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2019年2月28日(木)
・今日は毎年この時期に受けている人間ドック検診に行ってきました。
すべての結果が分かるのは2週間後ですが、胃カメラ、胸部レントゲン、超音波検査などには問題が無かったので、少なくとも来年の人間ドックは受診できそうです。
でも、聴力、視力、骨密度などの数値は昨年よりも低下していて、自分の体が確実に老いつつあることを実感しました。
特に骨密度は骨粗鬆症一歩手前で、身長の減少と最近始まった腰痛は、それが原因と言われました。
ということは、これでは直しようが無いので、付き合いながら生きていこうと諦めました。
諦めたら、たちまち気楽になりました。

午後行った荼毘回向は、今日の小田原斎場での最後の火葬でした。
私以外に居合わせたのは仲間の葬儀スタッフ2人だけで、他に迷惑をかける心配が無いので、急遽炉前で戒名授与式を行いました。
無縁者の火葬でも、仲間が引き受ける仕事なら、これからも最低限の儀式は行います。
2019年2月27日(水)
・先日植え替えた水仙のうち1株の花茎が地面から立ち上がってきました。
この花茎は、植え替えたときには、ぐにゃっと地面に這った状態だったので、根付いた証拠と思われます。
このまま植えた状態で、年末に花を咲かせたら、2月の植え替えは「可」ということになるので、伝え残そうと思います。

今日も、踊り念仏の練習がありました。
春彼岸の開山忌には踊り念仏が主役になるので、それまでは毎週水曜日に練習するようです。
先週も書きましたが、新人が加わったのでその人のために苦労しながら踊り念仏冊子を作りましたが、そのすぐあとで、今使っている一太郎(VER.2018)には「冊子印刷」という機能があることを知りました。
実際に試したところ、普通に「べた書き」すれば、簡単に冊子ができることが分かりました。
今私は、若い僧侶に使ってもらうために、今までに作った経本のデータを整理していますが、すべてを「べた書き」すればよいと分かりました。
これまでは、経本毎に編集して冊子にしていましたが、その手間が省けるので、経本整理に弾みがつきます。

今のところ、神静民報に載せた「数字広告」に対する照会電話は1本もありません。
今ないということは、これからもないということです。
それならば、次の手を考えなくてはと思っていたところ、夕方タウン誌ポストの編集者が訪ねてきたので、全く同じ内容を掲載して、両誌を比較してみることにしました。
今度も反応が無ければ、これ以上の無駄遣いは止めて、全く別の方法を考えます。

綱川氏のレリーフ作りが始まりました。
今週中には余裕で完成するでしょうから、大藤像と並んだ写真が間もなく見られると思います。
2019年2月26日(火)
・午前中、ひとりの婦人が訪ねてきて、石屋の紹介を依頼されました。
菩提寺の墓終いをしたいのだけれど、2軒の石屋に見積もってもらったところ、両方共が40万円近くしたそうで、「そんなにかかるものなんですかねえ。」でした。
直ぐに、知り合いの石屋に電話したら来てくれて、彼の車でその寺に向かいました。
2時間後、ご婦人が石屋と共に戻ってきて、「23万円でやっていただけることになりました。」と大喜びでした。
私は、別の石屋にも見積もってもらうつもりでしたが、40万円との差が大きすぎて、ご婦人は聞く耳持たぬの様子だったので、敢えてそれ以上は話しませんでしたが、皆さん、石屋の世界は素人さんには怖いところだと知っておいてください。

午後、霊園の墓終いをした遺骨を蓮祐の墓Ⅳへ納骨しました。
蓮祐の墓Ⅳに納められる骨壺は6寸なので、7寸から移し替えました。
遺骨の量は多く、一見すると6寸には納まりきらなく見えたのですが、火葬場の職員を真似たところ余裕を持って納まりました。
これからの、蓮祐の墓Ⅱと蓮祐の墓Ⅳへの納骨を前提とした葬儀には、火葬場では7寸骨壺を使って納骨の際に6寸に移し替えるのも選択肢のひとつだと思いました。

葬儀仲間から、ゆうの墓への納骨依頼がありました。
典型的な無縁者なので引き受け、火葬はこれからだというので、荼毘に立ち会うことにしました。
先ほど人物についてのFAXが届いたので、戒名をつけました。
だから当日は位牌持参で荼毘回向します。
仲間が扱う事例ならば、これからも労を惜しまず、同じ対応をします。
2019年2月25日(月)
・今日、家族墓Ⅱの解約申し入れがあったので了承しました。
この家族墓は既に墓石が建っている完成墓ですが、一度も納骨されていません。
だから募集すれば遠からず希望者が現れると思うので、解約者には寺に支払った契約料は全額返却します。
建っている墓石の処分は、本来は解約者が行うものですが、それが出来ない場合は、寺が引き取り、作り替えて、新契約者に低価格で提供するつもりです。
こうすれば、解約者と新契約者の両方の負担が少なくなります。
今回は、今までに無いタイプの離檀ですが、これを前例として今後に引き継ぐことにします。
2019年2月24日(日)
・今日、還る池にヤマアカガエルのオタマジャクシの群れを見つけました。
場所から判断して、先月の21日に写真を紹介した卵塊が孵化したものです。
この数日間、夕方になるとヤマアカガエルの鳴き声が聞こえ、新たに卵塊も見つかっています。
彼らの産卵期が長いことを改めて思いました。
あと10日くらい経つと、今度はヒキガエルたちがやってきます。
いよいよ春です。

井戸の渇水状態は更にひどくなり、墓参りの苦情に妻は追われています。
境内には1カ所市営水道があるので、その都度案内しているのです。
だから、檀徒の水道屋に市営水道への切り替え工事を頼んだのですが、人気のある彼はなかなか時間が取れません。
これでは困るので、知恵を絞ったところ、昨日、一計を思いつきました。
早速今朝試したところ、思った通りに、境内すべての水道に勢いよく水が出るようになりました。
素人の私でも処置に5分しかかからなかったうまいやり方で、これからは渇水期にはこれを使い、それを過ぎたら元に戻せばよいので、気苦労がひとつ減りました。

夜、綱川氏のブログを見たら、大藤信郎氏の像が完成していました。
今回用いた石は綱川氏の石像にとっては初めての小松石だそうで、どういう趣か期待です。
次は、アニメキャラクターのレリーフですが、このペースだと春のお彼岸までにはゆうゆうと間に合うので楽しみです。
2019年2月23日(土)
・球根植物はいずれもが、葉が枯れてきたら掘りあげるべしと言われています。
葉がついているうちに、肥大化するからです。
だから、開花期真っ盛りで掘りあげるなどは、とんでもないと言われるに決まっています。
でも今日、そのとんでもないことをやってみました。
一番の理由は、本当にダメかを試してみたかったからです。
葉があるうちに球根が太るのは、根からの養分吸収と葉での炭酸同化作用なので、2つが確保されれば、肥大化すると考えました。
それならば、今の時期に植え替えても、根が枯れずに根付けば肥大化し、来年も花を咲かせるはずです。
これは試さないと分からないので、今日、蓮台寺では比較的日当たりのよい場所3カ所に植え替えて、水をたっぷり施しました。
毎日見回って様子を見ますが、枯れずに根付いたのが確認できれば、東斜面を水仙で埋め尽くす作業は楽になります。
今の時期なら、掘りあげる水仙を見つけ安いし、植える場所も決め安いからです。
株が込み入っていたら掘りあげ、それを水仙の無いところに植えればよいからです。
これは実験ですが、うまくいきそうな予感がします。
2019年2月22日(金)
・この頃、セブンイレブンに行くのは、納豆ともずくを買うのが目的になっていて、塩味ゆで卵や柿ピー、バナナなどを買うのはあくまでもついででした。
納豆ともずくは私の朝食には欠かせないので、無くなりそうになると直ぐに買いに行くけれど、バナナなどは無くても我慢できるので、そのための買い物はしたことがありません。
ところが今日は、生卵のためにセブンイレブンに出かけ、16個を買ってきました。

2年くらい前、私は朝食に必ず卵納豆を食べていました。
ただし、納豆に混ぜる卵には一工夫していて、70℃の湯に20分つけて半生にしたものを使っていました。
こうすると、卵がねっとりして、私の味覚にぴったり合ったのです。
70℃のお湯は、たまたま古くなったので取り替えようと思っていたタイガーの電気ポットの保温設定に70℃があったのでこれを使いました。
ポットに8分目くらい水を入れ、常時70℃の保温状態にしておけば、生卵を入れて時間を決めて取り出すことによって、好みの硬さのゆで卵が出来上がります。
半熟卵が好きな妻には40分が合っていて、「塩味卵よりこっちの方がおいしい。」そうです。
なおジョリには、一晩つけて硬くなった黄身が合うようです。

何故2年前にこの卵作りを止めたかは覚えていませんが、きっと飽きたのだと思います。
ところが、数日前にたまたま復活させたところ、妻もジョリもたいそう喜んでくれたので、一日最低3個は必要になり、今日の買い物になりました。
2019年2月21日(木)
・明日の朝刊折り込み(神静民報ぴ~あ~る)に、良識の葬儀の「数字広告」が載ります。
これには2つの特徴があります。
1つは、名前通りに殆どが数字で、余計な能書きを省いていることです。
もう1つは、墓地とセットにした葬儀を提案していることです。
2つとも、西湘地区の葬儀を変えようと、考えに考え抜いた結果です。
嘗てない方法なので、注目されると思います。

資料請求があった場合、菩提寺のある人には、イヨダと小田セレを紹介します。
墓地とセットを望んでいるひとには、門松葬祭による本堂での葬儀を勧めます。
2019年2月20日(水)
・2015年から始まった「医薬分業」には、公式にはいくつかの理由があげられていますが、真の狙いは、「医療費削減」だと思います。
従来のように医療機関が薬を出していると、自身の儲けのために過剰な施薬をする恐れがあったからです。

私は、葬儀業界にもそれが当てはまる事例があると思っています。
それが、大手葬儀社が自社系列に持つ飲食部門です。
当然のことながら、葬儀社は飲食部門での儲けを追求します。
その結果が、面前調理、通夜料理での生寿司握りという、葬儀にあるまじき「パーティ化」に逸脱してしまったと思っています。

今日の火葬場での食事は富士キッチンの1280円の弁当でした。
忌中料理としては、これで十分すぎるほどでした。
富士キッチンは、料理会社として葬儀関連以外でも手広くやっているので、こういう価格を抑えた商品を余裕を持って提供できるけれど、葬儀社の1部門に過ぎないところでは、これは無理で、過剰接待に走らざるを得ないのだと思います。
今日の参列者は、全員が富士キッチンの弁当に満足していました。
だからこの人達が葬儀を行う立場になったなら、同じ選択をするでしょう。
それを経験した人たちが、また同じ選択をするようになり、やがては葬儀における「面前調理」に代表される過剰接待は過去の「悪夢」と位置づけられることになるでしょう。
それが遠からず来ることを目指して、あと一踏ん張りです。
2019年2月19日(火)
・イヨダ会館に行き、そこで初めて遺族に対面しました。
私が興味を持ったのは、何故イヨダを選んだかということで、その問いに対する答えは「家に一番近かったから。」でした。
葬家は、葬儀社に差があることなど全く知らなかったようで、「それならば、イヨダを選んで本当にラッキーでした。」と私は言って、湘和と対比させてその理由を説明しました。
短い時間でしたが、よく分かっていただけたようなので、「このことを周りの人にも伝えてください。」には、「是非そうさせていただきます。」の嬉しい答えをいただきました。
通夜説法でも同じことを話したので、もし参列者の中に湘和を予定していた人がいたら、くい止めにはなったと思います。
ともかく、眼前で生寿司を握る通夜振る舞いがいかにふざけているかを、今日の東華軒製精進料理を経験した皆さんには、十分に納得してもらえたと思います。
2019年2月18日(月)
・冬の今の時期を、葬儀マン達は繁忙期と言っています。
この時期は亡くなる人が多く、葬儀数が多いからです。
統計によれば、12月から3月までの4ヶ月間における死亡者数は、6月から9月までの4ヶ月間を3割上回ります。

一般には余り知られていないけれど、葬祭業の中に霊柩車専門の会社があります。
多くの葬儀社は自前の霊柩車を持っていますが、それだけでは足りないことが多く、その場合は霊柩専門の会社に遺体搬送を依頼します。
このような趣旨からすれば、冬場に増える3割分の葬儀の大半は霊柩会社への依頼になるはずです。
私は、葬儀社が全葬儀の何割を霊柩会社に依頼するかを知りませんが、例えば夏場で3割を霊柩会社に依頼していた葬儀社は、冬場には増えた3割を加えて依頼するので、霊柩会社の仕事量は2倍に跳ね上がることになります。
当然、霊柩会社は葬儀社よりも大忙しになります。
この仕事は人力がすべてなので、それに携わる人の健康を私は心配しています。
といって、冬場の仕事量に合わせて人員を増やせば、夏場は余ってしまい経営が苦しくなります。

これから葬儀人口は増えます。
更に、葬儀社の実態が分かるにつれ人々はダメ葬儀社を離れ、その結果、良心的な葬儀マンには仕事の依頼が偏増するだろうから、私の心配はつきません。
当事者でない私には妙案があるはずもないけれど、彼らには早く対策を打って欲しいと思います。
2019年2月17日(日)
・今週末に、「数字広告」が月刊新聞紙「ぴあ」に掲載されます。
その目玉は、「墓地とセットにした葬儀」というおそらく今までにないスタイルを提案していることです。
これには次の2種類があります。
(ケース1)
遺骨の1部を4寸骨壺に納めて他は合祀し、4寸骨壺はロッカー式墓地に2年間安置し、この間は個別の墓参が可能になる。2年を過ぎたら、この遺骨も合祀される。
費用は、葬儀読経料、戒名料、骨壺安置料、永代供養料など一切を含めて6万円。
(ケース2)
蓮祐の墓Ⅳの契約を想定している。
墓地契約料15万円、年間管理費5千円、葬儀料9万円。

これは現時点では、イヨダ、小田セレ、門松葬祭の3社で葬儀を行った場合のみを受け入れることにし、既に各社には知らせてありますが、今日早くも佐々木氏からこれに該当する葬儀を依頼されました。
新スタイル葬儀の第1号で、目的は西湘地区の葬儀を変えることなので、あとに好影響があるように心して臨もうと思います。
2019年2月16日(土)
・本堂での七回忌法要のあと、当家墓地がある藤沢の大庭台墓園に行ってきました。
13年前に私が触発され、境内にも取り入れた芝生地は、更に手入れが行き届いているようで、雑草は1本も見当たらない見事さでした。
今日は、寒さが和らいだ穏やかな一日で、よいお墓参りになりました。

直ぐそばの墓地に、釋
○○、釋尼○○と刻された墓誌を見つけました。
他宗が戒名をいじくりすぎている中で、こういう簡素な戒名を護っている寺があるところに、仏教教団としての浄土真宗の独自の強さがあるのだと感じました。
道半ばですが、やがて蓮台寺の戒名も、
○○○○に統一される時が来るはずで、そうなれば、時宗にもこういう寺があるのかと見直されるようになるのだと思います。

時間があったので、立体墓地のある場所に連れて行ってもらいました。
ここには「普通」と「立体」の2種類があるようですが、私が見たのは「普通」だけで、蓮台寺の家族墓をひとまわり小さくしたものですが、すべてが契約されているようで、希望者の多さがうかがわれました。
「立体」はもっとコンパクトなはずで、ここも見てみたいし、更にコンパクトな、合葬納骨檀もあるようなので、天気のよい日を見計らって、改めて散歩がてらに見学に行こうと思いました。
きっとまた、触発されると思います。
2019年2月15日(金)
・一昨日、踊り念仏の会に新人が加わりました。
この会は全員が経本を持ち、それを見ながら踊ります。
嘗てその経本は手書きをコピーしたものでしたが、扱いにくいと言われたので私が一太郎を使って作り直しました。
今回新人が加わり、彼女のための増刷を依頼されたので引き受けましたが、今使っているパソコンの中にはいくら探しても、そのファイルは見つかりませんでした。
半日以上試みたけれども徒労に終わったので、新しく作り直すことにし、昨日と今日にかけて、打ち直しました。
どうせなら、バージョンアップさせようと、今度は両面印刷にしました。
先ほどその新版を妻に見せたら、「今度の方が使いやすい。」と言ってくれたけれど、大絶賛とはいきませんでした。
使いやすいのは、両面印刷にしたからですが、両面印刷にするための苦労など彼女には分かるはずがないので、大絶賛は諦めました。
一応、彼女に校正してもらい、人数分印刷すれば、作る苦労は誰にも理解してもらえないだろうけれど、使いやすさには誰もが喜んでくれると思います。
2019年2月14日(木)
・昨日、水道屋が新しく取り替えた電動ポンプの様子を見に来てくれました。
「エアが混じって出てきますね。これは渇水が原因としか考えられません。」
前から思い当たっていたことなので、井戸給水を止めて、元の水道給水に戻すことに決め、工事を依頼しました。
こうすれば水圧も高くなるので、東斜面上部にも水やりが容易になります。
西日がもろにあたる場所なので、アジサイや去年植えたばかりの桜の苗木の夏枯れが心配でしたが、今度は、水圧低下で使用不能になっている斜面に張り巡らした水道が使えるので、それを防ぐことが出来るはずです。
だから、改めて東斜面の造園計画を考えます。

今日の綱川氏のブログを見たら、大藤信郎さんの彫刻が始まりました。
多分、2日か3日おきに、進捗状況が掲載されるので、ご覧になってください。
仕事が早いので、今月中には完成し、春のお彼岸には皆さんに楽しんでもらえると思います。
2019年2月13日(水)
・今日の読経会で、参加者に骨袋を作ってくれるように頼みました。
その中には縫い物が得意な人がいるので、期待です。

石屋の話では、骨袋を使おうとしている新墓地の石材は、中国の港を3月25日に出港するそうなので、完成は4月中旬になりそうです。

今日、土地管理担当の役員から善い話を聞きました。
昨日、会社同僚の家の通夜式に参列したところ、読経中の飲食はなかったそうです。
国府津は田舎ものの多い地区ですが、それを上回る土地柄の会館だったので、役員は驚いたらしく、私への報告になりました。
その方式を選んだのは、寺なのか遺族なのかは定かでないので、調べてもらうことにしましたが、いずれにしてもその実践を体験した参列者にはとてもよい影響があったはずです。
その葬儀社は、その地区に複数の会館を持つ老舗なので、ダメ葬儀進出を食い止める防波堤になってくれることが期待できます。
2019年2月12日(火)
・今日、主人に連れられてよく墓参りにきていた犬が亡くなったと知らされました。
亡くなる前は、倶の墓への合祀を希望していましたが、最終的には自宅の庭に埋葬したそうです。
稽古事をしている家で、お弟子さん達にかわいがられたので、皆さんがお参りしやすいようにと判断されたようです。
とてもよい選択だったと思います。
人間もそのように出来ればよいのですが、墓埋法で禁止されているのでそれはできません。
この点、人間は窮屈で、ペットの方が自由です。

昨年、熊野社の横で墓参の人にかわいがられてきたタクマが死にました。
彼の遺骸は、山門を入って直ぐの梅の根元に埋葬しました。
卒塔婆が目印になっているので、皆さんがよくお参りしてくださいます。

10年前、愛犬パトラが死にました。
気持ちが高ぶっていて、通夜式と葬儀式を行い、自らの手で火葬しました。
その頃既に倶の墓は出来ていましたが、遺骨はそこには納めず小壺に入れて枕元に置きました。
さすがに10年も経てば高ぶりは治まっていますが、今も壺は枕元のままです。
自分がこの世を去る前にどこかに埋葬するつもりですが、倶の墓よりもっとよい場所を探すつもりです。

今、私の足下で、ジョリが体をくっつけて眠っています。
彼女はパトラが死ぬ2週間前に生まれました。
だから私は、パトラの生まれ変わりとしてかわいがってきました。
私も、彼女とどちらが長生きするか分からないくらいに年をとってしまいましたが、出来るならば彼女を送り切るまで元気でいてやりたいと思います。
2019年2月11日(月)
・昨日の散歩のもう1つの目的は、骨袋の布を探すことでした。
今発注してある期限付き墓地はロッカー式で、骨壺なら4寸の大きさしか納められません。
もし骨袋なら容量を大きく出来るので、試作しようと思ったのです。
普通骨袋は「さらし木綿」を使うようですが、そういうことにこだわらないのが私の流儀なので、昨日はダイソーで探しました。
すると、端切れコーナーで丁度よい大きいさの無地の布を見つけました。
昨日は他に買い物があり持ちきれないので買わなかったけれど、これで材料調達の目処が立ちました。

骨袋の作り方はネットに載っているので、あとは手縫いにするかミシン縫いにするかです。
ただミシンは使ったことがないので、今更覚えるのは面倒だし、手縫いは時間がかかるし、きれいに仕上げる自信もありません。
どうしたものかと思案していたところ、自分でやらずに裁縫の得意な檀徒に頼めばよいと思いつきました。
心当たりは数人います。
彼女たちならば、ありきたりのものでなく、おしゃれなものを作ってくれそうなのも良案です。
だから、ロッカーの寸法が正式に決まったら、早速相談です。
そして、よいものが出来れば、6寸骨壺の代わりも作ってもらい、蓮祐の墓に使います。

今年初めての葬儀では、遺族の希望で駐車場整理員を2人配置しました。
今回も私から檀徒に頼んだので、費用は専門職を雇うときの3分の1で済みました。
皆さんはボランティアでもよいと言ってくれますが、長続きさせるためには多少なりともお礼することに決めています。
それでも負担は軽減されるので、遺族は大助かりです。

骨袋の場合もお礼をしますが、こちらも遺族に負担のかからない程度に抑えてもらいます。
読経会による通夜式読経もそうですが、このように葬儀に檀徒が側面から協力してくれることで、蓮台寺はいよいよ葬儀寺院らしくなっていくんだと思います。
2019年2月10日(日)
・これで最後にしますが、今日も黄花クロッカスの話です。

午後散歩に出かけました。
まずは、昨日妻が買い占めたホームセンターに立ち寄ったら、欠品のままでした。
次に別のホームセンターに行ったら黄花ポットが10個あったのですべて買いました。
一昨日のとは、ポットの色が違っていたけれど、ラベルは同じだったので、おそらく製造元は一緒です。
だから、更に補充されるかは、一方のホームセンターだけを見れば分かるので、注目したいと思います。
出来れば、再び両方で店頭に並ぶといいのですが。
10ポットを2つのビニール袋に分けて持ち帰ったところ、最初は軽々でしたが3km歩いて家に着く頃はヘトヘトでした。
明らかに年のせいです。
でも、店頭に並べば更に買い続け、植え続けます。
芝生には黄花クロッカスが似合うと思い込んでしまったからです。

今境内には、日本水仙が真っ盛りです。
日本水仙は増殖しやすく、1球植えると、数年で大株に育つので、それを株分けすればまた増やすことが出来ます。
この頃は東斜面の手入れが行き届いて、水仙が植えられていない箇所がよく分かります。
だから、分球した球根をここに植えれば、いずれ東斜面は全面が水仙で覆われることになります。
これは私ひとりでは出来ないので、皆さんに手伝ってもらって、5年後くらいに実現したいと思います。
2019年2月9日(土)
・今日は一日中とても寒く、予定していた夕方の散歩を中止しました。
散歩の一番の目的は、昨日に引き続いて黄花クロッカスを手に入れるためでした。
昨日は妻が、私が教えたホームセンターでポット苗19個を買ってきてくれました。
直ぐにすべてを植えましたが、私が描いたイメージに比べれば、まだまだ数は10分の1以下です。
だから、妻が買い占めてしまったので昨日の店にはもうないだろうけれど、別のホームセンターならばあるかもしれないので、そこでできるだけ買い揃えようと思ったのです。
もしその店で売っているならば、この天気なので全部が買われてしまったことはないだろうから、明日は法事のあと、直ぐに出かけます。

今日、「墓地を宣伝してやる」のメールがその種の会社から届きました。
これ以上、不特定の入檀があっては困るので、そのメールに対しては「受信拒否」の手続きをしましたが、もし入檀を増やそうと思っても、経験上ネットでの宣伝はそれほど効果はありません。
今までに280軒の入檀がありましたが、大半は口コミがきっかけで、蓮台寺の方針を確認するためにこのホームページを閲覧した人はいたけれど、これがきっかけになったのは数軒だけで、割合としては2~3パーセントにすぎないからです。
そのために、年間50万円も払うのでは、全く割が合いません。
このホームページも、閲覧数は一日30人を超えることは滅多にありません。
だから私は、ネットの宣伝力を過大評価するのは間違いで、大事なのは地道な努力だと思っています。
2019年2月8日(金)
・昨日売っていたクロッカスはポット苗だったけれど、クロッカスは秋植え球根なので、もう球根としては販売してないと思いつつ念のためネットを調べたら、なんと、まだ売っていたのです。
そこで黄花だけの15球入りを10個注文したら、在庫は5個だけと表示され、それ以後そのコーナーは「在庫切れ」になりました。
これではまだ75球、もう少し欲しいので4色混合(15球づつ、合計60球)の商品を2個注文しました。
これで黄花だけで105球になります。
更に妻に、黄花のポット苗を出来るだけたくさん買ってきて欲しいと頼みました。
彼女なら、友達に車を出してもらえるからです。
ただし、今から球根を植えても今年は開花するかは分かりませんし、ポット苗の方は数に限りがあるだろうから、昨日書いた「黄色クロッカスの群れ」は直ぐには無理かもしれません。
だから皆さん、今年の秋に更に球根を足し植えするので、楽しみは来年まで待ってください。
2019年2月7日(木)
・今日、芝生に黄花クロッカスが開花しました。
境内のクロッカスは他に、白花、紫花、白と紫のまだら花の3種類がありますが、黄花が一番強く、見栄えがします。
ならば、これを境内中に植えてみることを、今日思い立ちました。
丁度よいことに、夕方の散歩で、クロッカスのポット苗が売られているのを見つけました。
今日は別の買い物で手が塞がっていたので諦めましたが、明日は店頭にある黄花をすべて買い、更に注文してこようと思います。
うまくいけば、この春のうちに、黄色クロッカスの群れが墓参者を迎えてくれます。

延び延びになっていたけれど、今日水道屋をやり、手押しポンプの取水口を塞ぎました。
ここまで来るには試行錯誤を繰り返しましたが、おそらくこれで、境内の断水騒ぎは収まります。
2019年2月6日(水)

・今日、神静民報のスタッフに「数字広告」の修正原稿を渡しました。
赤字が修正した部分です。

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良識の葬儀

私たち良識の葬儀グループは、西湘地区に広まる過剰接待葬儀を憂い無駄のない上品な葬儀を実施します。

標準施行例
(金額は全て税込み価格で、葬儀施行費には、マイクロバス代金が含まれます)

    1日葬(参列者20名 )  2日葬(親族30名、一般30名) 
 葬儀施行費    355,320円  491,040円
 返礼品代    43,200円(2160円×20)  129,600円 (2160円×60)
 通夜料理代  0円  64,800円
(30人分、ひとり当たり2160円)
  忌中弁当代 38,880円
(20人分、ひとり当たり1944円)
 58,320円
(30人分、ひとり当たり1944円)
 総費用  437,400円   743,760円

・返礼品と食事についてはご希望に応じて更に低価格のものをご用意いたします。

・墓地のない方には読経、戒名授与、納骨・永代供養をセットにした葬儀も行います。

  読経・戒名授与 納骨・永代供養 備考 
 ケース1  5万円  1万円 2年間骨壺のまま合同墓に安置し
  その後は合祀墓に合祀
 ケース2  9万円  墓地契約料15万円  ロッカー式墓地で 年会費5千円、
限定35基

 詳細をご希望の方は下記にご連絡ください。資料をお送りします。
 
  0465-87- 5722
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今回のポイントは、「読経・戒名授与」の値段をケース1とケース2で変えたことです。
ケース2の場合は、通常の入檀になるので、葬儀料として新規準に従い9万円にしました。
通常の入檀の場合は契約料と年会費を納めれば、無期限で墓地が使用できるけれど、ケース1の場合は2年という期限付きなので、値段設定は上記通り、別にしました。
こういう数字にしたのには、明確な理由があるのですが、それを説明すると長くなるので省きますが、論理は完璧なので将来的に継続可能なシステムが出来上がったと思っています。

昨日、ケース1に対応する新墓地を発注しました。
石材は中国から輸入しますが、中国は今、春節で石職人が休暇を取るので、完成は3月末になるそうです。
だから、2月末発行の「数字広告」の直後に申し込みがあれば、ひと月待ってもらうことになります。

2019年2月5日(火)
・右は、昨夜の自宅葬の写真です。
8畳間とそれに隣り合った廊下に私を12人が囲んだ通夜式になりました。
皆さんに囲まれたところで私ひとりだけが読経するのは気恥ずかしかったので、急遽、本堂に備え付けてある経本を持参し、全員に配布しました。
いつものように、通夜式経本も用意したので、両方から抜き取って皆さんと一緒に読経しました。
狭い空間なので、お念仏がよく響き、よい通夜式になりました。

花祭壇の後ろにあるのは葬儀社が用意した黒屏風で、効果的に式場を引き締めていました。
今回は火葬場の関係で、朝早い出棺となり、本堂での骨葬・埋葬となりましたが、自宅で通夜式と葬儀式を行うのはそれほど高いハードルでないと実感しました。
少人数の葬儀を広い会場でおこなうと、ガラガラ状態で寒々しい感じがしますが、今回はそれが全くありませんでした。
昔は、どんな家も100パーセント自宅葬でした。
家の造りが違うなどの理由で、殆どは会館葬儀になりましたが、それによって営利目的のふざけた葬儀がのさばるようになりました。
そろそろ、見直してもよい時期に来ていると思います。
2019年2月4日(月)
・今日はとても暖かい一日でした。
初七日法要が終わり、皆さんが帰ったあとにジョリの散歩の付き合いで境内に出たら、盛んに蛙が鳴いていました。
今までで一番の鳴き声なのは、暖かいせいだと思います。
還る池を覗くと、数匹の姿が確認できました。
鳴き声も同じなので、既に2週間前に卵が産んであるヤマアカガエルです。
ヒキガエルの産卵は長くても1週間で終わりますが、それに比べ、ヤマアカガエルはいつまで続くのでしょう。
これだけ大勢が来ているのだから、きっと2,3日後には、池は卵塊でうじゃうじゃになっていることでしょう。

今日は、19:00から自宅で通夜式を行いました。
それについては、明日にでも書きますが、明日は出棺のために6:45に迎えが来るので、これから風呂に入って直ぐに寝ます。
2019年2月3日(日)
・今日の通夜料理は、銘々に「おしのびいなり」を配って済ませました。
だから、18:00に始まった通夜式も、19:10には遺族も含め、参列者全員が帰宅し、残ったのは私とスタッフだけになりました。
私にとっては初めてのすっきりしたよい通夜式でした。

「おしのびいなり」は私もいただきましたが、いなり寿司が5個と海苔巻きが4個入っていて、おそらく、普通の大人には十分の量で、味もおいしくいただけました。
今回の趣旨については、通夜説法で説明したので、多くは理解してくれたと思います。
ただし、仏事に関しては凝り固まった人もいるので、全員が受け入れてくれたなどと楽観視はしていないけれど、意味ある試みだったと思っています。
今後も葬儀の度毎に、選択肢の1つとして提案していくつもりです。
もしこの方式が広まれば、当地の葬儀業界にとっては儲け手段が1つなくなるので危機発生ですが、他県では通夜料理のないところもあるのだから、そこに学べばよいだけです。
2019年2月2日(土)
・昨日、もう1軒檀徒の訃報が入り、遺族の希望で久しぶりの自宅葬になりました。
自宅療養中に亡くなり、そこから送ってやりたいという思いと、参列者が親族だけというので自宅葬に決めました。
ただし、自宅葬といっても、自宅で行うのは通夜式だけで、火葬のあとに本堂で法事形式の葬儀式を行います。
こういうスタイルの葬儀は初めてですが、門松葬祭は1日葬プランを準用し、寺も自宅葬として扱うことにしました。
扱い方が重要なのは、費用に関係するからです。
こうすれば、遺族の負担は軽くて済みます。

午後、喪主が挨拶にみえられました。
これは、戒名を付ける情報を得るためと、葬儀料を伝えるためのものです。
葬儀料は11万5千円と話すと、相手は意外だったらしく、一瞬絶句したようで、「4,50万円はすると思っていました。」の言葉が返ってきました。
15年前に入檀したし、実家の葬儀を2度も経験したので寺の方針はよく理解していると思っていましたが、葬儀料に関しては全く無知でした。
私が、「寺の通知を読む人はせいぜい1割」と言っている通りで、何度も配布した印刷物は、この家には読んでもらえなかったようです。

11万5千円の内訳は、共通負担分が9万円で、残りの2万5千円が墓地面積分です。
今年になって8軒の入檀があり、基準軒数を突破したので、規定通りに共通負担分を値下げすることにしました。
実を言うと、10万円から9万円への値下げについては、少し考えました。
この2年間、年間葬儀料が400万円に達していなかったことと、10万円という区切りのよい数字で下げ止まりにしてもよいのではないかの思いがあったからです。
でもやるだけやってみて不都合があったなら、その理由を明確にして修正すればよいと決めました。
あと50軒増えれば、8万円になります。
多分それは3年後です。
2019年2月1日(金)
・2月3日に行われる通夜式について門松葬祭からメールが届きました。
今回初めて、通夜振る舞いを行わず、最後まで残った人に「おしのびいなり」を渡して終りにするそうです。
先日、名古屋の葬儀の話をしたのが早速取り入れられたのです。
遠くから来る親族がホテルに帰る時間を考えたそうですが、遺族も私も葬儀スタッフも、みんなが早く休むことが出来るので、よい選択だと思います。
理にかなったことでも、慣習と異なる最初の1歩を踏み出すのは大変難しいのですが、今回によって、蓮台寺の葬儀はまた一皮むけると思います。