。
「式場では涙を流している人がいるでしょうに。」と奥さん。
これが普通の人の考えで、西湘地区がいかに異常かがわかります。
「でもこんなみっともないことが、ここでは正常で、逆にこれをしないとみっともないと、止めないのです。」
「一番の責任はこの地区の住職で、彼らが止めろと言えば直ぐに止められるのに。」と私は腹立ち紛れに続けました。

もう1つ聞いたのは、骨壺の大きさです。
彼の菩提寺は浄土真宗で、2つの小さな骨壺を用意し、1つは墓に納め、もう1つは本山に届け、骨壺に入りきらない遺骨は火葬場に置いてくるそうです。
いわゆる、関西方式が確認できました。

彼に会えたことがいい薬になったらしく、体の調子もずっとよくなり、ブログを書く気になりました。
2019年5月24日(金)
・ヒキガエルの陸上がりは完了したようで、もう池には彼らの姿は見当たりません。
代わりに、池からかなり離れた芝生の中にも、どこを目指しているのやら、一生懸命な彼らを見ることが出来ます。
そろそろまた草が伸びてきているので、草払い機を使いたいのですが、そうすれば彼らもろともになってしまうので、しばらくは我慢です。

ヤマアカガエルも多くが陸上がりしているのですが、ヒキガエルと違って、まだ池の中にも残っていて、私が近づくと一斉に飛び跳ねます。
まだオタマジャクシのままなのもたくさんいます。

アマガエルの合唱が始まっています。
今度は彼らの産卵の番です。
しかし、折角産卵しても、ヤマアカガエルのオタマジャクシに食べられてしまわないか心配です。
願わくは、ヤマアカガエルがいない蓮鉢に産卵してほしいものです。
彼らが字を読めれば、注意書きしたいくらいです。
でも、彼らは本能的にどこに生めばよいかを知っているような気もします。

いよいよ蓮の立ち葉が伸び始めています。
もうすぐつぼみが立ち上がってくるはずです。
今年は檀徒の皆さんが植え替えてくれたので、たくさん咲くのが期待できます。
その蓮鉢にアマガエルの赤ん坊を見つけるのが楽しみです。
2019年5月23日(木)
・半月前にテレビを見ていたら、「裁ほう上手」という製品のコマーシャルが流れました。
縫わずにズボンの裾上げが出来るというので、直ぐに通販で手に入れました。
短足の私には、既製品ではそのままはけるズボンはないので、必ず裾上げをしなければなりません。
昔は妻がやってくれていましたが、目が悪くなったり、他に仕事が増えたので、この頃は自分でやるのですが、ものぐさな私にはこれが容易でないのです。
だからいつもヨレヨレのズボンでいるのですが、この接着剤を使えば簡単に出来ると思ったのです。

昨日葬儀が終わって時間が出来たので、買い置いてあったズボンを試してみました。
予想通りに、相撲中継を見ながらでも、あっという間に裾上げが完了しました。
接着力が強く、当面は大成功といえます。
後は、何度も洗濯した後での耐久性があれば、言うこと無しです。
ともかく、私にはありがたいものが出来たので、これからはなるべくきれいなズボンをはきます。
2019年5月22日(水)
・数日前から、喉の調子が悪く、とうとう昨日からは咳が出るようになりました。
今日は葬儀なので、その前にダウンしては困るので、昨晩から私にはよく効く風邪薬「熱龍」を飲み始めました。
でも、1服で効くはずはないので、時間をおいて3服追加しました。
それのお陰か、それ以上は悪化しなかったけれど、葬儀が終わった途端に疲れがどっと出ました。
薬に含まれている睡眠薬のせいだと思います。
だから今日は久しぶりに早く寝ようと思っていたら、台所から妻の呼ぶ声が。
応じて行ってみると、食卓に山菜の天麩羅が。
昨日いただいたタラの芽とコシアブラでした。
特にコシアブラはおいしく、「生きていてよかった。」と彼女も大絶賛でした。
そして気がついてみれば、体のだるさはとれて、今日は休もうと思っていたブログを書く気にまでなっていました。
これも、よい葬儀を行ったご褒美と、ありがたく思っています。

私は檀徒に何かを提案するとき、寺よりも檀徒を優先しています。
付き合いが深い家はそれが分かってくれて、「すべてお任せします。」と直ぐに言ってくれますが、寺が言うからには何か魂胆があるに決まっている、という目で見られることの方が多いように思います。

一昨日の葬儀とその前の葬儀は私を信用してくれた例で、一昨日の葬儀は、葬儀社の選定や日程について私の提案を即決で受け入れてくれました。
だから、気持ちよくよい葬儀をやり遂げることが出来ました。
その前の葬儀は、湘和の互助会に加入していましたが、「そこは止めなさい。」の私の一言が直ぐに通り、結果は大喜びされ、今は解約手続きに入ったそうです。

今日の葬儀で私は、その家の将来を考えて、家族墓Ⅰから倶会の墓への移転を提案しました。
でも、直ぐには納得してもらえませんでした。
言葉のやりとりから、寺には別の魂胆があると思われているように感じました。
「それが普通よ。無理のないことよ。こんな住職他にはいないもの。」と妻に言われましたが、寺の言葉がそのまま信用されないのが今のご時世なのかも知れません。
でも今日の納骨は取りやめて、お骨は寺が預かり、満中陰忌までじっくり考えてもらうことになりました。
2019年5月21日(火)
・午前中は、風を伴う強い雨が降っていました。
その中を、昨日の葬儀関係者が、わざわざ仙石原から、コシアブラを初めとする4種類の山菜を届けてくれました。
昨日の火葬場の待ち時間で箱根で採れる山菜が話題になり、「近いうちにお届けします。」と言われたけれど、まさかこんなに早く、ましてこんな雨の中に来てもらえるなんてと恐縮してしまいました。
でも、それだけ、今回の葬儀が評価されたのだと、喜んでいます。
今回、葬儀を担当したのは門松葬祭ですが、私は葬儀の法話では、良識の葬儀グループを前面に押し出し、これからの法事でもそうするつもりなので、檀徒以外のこの地の人たちにも私たちが目指す葬儀スタイルが広まってくれるよいきっかけになったであろうことにも喜んでいます。

右は、先週の土曜日に建てられた墓石ですが、わざわざ紹介するのには理由があります。
つぼみの形をした部分は、その家の娘さんが学生時代に卒業作品として彫ったオブジェで、大学キャンパスに置かれていたものを石屋が運んで設置しました。
境内には変わった墓石がいくつかありますが、自らが彫ったというのは初めてで、形の珍しさと相まって、必ず蓮台寺の名物になると思います。
2019年5月20日(月)
・昨日の通夜式の開始時間は19:00になっていましたが、1時間前には30台ある正規の駐車スペースは満杯になり、非正規の空き場所を見つけて無理に駐車させる状態になりました。
交通整理には2人を頼んでいましたが、それでは到底処理できず、有能なスタッフ3人が加わってくれたので、どうにか裁いてくれていましたが、それでも参列の車は続いたので、急遽開式時間を30分早めることにしました。
こういう措置は初めてでしたが、それによって、「早めてくれたので助かりました。」とスタッフが言ったように、大きなトラブルもなく済みました。

返礼品の数は200を超え、久しぶりの大型葬儀になりましたが、半返しの精神に則った葬儀を行ったので、遺族に負担が少ない、良識の葬儀の目指す葬儀になりました。
だからといって、参列者が不満を漏らすことはなく、それどころか、「よい葬儀でした。」と何人かにお礼を言われたくらいなので、余分返しが常態化しているこの地でも、多くの人は良識の葬儀を望んでいるのが実情と確信しました。

私は、通夜説法だけでなく葬儀式の後の話でも良識の葬儀グループの葬儀社を、固有名詞をあげて推薦しました。
これからは遺族もそれを裏付ける口コミ宣伝をしてくれるだろうから、初めて蓮台寺の葬儀を経験した箱根町の人たちにも、良識の葬儀が広がると思います。
2019年5月19日(日)
・今朝4時に枕元にある電話で起こされました。
檀徒の訃報でした。
前回のこの家の葬儀では、支払いがやっとだったことを想い出し、なるべく費用がかからない方法をとることにしました。

10:00に喪主に来てもらって話し合った結果、葬儀社と寺への支払いを併せて30万円なら都合がつくというので、それから葬儀社へ支払った残りを寺に納めてもらうということで合意しました。
こういう場合、営利事業である葬儀社と非営利事業である寺とは役割が違うので、支払いについては葬儀社を優先させるべきと私は思っています。

なお、本堂で正式な葬儀を行うけれど、葬儀社スタッフの役割は、基本的には火葬式になります。
これにお別れ花と写真をオプションで付けても20万円で治まるというので、寺のお布施としては10万円はいただけることになり、私としては十分な金額だと思っていて、会計を預かる妻も同意してくれました。
2019年5月18日(土)
・今日初めて聞いたのですが、箱根仙石原での葬儀は寺で行うことが多く、寺の意向で通夜読経中の飲食は禁じられているそうで、この地域にも、まともな寺があることを知って嬉しくなりました。
ただ、会館を使う場合はそうでないこともあるそうで、これは、「そんなみっともないことはダメ。」と言ってくれる人がいないからだと思います。
今回は寺が変わっても本堂でやるので、「同じに出来るので、助かります。」と遺族に言われました。

今回の葬儀は、火葬時間が9:30と早いため、火葬後に本堂に戻って正午頃に葬儀を行います。
そのため、遺族の意向で葬儀後に蓮台寺ホールで忌中払いを行うことになりました。
正確に記憶してはいないけれど、こういう形の忌中払いは、蓮台寺では7,8年ぶりです。

会葬者は150名を予定しているので、配置人員は増え、更に通夜料理は50名分、忌中料理は40名分を用意し、マイクロバスも2台になったので、当然見積額はいつもより上回ります。
それでも、総額を104万円に抑えられたのですが、「私の葬儀で初めて100万円を超えてしまいました。」と残念そうにしていたのには、私からすれば「でかした。」と言ってやりたいくらいです。

なお、この家のお布施は、本堂使用料を含めて、14万5千円なので、全費用は120万円に抑えられました。
「お香典で賄えるといいんですけど。」と門松葬祭。
私もそう思っていますし、可能性のある数字だと思います。
2019年5月17日(金)
・今日、箱根町に住む檀徒の訃報が入りました。
私が住職になったときには、箱根町には檀家は1軒もなかったけれど、今は4軒です。
この家は、近所の檀徒の葬儀に参加して、それが気に入って入檀しましたが、近所の家は、親類の旧檀家の葬儀に参加して入檀したので、旧檀家を親、その親類を子と考えれば、今日の家は、葬儀による入檀の孫になります。
この旧檀家の葬儀によって他にも複数の家が入檀したので、寺にとって葬儀がいかに重要な意味を持つかが分かります。
幸い蓮台寺は、よき協力者を得て、よい葬儀を積み重ねてきた結果、今は入檀制限するようになっています。

今日のポスト広告を見て、「倶会の墓」に興味を持つ人は少ないだろうけれど、こういう取り組みをしている良識の葬儀グループに関心を持つ人は少なからずいると思うので、その中に名が通っているイヨダと小田原・成田セレモニーホールがあることを知れば、その人たちにとっては、この2社が安心の選択肢に浮かび上がるはずです。
そして、実際にこの2社で葬儀が行われた場合、その評判は、親から子へ、子から孫へ、更にはその子孫に伝わるように次々と広がっていくはずで、気がつけばこの地の葬儀がいつの間にか安心の葬儀になっている、というのが私の願いであり、今日の広告の目的なのです。
2019年5月16日(木)


・明日配布のタウン誌「ポスト」に掲載される広告です。
今なら公表しても構わないと思い載せました。

これは、今までの葬儀にはない新しい内容を含んでいます。
ひとつには、葬儀から納骨までをセットにしたこと。
もうひとつは、26万円という破格の価格です。
私がこれを企画した最大の目的は、良識の葬儀グループをダメ葬儀社と明確に区別化するためです。
効果は直ぐには現れないだろうけれど、イヨダと小田原・成田セレモニーホールの申し込みが増えていけば成功です。
その結果、この地区の葬儀事情が善い方向に変わるからです。

午後、ポストの担当者が刷り上がりを届けてくれました。
妻は読めたと言っていましたが、私には文字が小さすぎました。
大きなスペースをとればよいのですが、予算的に私には無理なので、今度出すときは文字をもっと少なくしようと思います。
2019年5月15日(水)
・先日このブログで書いた、家族墓Ⅰからロッカー式墓地への移転を希望する家が寺を訪れました。
電話があったとき、私はその申し出を直ぐに承諾しましたが、その後、この家にとってはロッカー式よりも倶会の墓の方がふさわしいと考えたので提案したところ、「是非そうさせてください。」となり、予約第1号となりました。

よく考えれば、今までのロッカー式墓地契約者の中にも、もしそのときに倶会の墓があったなら、それを選んだと思われるケースがあるので、この墓は当初の予想よりも希望者があるかも知れません。

ところで、今日の家は一旦離檀して、倶会の墓の「予約者」になります。
今までは墓地を契約していたので、その家に葬儀が発生した場合、蓮台寺は「檀徒」への責任を果たす義務があるけれど、予約者の場合には、根拠となる墓地が決まっていないので、今日の口約束だけでは、予約者には将来に不安が残るはずです。
この不安を解消するために、早急に対策を考えようと思います。

いよいよオタマジャクシの陸上がりが本格化し、そこかしこでぴょんぴょん跳ね始めています
よく見ると体の大きさに明らかな差がある2種類なので、ヤマアカガエルだけでなく、ヒキガエルにも陸上がりが始まったようです。

今、池には大量の水草が発生していますが、それを取り除こうと金網ですくうと、必ずたくさんのオタマジャクシが一緒になってしまいます。
特にヒキガエルのオタマジャクシは小さいので、水草に紛れやすいし、そこから1匹1匹救い出すのに手間がかかります。
ところで、ヒキガエルの陸上がりの期間は1週間くらいなので、間もなく全員が池から出ます。
それまで待てば、安心して水草をすくい取れるので、そのときが楽しみです。
2019年5月14日(火)
・右の写真は、重文・真教座像の手で、非常にリアルに彫られています。
寿像なので、仏師がお姿を見ながら彫ったので、お顔だけでなく、手も上人を真そっくりに写していると思われます。
一方、同じ肖像彫刻である蓮台寺蔵の一遍像の手はのっぺりしていて、まるで仏像の手のようです。
これは、後世の仏師がお姿を想像して彫ったものだから、そうならざるを得なかったのだと思います。
無理にリアルっぽく彫ったら、却ってグロテスクです。

現在京都国立博物館で開かれている時宗名宝展には、真教座像のほかにいくつもの肖像彫刻が展示されています。
私は行くつもりがないので、先日行った妻に、他の肖像の手をよく見てきて欲しいと頼みました。
それに対する彼女の答えは、「うちのお像のようなリアルな手はなかった。」でした。
ということは、他の肖像彫刻には寿像はなく、すべて死後に彫られたもの、というのが私の考えです。
ただ、これは妻からの伝聞なので、自分で確かめたくなりました。
「すごくよかった。」と妻は興奮して帰ってきたので、私も少し心が動き始めています。
2019年5月13日(月)
・午前中は3件午後にも1件来客があり、写真を撮るのを忘れて、夕方になってしまいました。
フラッシュの使い方が分からないので右のような写真になってしまいましたが、この竹垣が力作であることは分かっていただけると思います。

今日、家族墓Ⅰからロッカー式墓地に移りたいという電話があり、了承しました。
この家も、契約したときにロッカー式があれば間違いなくそれを選んだ家族構成です。
家族墓Ⅰは未使用なので、新たな契約者を探します。
そして、この情報が広まれば、後に続く家が数軒は出てくると予想されますが、同じように対応するつもりです。
これが可能なのは、将来はともかく、現時点では入檀希望者が多いからです。

本格的に葬儀の実施ファイルを作り、本堂に備えておくことにしました。
考えているのは3種類です。
1.本堂での葬儀
  これは檀徒用で、1日葬、1.5日葬、2日葬の
  違いや他市町村の檀徒の例も分かるので、大いに
  参考になると思います。
2.イヨダ会館の葬儀
3.小田原・成田セレモニーホール会館の葬儀
2と3は檀徒だけでなく、非檀徒の人たちにも適用できる点に意味があります。
一昨日の葬儀では、殆どの参列者が良識の葬儀方式を褒めてくれました。
そういう非檀徒の人たちでも、それを実現してくれる葬儀社があることを知ってもらうためにはファイルを備えておくのは善きことと考えました。
2019年5月12日(日)
・今日は境内清掃の日。
私は午前中に法事がある家の墓周辺の草刈りと草むしりを担当し、刈りカスなどの後片付けは、参加者の男性が行ってくれました。
だから法事の参加者は、気持ちよく墓参りできたはずです。

その法事の前には、家族墓Ⅳを契約するためにご夫婦が訪れて、契約後に、墓石に彫る文字について相談を受けました。
既に中央に彫る文字は決まっていて、右下に家名を彫るつもりでいましたが、私は家名を彫るについては慎重に考えた方がよいと忠告しました。
その墓を継ぐのは、ひとりっ子のお嬢さんで、結婚によっては姓が変わることもあり得るからです。
そのご夫婦は、墓石には家名を刻さなければいけないと思い込んでいたようですが、境内を案内してそうでない墓地があることを見てもらったところ、納得されたようで、デザインを再考することになりました。
家名を彫らないと、墓がどこかが分からなくなると思っていたようですが、墓参りするのは縁者だけで、一度覚えれば迷うことはないと伝えると、考えを変えたようです。
これからの墓は、墓守する人の名字が変わることが増えるだろうから、家名を刻すことは慎重にすべきだと思います。

境内清掃の時間に、山門前の竹垣が完成しました。
ネットで見たら、13種類の代表的な竹垣が載っていましたが、どれにも当てはまらない、初めて見る様式です。
ちょっと素敵なので、明日、写真をお見せします。

今日は午後にも法事があり、葬儀の翌日でもあったので、疲れ果てて、直後にはバタンキューでした。
明日も入檀契約がありますが、それ以外はおとなしく休んでいようと思います。
2019年5月11日(土)
・「池に蛇がいました。あれはヤマカガシですね。近づくと水に潜ってしまいました。」
これは、今日の葬儀スタッフの話です。
どうも味を占めてしまったようなので、対策を考えなければなりません。
蛇の生態を知らないので、どうすればよいかは、これから試しますが、2度とここに来たくないように脅してみようと思います。

今日の葬儀は、喪主家だけでなく、親類と近所の人にも大好評でした。
私は、「よい葬儀をありがとうございました。」と直接親類に言われましたし、葬儀スタッフも同じ言葉を掛けられたそうです。
更にご近所の方で、「お寺を変えたい。」とまで言った人がいたそうです。
その人達は、喪主家が互助会に加入していたにもかかわらずそれを使わなかったこと、そして、どうしてそうしたかの理由も私から聞いて知っています。
その上で、皆さんに褒められる葬儀をしたのだから、その人達は、互助会以上の選択肢があることをよく理解したはずです。
だから今後、その人たちの周りでは、互助会は敬遠されるようになるはずです。

火葬場で、私の前の席に座ったご婦人が、「葬儀は、どの葬儀社でも、似たり寄ったりだと思っていました。」とおっしゃいました。
「セブンイレブンとローソンの違いくらいだと思っていたでしょうが、とんでもありません。倍以上の差になることがあります。」の私の説明に、その周りの人たちも全員が納得したようにうなずきました。
今までは、「どうせ同じ値段なら、割引がある互助会に加入していた方が得。」という気持ちでいたのでしょうが、例えば今回のような選択をすればずっと得なことが、実体験として分かってもらえました。
そういう意味でも、今回はよい葬儀だったと思います。
2019年5月10日(金)
・アカガエルのオタマジャクシに後ろ足が出てきました。
だから、あと1週間くらいで陸上がりが始まるでしょう。
もしかして、早いものは既に陸上がりしているかもしれません。

ところで、還る池には鳥除けの糸が張ってあるので、この中にいる間は彼らは安全と思っていたけれど、今日とんでもないことに、池の中からヤマカガシが出てくるのを見つけてしまいました。
水中で、オタマジャクシ狩りをしていたのです。
これに対しては防ぐ術がありません。
そういえば、前よりも、オタマジャクシの数が減ったように思えます。
だからといって、オタマジャクシのために蛇をいじめる気にはなりません。
境内に蛇が何匹いるか分かりませんが、オタマジャクシを食べ尽くすほどではないだろうから、自然の成り行きに任せることにします。

来週発行のタウン誌「ポスト」に広告掲載する「倶会の墓」の原稿が編集者から届きました。
ここで直ぐに紹介したくなるような、気に入った出来映えです。
ただし、ここでの公開は、「ポスト」が配達される5月17日まで待ちます。
この広告による倶会の墓への応募は期待してはいないけれど、葬儀と墓をセットにして26万円というシステムが関心を呼び、これを担当するイヨダ、小田原・成田セレモニーホール、門松葬祭に注目が集まれば、この広告の目的は達せられたことになります。
それが大いに期待できる出来映えなので、新聞を購読している西湘地区にお住まいの方は、是非ご覧になってください。
2019年5月9日(木)
・今日、明後日の葬儀の喪主と話し合いました。
その家は家族墓Ⅱを契約していますが、まだ、墓石と香炉、花立ては設置していません。
私は、これからそれに費用を掛けるよりも、ロッカー式墓地に移ることを提案してみました。
その家は、いずれは後継者がいなくなることが確定していて、もし入檀時にロッカー式墓地が出来ていれば、確実にそれを選択していただろうと思ったからです。
喪主は是非お願いしますと喜んでくれましたが、最終的には家族、親類と相談して決めることになりました。
墓は、墓参りする人のためにあるので、そういう人の意見も重要だからです。
残った家族墓Ⅱは場所もよいので、直ぐに希望者が現れ、その契約金はその家に全額返すので、新しく墓石を立てるよりも負担はずっと軽く済みます。
このようなケースを既に2度経験しているので、今回もスムーズに提案できました。
この事例を踏まえて、これからは、別の理由でも境内墓地同志の移転が行われるようになるでしょう。
2019年5月8日(水)
・葬儀マンの悪しき常套手段が一部で常態化しているようです。
遺族との見積もり交渉で、祭壇や返礼品について、最初は高額バージョンのカタログしか提示せず、要求があったときにだけ、しぶしぶと(?)、低額バージョンを持ち出すようにしているようです。
しかし殆どの場合、そんなことを知るはずもない遺族は最初に提示されたカタログに従ってしまいます。
口先では、「ご遺族様のお心に寄り添って。」などときれい事を言っても、出来るだけむしり取ろうの魂胆は見え見えです。
昨年、そういうケースがあり、それを知った私は見積もりをやり直させました。
そしてそれ以後、その葬儀社を推薦することは一切止めています。
会社は一スタッフのたまたまのミスだったというかも知れませんが、それは言い訳に過ぎず、私は会社の体質が現れたと見ています。
仮に言い訳通りだとしても、それは会社として責任を負うべきことです。

嘗て私は長い間イヨダを排除しました。
ある葬儀の通夜式で、私が帰ったあとに、ビールを出したことを知ったからです。
担当したスタッフが私(=蓮台寺)を甘く見くびっていたのです。
後で社長が謝りに来ましたが、私は受け付けませんでした。
上述と同じ理由です。
そういう強気を通せたのも、そのころには、イヨダなしで十分やっていける態勢が出来ていたからです。
そして現在、その態勢はより強固になっています。

今日、電話で檀徒の訃報が入りました。
「葬儀社は決まっていますか。」の問いに「互助会に入っているので、湘和に頼むつもりです。」の答え。
即座に私は、「湘和は高いから止めなさい。」と言って、直ぐに寺に来るように勧めました。
ご遺体は自宅にあるというので、それから葬儀社を決める余裕があったのが、その家にとっては幸運でした。
遺族と話し合った結果、自宅から出棺し先に火葬を済ませ、寺に戻ってから法事形式の葬儀を行うということになりました。
当日は法事が入っていたので、法事は妻が受け持ち、火葬場には私が出向き、葬儀式はふたりで行うという案ですが、簡素な葬儀を望んでいた遺族は、とても喜んでくれました。
また、それほど詳しく説明しませんでしたが、葬儀社を変えることについても、「変えてよかったです。」と直ぐに納得してもらえました。
このように、十分な態勢が整っている今の蓮台寺には湘和が入り込む余地はありません。
2019年5月7日(火)
・葬儀の蓮台寺方式の4項目を改めて書いてみます。

1通夜式読経中の飲食は禁止。
2通夜料理は精進料理とし、アルコール類は禁止。
3忌中払いは、火葬場のお弁当で済ませ、アルコール
 類は禁止。
4「不祝儀には半返し」の精神に立ち返り、返礼品と
 食事に関しては金額を抑える。

1,2,3については、過去、どの葬儀社もその通りに実施してくれました。
今回のサンライフも同様でした。

問題は項目4に関することで、この趣旨は遺族の負担をなるべく減らすことなので、数字(価格)が関係してきます。
葬儀価格は大きく分けると、施行費、返礼品代、通夜料理代、火葬場弁当代の4つで、良識の葬儀グループの3社は、すべてについて配慮してくれています。
すなわち、施行費は小さなお葬式の価格並み、返礼品代はひとり2500円以下、通夜料理代と火葬場弁当代はひとり2160円以下に抑えてくれています。
こうすれば、参列者が増えるほど遺族の負担が軽減されるので、家族葬に逃げ込む必要がなくなります。

今日火葬場で、参列者のひとりから、47年前の葬儀のことを聞きました。
「母の葬儀は普通にやっただけだけれど、香典でおつりが出ました。昔は周りの人が葬儀を出してくれたんですね。」
35年前に行った私の父の葬儀も同様でした。
「不祝儀には半返し」の互助の精神が生かされていた時代だったのです。

ところが今は、施行費が高額になっている上に、「余分返し」が当たり前になっていて、香典額は増えているはずなのに、香典で賄える葬儀など、夢のまた夢になっています。
一言で言えば、寺を含めた葬儀業界が狂ってしまっているからです。
それを昔の正常に戻そうとするのが、良識の葬儀が目指すところです。

今回の葬儀については、喪主が明細書の提出を約束してくれたので、良識の葬儀グループをどの程度「上回る」かが間もなく分かります。
明細書を見ないうちに「上回る」としたのには理由があります。
会館の規模、動いた人数を見れば、上回らなければおかしいと思うからです。
上回り方が合理的範囲と判断できれば、これからも檀徒が望めば、ここでの葬儀を行いますが、不合理と判断したなら、葬儀社を変えることを勧めます。
2019年5月6日(月)
・今日は大型連休の最終日。
今日中に境内の草刈りを済まそうと、通夜式の準備を終えてから動き始め、どうにか境内全域を刈り終えました。
ただし、刈りカスを掃除するだけの余裕がなく、通夜式の迎えの車が来るので、16:00に切り上げました。
明日は朝一番から刈りカス掃除をするので、墓参の人には久しぶりに喜んでもらえるでしょう。

この頃の通夜説法はおとなしいと、常連の葬儀スタッフに言われていますが、今日は彼らが聞いても過激と思われるであろう表現をしました。
だから、私の話を始めて聞いたサンライフのスタッフの驚きは想像に難くありません。

今日の施主は120人くらいの焼香者を見込んでいました。
焼香時間が長かったので、実際はそれ以上の数だったかも知れません。
最後まで残っていた人も多かったので、私の話もついつい熱を帯びたのです。
当然葬儀社の固有名詞も出したので、参列者のこれからの葬儀社選びに少なからず影響を与えるはずです。
特に親類への影響は大きいと思います。

喪主は親類に問われて、葬儀の布施の金額を皆の前で話したそうで、その額の少なさに「信じられない。」と驚かれたそうです。
その張本人の私の話だから、親類は信用してくれると思うからです。
2019年5月5日(日)
・昨日檀徒の訃報が入りました。
サンライフの互助会に加入している家で、葬儀は小田原市の会館で行うことになりました。
そこは、昨年も檀徒の葬儀を蓮台寺方式に沿って完璧に行ったので、同じ互助会でも湘和と違って安心しています。
ただしいつものように、葬儀の後には明細を提出してもらって必ずチェックします。
もし今回も納得がいく内容なら、湘和に匹敵する大きな組織なので、西湘地区にとっては「希望になるかもしれません。」

上で、「 」付きにしたのには理由があります。
前回の葬儀を通じて、サンライフには、私がうるさい住職として知れているはずなので、今回の葬儀では私との摩擦を回避するために特別バージョンを用意する可能性があります。
それでは、明細書を見ただけでは、西湘地区の葬儀を変えたいという私の希望が叶えられたかは判断できません。

私がイヨダを見直したきっかけは、新規入檀した2軒の明細を見て、イヨダの思いやりを感じたからです。
2軒とも、蓮台寺とは全く無関係に葬儀を行ったので、イヨダの姿勢がわかったのです。
それに対して湘和に絶望したのは、全く逆の明細をいくつも見せつけられたからです。

今は手に入らないけれど、いずれはサンライフの客観的なデータを見ることの出来る時が来るでしょう。
その時まで、「希望になるかも知れません。」の「 」は付けたままにしておきます。
2019年5月4日(土)
・最近檀家さんからおいしい焼き芋をいただくようになりました。
昨日も、19:00を過ぎてチャイムが鳴ったので、こんな時間に何用かと玄関に向かったら、「また持ってきちゃいました。」の聞き覚えのある声がしました。
手渡されたのは、温かい、いつもの
「茨城県産・ポテトかいつか」
大きくて、蜜たっぷりの、私にとっては今まで食べた焼き芋の中で一番気に入った一品です。
ついつい体に悪いと知りながら、直ぐに1本の半分を食べてしまいました。
そして残りは、今朝のデザートとしてペロリ。
彼女は、「ヤオコウ」で買ってくるそうだけれど、「イトウヨウカドウ」でも売っているらしいとのこと。
焼き芋好きな方にお知らせしておきます。

今日は久しぶりに天気がよく、法事もなかったので、朝から境内の草刈りをしました。
場所によっては、歩きにくいくらいにボウボウとなっていて、管理者としては申し訳ない気持ちになりました。
7:30に始めた作業は最初は順調でしたが、1時間くらいすると疲れが出てきて、2時間で休まざるを得なくなりました。
そして1時間のジョリと一緒の朝寝の後に作業を再開したら、境内の南側は少しを残すだけで、刈りかす掃除も終わりました。
あと少しで南側全域が完了するので、午後一番に始めようと思っていたら急遽妻の都合で留守番せざるを得なくなったので今日は中止。
でもおおよその見当がついたので、連休明けには、境内全域が仕上がっていることでしょう。

午後、九輪草の1株に花芽が立っているのを見つけ、その季節になったのだと思いました。
ただ心配になりました。
その株は、他の株よりも際立って大きく、それに近い大きさはたったの1株しかないからです。
最悪の場合は、今年はこの2株しか咲かなくて、100近くある小さな株は、今年は育つだけが精一杯で、花を見せてくれないかも知れません。
それならば、育った株の冬の管理をしっかりして、来年を期待することにします。

今日、維持会の皆さんが山門前の竹垣工事を始めました。
私が依頼したのではなく、皆さんが発案し、材料を揃え、設計した垣根です。
こんなことは、20年前の檀徒組織ではあり得ないことでした。
完成したら、写真をお見せします。
2019年5月3日(金)
・この4年間で、親族の葬儀を3回行った檀家があります。
1回目は自分で選んだ葬儀会館で行い、2回目は本堂で行いました。
1回目の葬儀が高額すぎたので、私が葬儀社を変えることを勧めたのです。
「お陰で、前よりも3分の1で済みました。」というのがその家の感想でした。

3回目は非檀徒の葬儀で、遺族は湘和に頼むつもりだったのを、私は強引にイヨダに変えさせてしまいましたが、後でその檀家と関わりが深いことを知りました。
そして結果的には非常に感謝され、墓を持たなかったその家は蓮台寺の檀徒になりました。

この3度の葬儀の経験から、「葬儀は蓮台寺に頼むのが一番」と信用されたのでしょう、先日その家から、西湘地区でない他市に住む、菩提寺がある親類の葬儀相談を受けました。
しかし依頼されてはみたけれど、これは難題です。
その家は菩提寺があるので、葬儀会場は会館に限られますが、西湘地区でないのでイヨダ会館と小田セレ会館が使えないからです。
だから私は、成算があったのではないけれど門松葬祭を推薦しました。
小回りの効く門松葬祭なら、どうにかなるような気がしたからです。

私のこの勘は当たり、その家との事前相談の結果、実現可能な良案がまとまったそうです。
この結果は、関係者にとっては勿論のこと、葬儀改革の広がりを願う私にとっては更に喜ばしいことです。
2019年5月2日(木)
・私がどういう場合の入檀も認めるのを知って、昨日、特殊な申し込みがありました。
申込者は私よりひと世代若い方なので、墓地を求めるのは早すぎると理由を説明して断り、「これですっきりしました。」と納得してもらいました。

先日葬儀を行った家は、30年前に0.75坪のカロート付きの墓地を契約していましたが、初めての葬儀を経験した今、ロッカー式墓地に移ることを決めました。
このケースは今回が初めてでなく、2軒目です。
もし30年前に今の状態が実現していたら、この家は間違いなくロッカー式墓地を選んだはずです。
そうすれば墓地の費用は10分の1以下で済みましたし、更に寺に納める葬儀費用も7万5千円安くなりました。
(ただし前例では、墓地変更が確定した納骨の日に、この差額は返却しているので、今回も前例に習います。)

30年前は、誰しもがこういう状況に変化するとは考えもしなかったはずで、住職になりたての頃は私自身も想像すらしていませんでした。
今、寺はめまぐるしく変わっていて、10年後は予測できません。
だから若い人たちが慌てて墓を求める必要はないというのが昨日私が説得した内容で、これからも若い人から同じような申し込みがあったなら、同じように対応するつもりです。
2019年5月1日(火)
・5年前に霊園の墓地を境内に移した檀徒がありました。
残された霊園墓地の跡地は、寺で自由に使ってくださいと言ってくださったので、境内にある「ゆうの墓」の様な、無縁者の墓を作ろうと考えました。
ただし、そこに不特定多数が納骨できるかが心配だったので、その頃蓮台寺の葬儀を専属的に担当していた葬儀マンに調べてもらったところ、「難しい」という返事だったのでそのままにしておきました。

ところが今日、墓地を提供してくれた檀徒が訪ねてきて、「あの話はどうなったのでしょうか。」と尋ねられました。
草が伸び放題になるので、ちょくちょく遠くから手入れに来ているそうで、大変な様子です。
改めて、私が管理してもよいかと尋ねたところ、「是非そうしてください。」とご夫婦共々にお願いされました。
これで意思が明確に確認できたので、今度は私自身が調べることにし、いざとなれば法律の専門家に相談します。
ただ結論が出るまでには時間がかかるだろうから、それまでの草ぼうぼうを防ぐためにモルタル塗装しておこうと考え、早速業者に発注しました。

私が住職をしている間は「ゆうの墓」が利用できるけれど、将来的には保証の限りでないと思っています。
蓮台寺もいずれは欲ボケの仏教界に巻き込まれてしまう恐れがあると思っているからです。
だから、境内の外に確保しておきたいのです。
今度の葬儀に列席した親族から、「最近家内の姉の葬儀があり、戒名料として300万円を要求されましたが、お寺さんのことだからと払いました。」という腐った話を聞いたばかりですので。