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2018年9月30日(日)
・今年の秋の彼岸では、「きれいな寺ですね。」、「手入れが行き届いていますね。」とたくさんの人に言われたと、妻に知らされました。
私も、年々きれいになっているように思います。
これも、皆子さんが中心になって皆さんが手入れしてくれるようになったおかげです。

今年の彼岸が特に良かったのは、彼岸花が時期ぴったりに咲いたことです。
こんなにあったのかと私が驚くくらい、あちらこちらに赤花と白花が咲き誇りました。
球根を植えた覚えのないところにも芽を出していたのは、種でも増えるということでしょう。
だから今年は、種が採取できるまで花がらを摘まずにおき、採取できたらそこいら中に播こうと思います。
花が咲くまでには5,6年かかるでしょうが、種まきは球根を植えるよりも楽なので、植えにくい場所でも増やせる方法です。
更に来年の夏は、球根が混み合っているところは全て掘りあげて、植え場所を広げようと思います。
これなら確実に、次の年に花が見られます。

そして、種まきと球根植えを毎年続けていけば、やがては秋の境内が彼岸花で埋め尽くされるときが来るでしょう。
それを自分の目で確かめられる可能性は低いけれど、この仕事も白蓮会にお願いし、次世代につなげてもらえればと思います。
2018年9月29日(土)
・数年前から、蓮台寺の駐車場を使って、魚屋と豆腐屋が週に1回ずつ軽トラ行商をしています。
私たち夫婦を含めて、次第に高齢化の家が多くなっているので、近所の皆さんが重宝しています。

そして昨日、新たな店が駐車場使用を依頼してきたので、承諾しました。
先の2店は個人営業ですが、今回は、全国に1500店舗の多くを展開するしまむらグループの食料部門です。
今までも個々の家に宅配していた様ですが、別形態の移動店舗を始めるようです。
これほどの大手なので、市場調査を徹底して行った結果だろうから、時代が大きく変わりつつあるのだと思います。

今の私は、こういうことを直ぐに葬儀に結びつけて考えてしまいます。
1日葬が蓮台寺で急激に増えていることが示すように、今の葬儀は変わり目にあると思います。
そして、変わり目には、必ず新しい形式が求められます。
食品小売りにおける軽トラ行商が、葬儀にとって何になるかは分かりませんが、行商が昔のスタイルであることを考えるならば、新しい形の自宅葬が求められているのかもしれません。

今の私は、葬儀を変えるためには、思いつくことを全てやろうとしています。
今日、それに関して2つを行いました。
1つは、私の葬儀データをイヨダの佐々木氏に預けました。
それを分析して、これからのイヨダのスタイルを作ってもらいたいからです。

もう1つは、門松葬祭に依頼しました。
門松葬祭は、今年誕生したばかりですが、これが育つことがこの地の葬儀を変える助けになると思った私は、本堂での葬儀には優先的に使ってきました。
結果として10件の本堂葬儀を行いましたが、その全ての葬儀明細をファイル化することを頼んだのです。
この10件は、全て蓮台寺方式で行った純粋培養の葬儀と言えるので、蓮台寺方式を理解してもらうには、この実践記録を提示する方が見積もりを示すよりも遙かに説得力があると判断しました。
更に、湘和などの実施ファイルを本堂に置き、なるべく多くの人に見てもらうようにするつもりです。
門松葬祭のファイルと比較すれば、違いは一目瞭然なので、西湘地区のダメ葬儀の実態がよく分かり、影響の広がりが期待できるからです。
2018年9月28日(金)
・赤外線フィルターと赤外線ライトが配達されたので、早速試してみました。
赤外線ライトは点灯しても人間の眼には光として感じないけれど、カメラを向けると画面には、その光がはっきりと映りました。
なお、今私は3台のデジカメ(ニコン、パナソニック、リコー)を持っていますが、この3台全てが赤外線に反応しました。

ところで、寺には、文字を墨書した上にベンガラ入りの柿渋を塗った卒塔婆があります。
肉眼では文字はうっすらと透けて見える程度ですが、もし赤外線を使ってこの文字がはっきりと見えるようになれば、ご本尊調査に役立つ可能性があります。
結論を先に言えば、実験の結果、役立ちそうなことが分かりました。

実験と言っても、次のようなごく簡単なものです。
卒塔婆の表面の色が確認できないくらいに部屋を暗くして、赤外線ライトを照射しました。
これを肉眼で見ても、照射する前と変化はありません。
繰り返しますが、人間は赤外線を感じないからです。
しかし、これをデジカメを通して見たら、文字がくっきりと画面に映りました。
肉眼では柿渋の下に隠れていた文字が、赤外線照射で浮かび上がったのです。
ただし、光量が少ないので、今日は写真に撮ることは出来なかったけれど、リコーは露出時間を数百秒まで長くすることが出来るので、数日中に比較写真(自然光と赤外線)をお見せできると思います。
この方法がうまくいけば、部屋を暗くするだけで、フィルターは必要ないので、学術論文より簡便な方法です。
今回のご本尊修復では、学術調査を行いますが、そのメンバーに赤外線カメラがない場合は、私も少しのお手伝いをさせてもらおうと思います。
2018年9月27日(木)
・法事が始まる前に、女性から墓地の問い合わせ電話がありました。
今月初めにご主人が亡くなり、納骨場所を探しているとのことでした。
「そういう場合は、引き受けないことになりました。」と、時間が無かったので理由を説明せずに断りました。
知り合いから紹介されたと言っていたので、相手は驚いたことでしょう。
だから早急に、この方針転換を周知する方法を考えようと思います。
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ご本尊の内部に書かれた文字の中にはかすれて判読しにくいものがありますが、赤外線カメラで撮せば明瞭になることを知りました。
それならば、購入すれば良いと考えて探したところ、それ用のカメラは100万円以上することが分かりました。
そんなに高価では諦めるしかないと思っていたら、もっと安価な方法があるとの学術論文を見つけました。
それは、普通のカメラにフィルターを付け、対象物に赤外線を照射して撮影するという方法で、成功した写真が示されています。
それならば自分も試してみようと、フィルターをヨドバシカメラに、赤外線ライトをアマゾンに注文しました。
価格は合わせて4000円弱。
両方とも、明日中に届くだろうから、大学時代の気分になって「実験」を楽しもうと思います。
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午後、先日法事を行った家がお供えした胡蝶蘭を引き取りに来ました。
私がお願いしたからです。
胡蝶蘭は管理が難しく、今までにも数多く供花されたのだけれど、1鉢として冬越しに成功したことがありません。
寺では、冬に気温の下がる本堂に置くしかないのが原因と思います。
これでは折角お供えしていただいた胡蝶蘭がかわいそうなので、これからは、施主家で管理をお願いすることに決め、今日がその第1号になりました。
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先日、都会では遺体安置施設が不足していることを知りました。
死亡者数が増えていることと、地元住民の反対があって施設を増やしにくいのが理由のようです。
それならば、寺院が引き受ければ良いと思いました。
墓がある境内にだったら、周辺が反対することもないでしょうから。
人口が減少している小田原地区ではそんなことは起こらないだろうけれど、もし起これば、蓮台寺は引き受けます。
2018年9月26日(水)
・私は長野県の葬儀を経験したことはありません。
でも、昨日妻が友人から聞いた話では、葬儀の風習には昔ながらの丁寧さがあるけれど、式は小田原に比べればずっと地味だそうです。
地味と言うことは、お金がかからないと言うことです。
それでもその地方には葬儀社とそれに関連する業界があり、それぞれが企業として成り立っているのだから、志ある葬儀マン達は、まずはそういう地区を見習うことで、西湘地区の葬儀を変える方策を見つけてほしいものです。

きっと長野県では、一日葬は少ないし、火葬式はもっと少ないと思います。
西湘地区と違って、普通に葬儀をするのを恐れる必要が無いからです。
もう、寺離れが止まることはないだろうけれど、せめて葬儀社離れは起こらないようにしてもらいたいものです。
これからの時代、寺はなくても済むけれど、葬儀マンがいなければ安心して死ねないからです。
2018年9月25日(火)
・今日、突然ご本尊内部をファイバースコープで見せてもらえることになりました。
わざわざ鎌倉から、一式を運んでくれたのです。

右の写真は、そのときの様子を撮ったものです。
ファイバースコープを操作しているのは私で、その画像が写真右上のモニターに写っています。
メールで写真が送られてきていましたが、読み取れない箇所(文字)がいくつかありました。
自分で操作して、やはり判読できないことが確認できました。
現時点で判明した文字を、ご本尊修復コーナーに掲載しましたのでご覧ください。
2018年9月24日(月)
・今日、県立歴史博物館にご本尊を運び、意見を聞いたところ、修復と並行して学術調査することになったそうです。
それほど興味深いお像のようです。
だから、納期を6ヶ月としていたけれど延びる可能性が出てきたというので、了承しました。

今回私が修復をお願いしたのは、この世界では無名に近い若手です。
13年前に真教像と一遍像の修復に助手として加わり、その後独立しましたが、当時の仕事ぶり(というより人柄)が気に入って、何かあったら彼に頼もうと思っていた人物です。
こういう特殊な世界は特に、仕事をしながら成長するものなので、彼にその機会を持ってもらおうと思ったのです。
ただ、控えめな人柄ゆえにか、インターネットで調べても彼の連絡先が分からず、2週間かかってようやく連絡が取れました。

単に修復するだけでも彼に役に立てばと思っていたけれど、体内に墨書が見つかったことで、それ以上のものが彼にもたらされるような気がします。
今日、調査を担当することになった県博の研究員も同世代の若手で、タッグを組めたことで、「世界が広がったように思います。」と彼は言ってくれました。
ご本尊のルーツが分かったことは大きな成果だけれど、彼にそう言ってもらえたことの方が私には嬉しいことで、研究員と一緒に良い仕事をしてもらいたいと思います。
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昨日の火葬場弁当は、今までの6割の値段で、初めてのものだったけれど、味もボリュームも十分でした。
スタッフが遺族のことを考えて、よく勉強している証です。
だから、この家がイヨダのリピーターになることは確実です。
2018年9月23日(日)
・今日は、彼岸の中日なのに葬儀を行いました。
彼岸の前半が雨がちだったために、今日の墓参が多かったので、会場をイヨダ会館にして正解でした。

火葬場で、参列した男性から、「49日前にお祭りがあるのだけれど、参加してもよろしいですか。」と聞かれました。
「大丈夫です。」と答えたら、「山車に乗っても構いませんか。」と続いたので、「全く問題ありません。」と答えました。
帰りのマイクロバスの中では「道を変えなくても大丈夫かな。」と心配する声が聞こえたので、初七日忌のお経の後で、これについて説明しました。
「昔の人は、亡くなった方は悪霊となって人に取り付き悪いことをすると思っていたので、火葬場からの道を変えてはぐらかそうとしたり、収骨の時にはどちらに取り付くか迷わせるために、同時に2人で骨をつまむなどしてきました。」
「でもお経には、お念仏によって誰もが成仏し、この世に戻ってきて遺された人たちを護ってくださると書いてあるので取り付くことなど決してありません。だから、道は変える必要は無いし、ひとりで収骨しても構わないし、祭りに参加しても祟られることはありません。」
これを聞いて、祭りの参加を尋ねた男性は、納得した様子でしたが、「でも、祭りを仕切る長老が頑固だから」とまだ迷っている風でした。
一旦染みついてしまった恐怖の感情は簡単には抜けないということなのでしょう。

昔、次のような話を聞きました。
切ると祟りがあると言われていたご神木が線路にはみ出したので、保線要員数人が切ったところ、短期間の間に全員に不幸が訪れ、死亡する人もいたということです。
「何を馬鹿な。」と思いましたが、自分がその立場になったら尻込みするだろうとそのときは思いました。
理屈を超えた恐怖があったからです。
同じく、今日私の話を聞いた人も、理屈を超えた感情から抜けるのは容易でないのかもしれません。
ちなみに今の私なら、ご神木でも、切らなければいけないものにはためらいません。

葬儀については、この他にも、大小様々な「こうしなければ、悪いことが起こる」と思われていることがあるように思います。
例えば、葬儀形式です。
最近は、多くの人が簡素な葬儀を選ぶけれど、未だ旧来型にこだわる人がいます。
亡き人を丁寧に送りたいと思う心もあるのでしょうが、一方では、従来通りにしないと、という恐れもあるように思います。
私はそのような心情を否定はしませんが、それにつけ込むような商売は厳に慎むべきと思います。
過剰接待はその最たるものです。
2018年9月22日(土)
・ご本尊の体内に書かれている「延應元年」は、おそらく制作年で、他にも施主名が書かれていますが、このように体内に制作年や施主名を書くことは、この時代の風潮で、他寺のご本尊も解体すれば同じようになっているに違いないと、昨晩妻と意見が一致しました。
たまたま蓮台寺のご本尊は、下部に穴が開いていたので、ファイバースコープで確認できたけれど、当時の人がまさかそんなことが起こるとは考えたはずがないので、書き記したのは後世に伝えるというよりも、制作祈願者の「信仰の証」だったと私は思っています。

ところで、私が不思議に思うのは、ご本尊を見た専門家全てが「江戸期の作」と鑑定したことです。
江戸時代に修復した可能性があるものの、原形をとどめないほどだったとは思えないので、専門家の基準とは一体どういうものかを知りたくなりました。

嘗て、日本一の内科医と言われた名医が、自分の誤診率を50パーセントと告白したことを思い出します。
病気の診断は、過去の症例から判断するので、経験が多いほど誤診は少なくなるはずです。
その点、名医と謳われた医師には豊富な経験があったはずです。
それでも、50パーセントは誤診だったといいます。

振り返って、仏像の年代判定を考えます。
これについても、データが多いほど正確な判断に繋がります。
もし、ご本尊を見誤っていたならば、それはデータ不足が原因です。
そういう意味で、ご本尊の制作年がはっきりした今、そのことを前提にして、改めて外観の細部のデータを集めれば、今後の年代判定に役立つはずです。
そのためには、修復期間を延ばすことが必要になるだろうけれど、そういう要請があれば快く受けるつもりです。
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今日、蓮祐の墓Ⅱの契約を行いました。
生前契約です。
もう1軒、他所で葬儀を行った家の予約がありましたが、相手の都合でキャンセルになったので、もうこのタイプの入檀はなくなり、これからは、生前契約か、葬儀とセットの契約に限ることになります。
2018年9月21日(金)

・新たに「ご本尊修復」というコーナーを設けました。

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・以前、アゲハチョウの幼虫が蜂に襲われたのを見て、室内に10匹を保護したことがあります。
大きめのプラスティックの虫かごに入れ、食材は毎日のように取り替え、さなぎになるための止まり木も数本用意しました。
ただ、彼らが自由に動けるように、蓋はしませんでした。
そして成長した彼らは全員が止まり木があるにもかかわらず、虫かごから出て行き、室内を散々動き回ったあげくにカーテンや鴨居でさなぎになりました。
私が、幼虫は育った場所でさなぎにならないと思っているのはこの経験もあったからです。
ただ、これらのさなぎは半分以上が羽化せずに死んでしまいました。
おそらく、屋外との環境の違いに彼らが順応できなかったのだと思います。
だからそれからは、室内での保護を止めることにしました。
その後、蜂の侵入を防ぐためにアシタバに網をかぶせたりしたけれど、そうすると新たに卵を産めなくなることにもなるので、今は自然のままにしてあります。

ところで、10日前にスダチでさなぎになった2匹は、昨日見たら両方とも抜け殻になっていました。
私が知らないうちに、羽化していたのです。
羽化の姿を見られなかったのは残念だけれど、無事だったことは喜ばしいことです。
ただ、その後も幼虫はどんどん成長しているけれど、スダチに新たなさなぎは見つかっていません。
きっと、別の場所でさなぎになっているのです。
だから、あの2匹がさなぎになったのは、そのときの環境が滅多にない特別状態だったと推測されます。

5年前に戒名に「蝶雲」の2文字を入れたほどの人が亡くなられました。
新入檀の方で、親しく話をさせていただく余裕が無かったけれど、その方が存命ならば、いっぱい話がうかがえ、今頃蓮台寺は蝶天国になっていたかもしれません。
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今蓮台寺では、秋の彼岸の恒例となった2つの作品展が開かれています。
1つは蓮台寺ホールでの檀徒作品展、もう1つは新客殿での「比奈の会展」です。
檀徒作品展は、檀徒が数点ずつ作品を展示するもので、回を重ねる毎にバラエティに富むようになり、見応えのあるものになっています。
新客殿の作品展は、個人または特定のグループが展示するもので、今回は嘗ての高校の同級生7人で結成された比奈の会のグループ展です。
これもレベルの高い作品ばかりが展示されており、気に入った私は何度も会場に足を運んでいます。
2つの展示の両方が、妻がプロデュースしたもので、この頃私は展示に全く関わっていません。
最初は私の企画だったのに、私が関わらなくなったら、どんどん良くなっているのが、シャクでもありますが。

ところで、一時は葬儀の受付でよく使われていた蓮台寺ホールも、この頃は使わずに済んでいます。
今年は本堂の葬儀が13件ありましたが、このうちホールを使用したのは2件にとどまっています。
葬儀が小型化して、受付は本堂で済むようになっているからです。
1日葬が増えていることと根っこは同じです。

こういう小型化した葬儀の場合、会場を敢えて会館にする必要はなく、自宅の6畳間だけで十分です。
実際に私は、過去に3件の6畳間葬を経験しています。
もし、棺を置くスペースが取りにくい場合は、火葬を先にして骨葬にするという方法もあるので、葬儀に費用をかけたくないという家が急増している今、葬儀マンが考えるべき一方法だと思います。
但し蓮台寺では、本堂が自宅のように使えるので、当分は自宅葬を選ぶ檀徒は少ないでしょう。
2018年9月20日(木)
・今日は彼岸の入り。
昨日草刈りをしたけれど、まだ残っている箇所があったので、朝一番の仕事にしようと思っていました。
墓の前が草ぼうぼうでは、墓参りの人に失礼ですから。
ところが今朝目が覚めたのは4:00前。
この時間では、草刈りは無理だし、眠ると寝坊しそうなので迷っているうちについウトウト。
結局もう一度目が覚めたのは7:00少し前。
そのときは既に草刈りのエンジンの音がしていました。
私には連絡が無かったけれど、今日は白蓮会が仕事をしてくれることになっていたようです。
白蓮会ともなると、境内で今現在何をすべきかがよく分かっていて、私が頼んだわけでもないのに、今日の仕事は草刈りになっていました。
刈り手は私を含めて3人、刈りカスを片付けるのが5人で、今日は午前中いっぱいかかると覚悟していたのが、1時間で済みました。

今年の夏は、猛暑が続いたのと自分が年を取ったせいもあって、殆ど室内で過ごしました。
だから、場所によっては草が伸び放題で、草刈りするので一見きれいにはなりますが、よく見れば、がっちりと根っこは地面に食い込んでいます。
王道は、手作業で一本一本抜いていくことです。
涼しくなったことだし、明日からは毎日ノルマを決めて、王道に戻りたいと思います。
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今回の葬儀も1日葬で、今年は特に多いので、3年前まで遡って調べてみました。
その結果が次表です。

  葬儀数 一日葬の数  1日葬の割合
 平成27年  19  4  0.21
 平成28年  37  9  0.24
 平成29年  23  8  0.35
 平成30年注)  23  15  0.65
注)平成30年9月20日までのデータ

10年前には、通夜式のない葬儀など考えられなかったのですが、3年前には既に1/5になっていることが分かりました。
この傾向は増え続けていて、とうとう今年の上半期には2/3になっています。
これは大変な数字ですが、それにも増して上昇スピードの速さには驚かされます。
この顕著さは、私がこの形式を認めていることによる蓮台寺特有のものかもしれないけれど、おそらく、この傾向は他所でも始まっていると思われます。

これから、この傾向に拍車がかかるだろうから、葬儀業界は今までのデータを分析し、これにどのように対処すべきかを真剣に考える時に来ていると思います。
単に価格を下げるというのでは小細工に過ぎます。
質的な変換が必要になるはずです。
私は、若き葬儀マン達が、こういう視点で、葬儀を見直していくことを願っています。
2018年9月19日(水)
・午後、イヨダで葬儀をやることになった一家が挨拶に見えられ、応対した妻が、「皆さん全員が明るい表情だわよ。」と知らせてくれました。
闘病が長く、覚悟していたこともあるでしょうが、打ち合わせが済んで、葬儀の全体像が明確になったことにも安心されたのだと思います。

参列者が少ないので、一日葬になりました。
これはおそらく、スタッフの勧めです。
返礼品と食事を尋ねたら、返礼品は2000円、火葬場弁当は1300円にしたそうです。
これも、スタッフの勧めです。
そして、葬儀費用と寺への布施と墓地契約料を全て合わせて、70万円台に収まったそうです。
いくら葬儀を経験していないとはいえ、葬儀情報を小耳に挟むことはあったでしょうから、この数字が破格であることは分かっていただけたと思います。
これから葬儀だというのに、「いろいろお世話になりました。」と過去形でお礼を言われたのが印象的で、イヨダの対応が良かった証拠です。
これなら、湘和のファイルを見せる必要はなさそうです。
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妻が怒っていました。「また切られてしまった。」
異常なほどの怒りようでした。
切られたのは、彼女が植えた藤の苗木です。

私が「アゲハの幼虫をいじめないでください」の紙をスダチに取り付けたのは、その前に、誰かによって、10匹以上いた幼虫が駆除されてしまったからです。
でも、駆除した人に悪意があったのではなく、常識では、アゲハチョウの幼虫といえども、スダチにとっては害虫とされているので怒ることは出来ません。
だからの注意書きで、その効果は抜群で、それ以後に新たに孵化した幼虫は順調に育っています。

妻が植えた場所は雑草がよく育つので、知らない人が雑草と間違えて、善意で刈ってしまったのでしょう。
それだけ今は、いろんな人が境内の手入れに関わってくれています。
だから、明確な張り紙をしておくのが一番です。
文章は彼女に考えてもらって、明日、私がラミネート版を作ります。
2018年9月18日(火)
・今朝、蓮祐の墓Ⅱを予約していた家から訃報が入りました。
前もって、中里のイヨダ会館で葬儀をしたいとの希望があったので、私からイヨダに連絡しました。
まだ墓地は正式契約されていないので、葬儀の後に墓地契約となります。
これはまさしく新しく提案した「葬儀と墓地のセット」のスタイルで、その第1号になりました。

その家は湘和の互助会に加入していたので、湘和で葬儀を行って蓮台寺に墓地を求めるという、よくあるパターンになった可能性もありましたが、事前に墓の相談に来たのが幸いしました。
しかし、墓を求めるくらいなので、その家は葬儀を経験したことがなく、比較するデータがないので、これから行う葬儀を正当に評価することは出来ないはずです。
しかし、葬儀明細が出た後に、私が持っている湘和ファイルを見せれば、互助会を使わなくてよかったと必ず納得してくれるはずです。
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昼少し前、3人連れの女性の訪問がありました。
「葬儀の時はお世話になりました。」と言われたけれど、直ぐには思い出せなくて会釈だけして、応対は妻に任せました。
後で妻に聞いたら、5月にハマソウで葬儀を行った家の親族でした。
手作りの調合ミソをお土産にしてくれて、昼食で味見したら今までに経験したことのないおいしさでした。
妻は3人と意気投合し、レシピを聞いたのですが、材料を揃えにくいといっています。
それよりも、その家が墓参に来たら、リクウェストを伝えてもらおうと思います。
それくらい気に入った味でした。
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午後、小田セレの社員が訪ねてきて、会社として昨日の話を受け入れてくれると知らせてくれました。
細部は詰めなければならないけれど、小田セレと他の葬儀社との間に良い関係が生まれれば、この地区の住民の幸せにつながります。
2018年9月17日(月)
・今年になってからの入檀は16軒で、そのうち生前契約が2軒、葬儀と墓地契約がセットになった家が3軒、他所で葬儀を行ってから納骨した家が11軒でした。
今後、生前契約と、葬儀とセットになった場合しか墓地契約しないので、入檀は3分の1程度になる見込みです。
このくらいのペースなら、墓地整備に余裕が持てます。

今日、9月9日に訪れた赤ちゃん連れの夫婦が正式に墓地を申し込み、納骨の日取りも決まりました。
葬儀社を小田セレにした理由を聞いたところ、病院が示した葬儀社一覧の先頭を選んだという単純なものでした。
多分普通の人は、葬儀社はどこを選んでも大して変わらないと思っているのでしょう。
明細を見せてくれましたが、全費用は24万円でした。
基本は火葬式で、これに1対の生花が飾られて、お別れ花入れがあったそうで、夫婦は「安置料が普通より余分にかかっているので。」と言って、この価格を納得していました。
結果的にこの夫婦は、「えいやっ」と決めたのが正解になった、幸運の持ち主でした。
これとは別に、納骨を約束している家がもう1軒ありますが、その家の納骨で、こういうタイプの墓地契約は終了し、これからの墓地契約は、生前契約か、葬儀とセットに限られます。

午後、小田セレの社員2人が訪ねてきました。
上述の家の葬儀を覚えていて、安置料がかかったのは、事情により、火葬までの日数が長くなってしまったからだそうで、裏付けがとれました。
折角来たのだからと、「ゆうの葬儀」と「葬儀と墓地のセット」の話をして、会社として検討してくれるように頼みました。
今の価格は、門松葬祭の案をベースにしているけれど、いずれはイヨダとも相談して、改めて統一価格を作ってもよいと伝えました。

私は、西湘地区の葬儀を変える一番の近道は、模範になる葬儀を行って、なるべく多くの人たちにそれを実体験してもらうことだと思っています。
良い葬儀をすれば、依頼者は必ず増えるので、そういう葬儀社同士がシェアを争う必要は無く、むしろ、依頼が増えすぎて、互いに協力しなければならなくなる状況が生まれると思っています。
そういう意味で、私は小田セレにも期待しています。
2018年9月16日(日)
・「ゆうの葬儀」のポスト広告への反応がありました。
相談窓口として、良識の葬儀の電話0465-87-5722を載せておきましたが、2年前に敷設したこの電話にとって初めての問い合わせでした。
昨日も書いたように、今回は意見を言うだけでなく、「行動」を示したゆえの反応だと思います。
電話は、私でなく仲間が受けたのですが、相手は葬儀よりも墓に関心があったようです。

蓮台寺では、今年になって、他所で葬儀を行った11軒の入檀がありました。
私が住職になった当時は、こういうケースの入檀は全て断っていたのですが、世の中にはいろいろな事情を抱えた人たちがいることを知って、墓を必要とする人は無条件で受け入れるように方針転換しました。
契約料も他所に比べれば破格だったので、入檀希望が多かったのだと思います。

このように入檀が続いた結果、とうとう狭い蓮台寺はパンク寸前になってしまい、多忙になったこともあって、妻はこれ以上檀家を増やさないで欲しいと言っています。
でも私は、寺は、求める人がいるなら門戸を開けておくべきと考えています。
ただ、今までのようにしていたら直ぐに、入檀を受け入れられなくなることは確かで、門戸開放どころではなくなります。

そこで昨晩、ゆうの墓だけでなく、蓮台寺の全ての墓を葬儀とセットにすることを思いつきました。
今までは、他所で葬儀を行った家にも無条件で墓地契約を認めていましたが、今後はそれを行わず、墓地を希望するならあらかじめ葬儀の段階から予約しておくというシステムです。
この案では葬儀の段階で条件が付きますが、この条件ゆえに、良識の葬儀グループによって、良質な葬儀を他所よりも低価格で行ってもらえるので、希望者にとっては大きなメリットになります。
また寺にとっても、門戸開放の原則を保ちながら入檀数を制限できるので、現状ではベストの案だと思います。
ただしどんな案も、実施すれば必ず不都合が出てくるものだから、今日から実施して修正すべきは修正しつつ、良いシステムにしていこうと思います。

ところで、もうロッカー式墓地の空きは少ないので、新たに44基が集合するロッカー式墓地を発注しました。
契約金は15万円にする予定です。
この墓地と本堂での葬儀をセットにして「蓮祐の葬儀」と名付けたプランを作れば次のようになります。
全て、税込み価格です。

蓮祐の葬儀
・墓地契約料   150,000円
・寺への布施   100,000円
・葬儀施行費
  ① 火葬式  170,000円 
  ② 1日葬   338,480円(本堂使用料、マイクロバス代含む)
  ③ 2日葬   430.160円(本堂使用料、マイクロバス代含む)

従って
①火葬式セット料金   420,000円
②1日葬セット料金    588,480円
③2日葬セット料金    680,160円
となります。

これに、返礼品と食事代が加わりますが、蓮台寺方式に従って行うので、この費用は他所での葬儀の半分くらいで済みます。
早速これをパンフレットにして、配布するつもりです。
2018年9月15日(土)
・昨日は火葬場の待ち時間で、施主と珍しいくらいじっくりと話をしました。
その中で、葬儀スタッフの対応の良さが話題になり、ベタ褒めでした。
この家はイヨダのリピーターでしたが、更に強固なリピーターになると思います。

昨日は、私の留守の間に先日ロッカー式墓地を予約した家から電話があり、葬儀はイヨダに決めたそうです。
わざわざそういう電話をかけてきたのは、本堂ではなく、イヨダ会館を使いたいということだと思います。
この家は湘和の互助会に加入していますが、それを捨てて、イヨダの支持が広がっているのは喜ばしいことです。
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今朝境内を見回ったら、カンカン照りの場所でも彼岸花の花芽が立ち上がり始めていました。
ということは、今年は例年通り、彼岸花は忠実に秋の彼岸を彩ることになります。
だから、私の予想は完全に外れです。

私が「彼岸花の開花が遅れる」と予想したのは、今年の猛暑のせいです。
嘗て、暑さが続いた年に彼岸過ぎになってやっと開花したことがあったので、今年もそうなると思ったのです。
でもそうならなかったのには理由があるはずと、過去の気温データを調べてみました。
すると今年8月の東京の平均気温は28.1℃で、確かにここ数年では一番の高温でした。
しかし、2012年8月の平均気温は29.1℃で、今年を上回り、しかもこの暑さは秋まで続きこの年の9月の平均気温は26.2℃でした。
今年の9月前半までの平均気温が25℃であるのに比べれば、相当暑い秋だったことが分かります。
多分この年に開花の遅れがあったのです。
連日の報道で、今年の猛暑は特別と思い込んでいたけれど、感覚だけで判断してはダメと、反省させられました。

今朝、スダチに続き、アシタバにもさなぎを見つけました。
これも初めての経験です。
何かは分からないけれど、彼らを変わらせたものがあるのだと思います。
ただし、理由はともかく、この変わり様は私にとっては嬉しいことです。
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昨日のタウン誌ポストに「ゆうの葬儀」の広告を掲載しました。
今までは、良識の葬儀は意見を言うだけでしたが、ささやかだけれど「行動」を起こすことにしたのです。
「ゆうの墓」はこのために造ったのではなく、無縁者のために平成22年4月に建てられ、すでに50体が納骨されています。
その当時の私は、この種の墓が他にあることを知らずにいたので、ほぼ無条件で納骨を認めていましたが、今は「イオンの墓」などがあるので、原則として「ゆうの葬儀」を行って納骨するように方針転換しました。
今までは、「蓮台寺の好意」で納骨するという形でしたが、17万円を葬儀社に支払えば、「ビジネスライク」に納骨までできるので、わかりやすいシステムだと思います。
現時点で担当を承諾してくれた葬儀社は、イヨダと門松葬祭。
他社にも声をかけて、輪を広げていきたいと思っています。
ただし、このシステムに乗り切れない場合も当然発生するだろうから、そのときは吟味した上で従来通りの対応をするつもりです。
2018年9月14日(金)
・今日の朝食は、昨夜お土産にもらった東華軒の精進通夜料理で、とてもおいしくいただきました。
精進料理の良いところは、時間が経っても傷まないことと、味が落ちないことです。
だから、余った場合は、持ち帰れば翌朝でも十分賞味できます。
これに対し、通常の料理では、食中毒の危険性があるので持ち帰りは禁止されることが多く、たとえ持ち帰ったとしても急激に味が落ちるので賞味対象になりません。
だから、余った料理はゴミにするしかなく、場合によっては「うちの板前はゴミを調理しているのか。」の嘆きにもなるのです。
その点、精進料理にはこういう無駄は生じません。
もともと、「通夜料理には精進料理」の慣習は、仏教の不殺生戒に基づいたものだけれど、それを離れても精進料理は葬儀において合理的な料理なのです。
こういう良さに注目し、葬儀マンたちには、精進料理を見直してほしいものです。

あるベテランの葬儀マンが、「葬儀で一番大事なのは遺族の要望を叶えることです。」と申しました。
どういう意味でそう言ったかを尋ねなかったけれど、彼は良識の葬儀の方針に異を唱えたのかもしれません。
良識の葬儀は、現在の乱れた葬儀を是正する目的で発足し、その方針は遺族の要望と食い違うことが多いはずです。
普通、遺族は自分が属する親族や地域の慣習にどっぷりつかっています。
良識の葬儀はその慣習を問題視し、それを変えようとしているので、遺族の要望と真逆のことをせざるを得ないからです。 

何度も申したことですが、私は現在の寺のあり方が気持ち悪すぎて、少しずつ、自分が納得のいくように変えてきました。
これには、檀徒の少なからずの抵抗があったはずですが、私は一切耳を貸さずにきました。
誰かに相談すれば、否定的な意見が出るに決まっていたからです。
ある意味で、私は檀徒が寺に対して思っていることの真逆をやってきたことになります。
私は、自分がしてきたことが全て正しかったと思うほど自惚れ屋ではありません。
でも、寺離れが当たり前になっている今でも、入檀が切れ目なく続いているのは、一定の評価が得られているからだと思います。
最初は戸惑ったであろう檀徒も、今では考えを変えてくれています。

だから私は、葬儀でも必ずしも遺族の要望に沿う必要はないと思っています。
要望に添っているだけでは、問題の多い現状は変わらないからです。
私が志ある若き葬儀マンに望むことは、「遺族の要望を鵜呑みにするのでなく、自らが信ずる葬儀スタイルで遺族を説得すること。」です。
これなくして、葬儀の未来はないと思います。
2018年9月13日(木)
・境内を見回ったら、あちらこちらで彼岸花の花芽が立っていました。
だから、「今年は開花が遅れるだろう。」の私の予想は見事に外れました。
ただ、花芽が立っている場所は全て木陰で、カンカン照りの場所はその気配すらありません。
もし、そこでも彼岸中に咲いたなら、私の予想など全く当てにならないことになります。

「幼虫をいじめないでください」の張り紙も、ハチに通用するはずがありません。
今朝、アシナガバチが幼虫を襲っているのを見つけました。
すでに幼虫は死んでいたようなので、放っておきました。
ハチは人間と違って、最小限の殺生しかしないからです。

今年の猛暑は果物を甘くしているようです。
数種類の梨を食べましたが、みんな甘みがあっておいしかったです。
ブドウも新種を含めて何種類か食べましたが、おいしい甘さでした。
ただ、シャインマスカットの皮が、去年よりも堅くなっているような気がします。
4カ所からいただきましたが、全てにそう感じたので、この品種の売りである「皮ごと食べられる」という魅力を、猛暑が邪魔をしたようです。
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昨夜、今日のために「通夜式経本」を印刷していたらインク切れになりました。
買い置きを探したけれど見つからなかったので、ヨドバシカメラに注文しました。
今日中には届くとは思ったけれど、通夜式には間に合わないと思って、別のプリンターで印刷を済ませました。
ところが、今日の13:30にインクが届きました。
これなら、待っていても悠々と間に合いました。
予想以上の早さだったので、ヨドバシカメラからの発送通知メールを見たら、今朝の1:05に発送していました。
これで、24時間体制であることが分かりました。
早いはずです。
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私は、西湘地区のダメ葬儀を止揚させるには、それに換わる良識ある葬儀社が伸びることが第一と考えています。
ただし、こういう既存の葬儀社は極めて少ないので、志を持つ新規の葬儀社が出現し、これらの葬儀社が互いに協力してグループを拡大することが必要不可欠と以前から思っていました。

けれども、とかく人は、新規参入者を「商売敵」としか見ない了見の狭さを見せ、足を引っ張りがちです。
でもそんなことをしなくとも、今の時代、人々が望むまともな葬儀さえしていけば、シェアは自ずから拡大し、十分に共存できるはずです。
ただしこれは、「言うに易く」で、ついつい相手を蹴落としたくなるものです。

ところで、今回の葬儀には、イヨダの要請で門松葬祭が手伝いに入りました。
門松葬祭は、私が望んでいた新規の葬儀社で、一部にとっては目障りな存在のはずです。
でも、イヨダの対応は私が思い描いていた理想の姿でした。
仕事が多くて、手助けが必要だったようですが、見方を変えれば、競争相手になるかもしれない門松葬祭を、イヨダはそれを承知で育てているのです。
こういう関係こそ、西湘地区の葬儀を変える大きな力となります。
今は小さな輪だけれど、これに数が加わり、輪が更に広がって、西湘地区で葬儀におびえる人が少しでも少なくなることが私の望みです。
2018年9月12日(水)
・明日はイヨダ会館で通夜式があります。
担当者は、「遺族の強い希望で、祭壇はグレードの高いものに決まりました。そんなことをすると、住職に怒られると言ったんですけれど、どうしてもそうして欲しいと言われました。」
喪主は私よりもひとまわり以上の高齢で、葬儀に対して特別な思いを持つ世代なのでそういう選択をされたのだと思います。

一般に葬儀担当者は、なるべく高額の葬儀を誘導するものだけれど、イヨダは今回もそうでなかったことを私は評価します。
こういう姿勢がリピーターになって表れたので、長い目で見れば、企業としての安定につながります。

逆が湘和です。
その代表例が「面前調理のおもてなし」です。
参列者の目の前で、天ぷらを揚げたり生寿司を握るなどをタウンニュースで誇っているけれど、彼らは葬儀をなんと心得ているのでしょう。
今でもそうかもしれないけれど、彼らは一時、「儀式文化」を標榜していました。
それと、読経中に揚げたての天ぷらや生寿司に群がる参列者の喧噪を演出することの大矛盾を彼らはどう考えているのでしょう。
口先だけきれい事を言っても、結局は営利最優先なのです。
いずれ、こんな愚行を行っている企業は衰退します。
2018年9月11日(火)
・今朝、イヨダから檀徒の訃報が入りました。
2年前にイヨダで葬儀を行った家です。
葬儀に使う言葉としてはふさわしくないだろうけれど、いわゆる「リピーター」です。
私は葬儀社を評価する物差しの1つとして、「リピーターが有るや無しや。」を用いています。
そういう意味で、イヨダの前の葬儀はよかったのです。
私の知っている湘和葬儀の経験者の殆どが、「2度と湘和を使わない。」と言っているのと対照的です。

今回の葬儀は参列者が多くなりそうなので、中里のイヨダ会館を使うことになりました。
そして通夜料理を担当するのは東華軒です。
私は特定の業者に偏らないことをモットーとしていますが、「精進通夜料理」に関しては、東華軒が群を抜いているのでそれ以外の選択肢は考えていません。
でもこの頃東華軒に申し訳なく思うのは、せっかく開発した精進料理を、他の葬儀では使ってもらえないことです。
葬儀社が勧めても、遺族が拒否するからです。

今年の新盆回りで、親族の人が、「自分の親の通夜式で昔通りに精進料理を出したら、食うものがないと言われてしまったですよ。これには参りました。」と言っていました。
西湘地区はそういう地区なのです。
蓮台寺の場合は、住職の「鶴の一声」があったので直ぐに徹底したけれど、他では難しいのが現状です。
同じように、西湘地区で当たり前になっている通夜読経中の飲食は、他所の人から見れば「お経の最中に宴会するんですか。」とあきれられるけれど、この地区の住民にとってはそのおかしさがなかなか理解できないのです。

アメリカでは、銃による悲劇が繰り返されているけれど、銃規制はうまくいっていません。
それをすると困る業界の抵抗が強いこともありますが、アメリカ国民の頑迷さがそうさせているのだと思います。
我々から見れば、愚か極まりないことだけれど、渦中の人間はそれを理解するのが難しいのです。
同じように西湘地区住民が自らの愚かさに気付くのは直ぐには難しいだろうけれど、こういうことは機が熟せばある日一気に転換するものだから、そのときが来るまで、私と仲間たちは地道に活動するしかないと思っています。
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今日、スダチの木に「アゲハチョウの幼虫をいじめないでください 住職」をはがきに印刷し、ラミネートしたものを3枚ぶら下げました。
また、目立つ場所のアシタバにいたキアゲハの幼虫3匹を、人目に付かない場所のアシタバに葉っぱごと移動させました。
これで、万全?です。

今日、本堂と客殿の間の中庭に彼岸花が立ち上がっているのを見つけました。
私の予想では、この夏は猛暑だったので開花が遅れるはずでしたが、どうしたことでしょう。
そこは、殆ど日が当たらない場所なので、地温が低く保たれていたからかもしれないけれど、他所の場所が気になるところです。

やっと、境内の芙蓉がちらほらと咲き出しました。
こちらは、例年より1ヶ月遅れです。
2018年9月10日(月)
・本堂の西側に、1.7mくらいのスダチの木があります。
これは15年前に私が植えた木です。
でも、実を採るためでなく、アゲハチョウを育てるためです。
このほかにキアゲハのためにアシタバを、モンシロチョウのためにキャベツを植えました。
境内を蝶の天国にしようとしたのです。

ただキャベツだけは、毎年植え替えなければならなく、うっかりして忘れたのを機に数年で諦めました。
その点、スダチは常緑樹だし、アシタバは種がこぼれてあちこちに自然に増えているので、毎年幼虫が育っています。
今年も両方に幼虫が孵化していますが、今年はスダチに初めてのことが起こりました。

小学生の頃に近所のカラタチにアゲハのさなぎを見つけたことを思い出せば、必ずしもそうではないのかもしれないけれど、この15年間の経験では、幼虫は自分が育った場所ではさなぎにならず、必ず、スダチやアシタバを離れました。
しかも、どこでさなぎになったかは殆ど分かりませんでした。

ところが今日、スダチにさなぎを見つけました。
それも2つです。
昨日まではなかったので、昨晩さなぎになったのでしょう。
この頃毎日観察していますが、昨日の時点でさなぎになりそうになるまで成長しているのは2匹だけだったので、それが今日見つけた2つなら、100パーセントの確率で育った場所でさなぎ化したことになります。
こんなことは、今までにはあり得なかったことです。
まだ10匹以上の幼虫がいるので、彼らがどうするか楽しみですが、後に続くものがいるならば、この異変は今年の猛暑のせいかもしれません。
それにしても、これから毎日さなぎの成長が見られるのは、ここにスダチを植えた甲斐があったというものです。
ただし、私の意図を知らない人が、さなぎと幼虫に悪さをする可能性が出てきたのが、新たな心配の種です。
今の蓮台寺は、そういう心配をしなければならないほど、いろんな人が境内に手を加えてくれるようになっています。
とりあえず、「アゲハの幼虫をいじめないでください 住職」の紙を垂らしておこうと思います。
2018年9月9日(日)
・今日は境内清掃の日。
私は昨日決めていたとおりに、芝生の中の雑草刈りに取りかかりました。
一時間後、担当役員が終了を知らせに来ましたが、「私は残業しますから。」と言って仕事を続けました。
丁度半分が刈り終わっていたので、今日の法事開始一時間前に終了できる目処がたったからです。
刈りカスを掃除するのは、明日の仕事にしますが、2時間で雑草を目立たなく出来るのは、境内全域を芝生化したおかげです。
今日も、その当時の維持会会長が私よりも10歳年上なのに元気で参加してくれました。
境内全域の芝張りに音頭を取ってくれた方です。
「よく根付きましたね。」「おかげさまで。」昔を懐かしむ会話をしてしまいました。

午後、境内清掃を休んだ皆子さんが仕事をしに来てくれました。
彼女がこの頃愛用しているのはロータリー式芝刈り機。
山門から本堂へ続く石畳の両側は、この芝刈り機できれいに仕上がっています。
「ここだけは、これ以外を使わないようにしましょう。」と彼女。
夕方、午前中の刈りカスを掃き取ったら、うまく刈ったつもりだったけれど、まだらだらけになっていて、ロータリー式との違いは歴然でした。
刈り払い機より簡便でないけれど、もう1台あるロータリー式を私専用にしようと思いました。
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境内清掃と法事の疲れで昼寝をしていると、「お墓を探しに来た人がみえているわよ。」と起こされました。
赤ちゃん連れの若い夫婦でした。
お母さんが亡くなられて納骨場所を探しているとのこと。
新規入檀した檀家さんの紹介でした。
事情を聞いて、蓮祐の墓Ⅱがふさわしいと思い説明しました。
最終決定するには相談しなければならない人がいるからと予約せずに帰りましたが、ご本人は入檀を決意したようです。
なお、葬儀を担当した葬儀社は、今回も湘和でなく、小田原セレモニーホールでした。
一家が帰った後、小田セレを選んだ理由を聞いておけばよかったと思いました。
これからの入檀者には、葬儀明細書と一緒に葬儀社を選んだ理由を提出してもらい、ファイル化しようと思います。
2018年9月8日(土)
・「ゆうの葬儀」の価格を決めるに当たって、西湘地区の葬儀社の火葬式価格を調べたら、殆どが横並びの15万円(税抜き)でした。
そうならば「ゆうの葬儀」は、それ以上の価格にすべきと判断しました。
これは私にとっては大事なポイントで、葬儀価格は無理に安くする必要がないし、安くしてはダメと思っているからです。
私は、葬儀マンは、自分たちの働きに対する正当な対価を要求する「義務」を持つとさえ思っています。
安値競争をすれば、結局のところ、行き着く先は葬儀の質の低下だからです。
ということで、「ゆうの葬儀」は火葬式に加え戒名授与と納骨が付くにもかかわらず、当初考えていた価格は15万円(税込み)だったので、変更して17万円(税込み)にすることにしました。
この価格なら、15万円(税別)で火葬式を行っている葬儀社に声をかけやすいので、同意してもらえれば「ゆうの葬儀」に特化した協力関係が結べると思います。
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今日も墓の相談に一組の母・息子が訪ねてきました。
近隣の寺に墓地を持つ家で、母の方が寺替えを希望しており、息子は事情を聞くだけのスタンスでした。
プリントを手渡して一通り説明し、「ゆっくり考えて、移りたい気持ちが変わらないならば、そちらの寺との話し合いを済ませてから来てください。」と申しました。
一応墓を見せて欲しいというので、境内の南端まで案内したら、途中から草ぼうぼうではありませんか。
最近、山門から北は、皆子さんが芝刈り機を使ってきれいにしてくれているので、安心していたのが迂闊でした。
明日の境内清掃では、愛用の草刈り機の出番です。
2時間かければ、済みそうなので、早めに気がついたのは、母・息子のおかげです。
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午前中、本堂を柿渋塗りしていたら、「突然で申し訳ありませんが、肖像画を拝見させてください。」とご婦人の声がしました。
振り向いたら、ご自分も水墨画をやる方でした。
妻が在宅だったので、彼女に案内してもらうように申しました。
しばらくして、「ありがとうございました。特に白木蓮の絵には感動しました。」と言って帰られました。
「あの人がそういうのだから、この企画は大成功だったわよ。」と私が褒められました。
2018年9月7日(金)
・今日、ご家族の容態が悪いという家が、ロッカー式墓地を予約されました。
互助会に加入しているというので、それを止めて、万が一の場合は、寺に直接連絡するかイヨダに電話するように伝えました。
蓮台寺をよく知っている人の紹介だったので、私の言うことを信用してくれましたが、こういう時のために、「湘和の葬儀と蓮台寺の葬儀の対照表」を作って本堂に常備しておこうと思います。

「湘和の葬儀がダメ」といってもそれだけでは説得力がありません。
それに代わる「まともな葬儀」の実践例を示して初めて相手に納得してもらえます。
そのための対照表です。
幸い私の手元には、今、たくさんの明細が集まっています。
これを元に数字を示すので、私の主張が感情論でなく、客観的であることを理解してもらえるはずです。

私が住職になって初めての葬儀で戒名一律を決めたのは、子供時代から戒名に差があるのは「おかしい」と思っていて、こんな気持ちの悪いものを背負っては住職をしていけないと思ったからです。
それでもあれこれ2時間考えましたが、もしあのときにひるんでいたら、状況は全く変わっていたと思います。
途中で戒名一律を打ち出しても、今までは何だったかと思われ、説得力がないからです。
すべからく、ことを始めるには、「初日」が肝心というのが、あのときの教訓です。

私は昨年、「良識の葬儀」を立ち上げました。
西湘地区の葬儀の現状を見るに見かねたからです。
そこでタウン誌に広告を出したりしましたが、意見を言うだけで具体的な行動は起こしませんでした。
ところが今回、「ゆうの葬儀」を実践することになり、それについての広告を出すことにしました。
昨日、そのゲラが届きました。
それを吟味していて、戒名一律の決断とは意味合いが異なるけれど、「初日が肝心」と言うことを思い出しました。
この広告には、葬儀の価格を掲載しますが、今は特にこれについて熟慮しています。
この企画を長続きさせ、更に発展させるにはどういう数字を掲げたらいいかを仲間と一緒に検討しています。
途中で変えれば説得力がなくなるので、限られた時間の中でよい数字を考え出します。
2018年9月6日(木)
・今日、6月に小さなお葬式を通じて葬儀を行い、その後にロッカー式墓地を契約した家が、葬儀明細書を持参してくれました。
「遅くなって済みません。書類に紛れてしまっていましたので。」

その明細を公開します。

   金額(円) 備考
 葬儀施行費   338,000  
 返礼品   42,120 3,240円×13個
 忌中料理   26,460 1,404円(弁当)×18個
594円(おにぎり)×2個
 僧侶へのお布施   85,000 小さなお葬式の定額料金
 総費用  491,580  

解説
1.小さなお葬式が謳う「小さな1日葬」の施行費は338,000円なので、その通りに実施されたことが分かりました。
2.この葬儀は、家族と親戚だけの葬儀だったので、そのことを配慮して返礼品と忌中料理は決まったのでしょうが、過剰接待にならないように葬儀社が配慮したことがうかがえます。
こういう葬儀社があることは、私にとっては光明です。
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今日は他に予定がないので、午前も午後も本堂の周りに渋墨塗りを行いました。
買い置いてあった渋墨がなくなってしまったので、途中で止めましたが、「格調高くなった」と妻に喜ばれました。
だからまた1800g瓶を6本注文しました。
届くのは10日なので、それまではその上に柿渋を塗って定着させます。
そうすれば、「もっと格調が高くなった。」と褒めてもらえそうです。
檀家さんは、秋のお彼岸を楽しみにしていてください。
2018年9月5日(水)
・昨日、余命を宣告された男性が、ご自身の葬儀の相談に訪れました。
市外の方で、市外の人間でも本堂で葬儀が可能かを尋ねるのが主な目的でした。
本堂で葬儀を行い、他市の火葬場に行ってくれるかが心配だったのです。
そういう例はたくさんあり、どのようにでも対応できると伝え、万が一の場合は、真夜中でもいいから寺に連絡すればよいと話すと、それ以上の質問はありませんでした。
安心されたようです。

「それよりも、明日、健康祈願のご祈祷をしてさしあげますから気持ちを強く持ってください。ご祈祷によって、4年以上寿命が延びた例もありますから。」
その男性は微笑んでうなずきましたので、今朝、お札に魂入れをするとともに、毎朝行っている健康祈願のひとりに加えました。
これで、健康祈願者は24名になりました。

そして今日は、還相護符も作って一緒に郵送しました。
9年前に亡くなられたお母様も護ってくださるようにです。
私にはこれくらいしか出来ませんが、一番大事なご家族の支えがあって、この方の元気さが長く続くことを願っています。

ところで、その男性が他市に住むのに何故本堂での葬儀を望んだかが推察できました。
先ほど出席者名簿を見たら、その男性は今年の施餓鬼会に参加していました。
当日私は、印刷物を配って、本堂での葬儀の説明をしたので、それを聞いて決意したのだと思います。
その男性が住む市には湘和会館があり、今までは殆どの檀徒がそこを使っていましたが、事あるごとの私の主張がその男性の耳にも入っていたのだと思います。
昨年も同じ市に住む檀徒が本堂で葬儀を行いましたが、その家にとって本堂での葬儀は2度目でした。
西湘地区の檀徒では、この5年間、湘和の葬儀は1軒もありません。
これに対して湘南地区では、年に1回くらいはあったのですが、これからは、その地区の檀徒も本堂の葬儀に切り替えるようになると思います。
2018年9月4日(火)
・昨日は、小田葬スタッフがよく動いてくれたおかげでとてもよい葬儀になりました。
新方式が順調にすべり出せてありがたく思っています。

ただし、贅沢を言わせてもらえば、彼らはサービスのしすぎでした。
昨日の文には、「この葬儀では、葬儀社が関わるのは、火葬の部分だけなので」と書いてあります。
その前提の上に成り立っている方式なので、それ以上のサービスは、規格外れになります。

例えば、昨日は火葬後に私を含めた参列者全員を2台の車で寺まで届けてくれて、葬儀式が終わるまで付き添ってくれました。
ありがたいことですが、これは規格外のサービスです。
初めてのケースなので、スタッフはどこまでサービスしていいかを迷ったと思いますが、昨日は火葬場でタクシーを手配して、後は我々を突き放せばよかったのです。
これが新方式の特徴なのですから。
私が1回目のサービスをありがたいものとして受け入れれば、小田葬は2回目も3回目もそうしなければならなくなり、繁忙期にはこれが負担になるはずで、それは避けなければならないのです。

昨日の経験を踏まえ、これからはスタッフに甘えることがないようなマニュアルを作ろうと思います。
当然、小田葬も見直しするでしょうから、それによって、新方式は定着し、長続きすることになります。
2018年9月3日(月)
・施餓鬼会の2日後に、法要を欠席した100軒の家に、当日配布した「蓮台寺本堂での葬儀」を郵送しました。
その中に、次の1文を付け加えました。
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○ 蓮台寺では、次の、更に簡素な葬儀も行います。
                         
     火葬 → 本堂で法事形式の葬儀     

火葬に際しては、たとえ火葬場が遠方でも、荼毘回向と収骨回向のために、住職が必ず出向きます。             
この葬儀では、葬儀社が関わるのは、火葬の部分だけなので、葬儀施行費は、火葬式料金だけ(18万円くらい)になります。 
また、本堂での葬儀は、火葬当日でなく、後日にすることも出来るので、日程に余裕を持たせられます。           
今までにない方式なので、檀徒の皆さんは、選択肢の1つとして、頭に入れておいてください。
   *********************************************
早速昨日の朝、これを読んだ市内の檀徒から、この方式を依頼する電話がありました。
遺体搬送を小田葬に頼んだ後の電話で、「これでよろしいですか。」と聞かれたので了承しました。
午後、葬儀スタッフとともに訪れた喪主と打ち合わせしました。
その時点では、火葬場の食事は定番の東華軒特製弁当を使うことにしていましたが、参列者は親族5人だけというので、コンビニのおにぎりで済ますことを勧め、変更になりました。
人数が少ないので、注文すれば却って東華軒に迷惑がかかるとの判断もありましたが、前々からこれからの葬儀は「食事漬けの呪縛」から脱却すべきと考えていたからです。

例えば山梨県では、通夜式後の食事は、親族に対しても振る舞われないので、これは見習うべき価値があると思うし、通夜振る舞いをなくせば、いろいろな面(気使い、費用、時間)で無駄が省けます。
ただしこれについては、ケータリング業者との関係などで、葬儀社からは言い出しにくいだろうから、寺が主導するしかないと思います。
だから僧侶である私としては、対案を模索しながら、その方向に進めるつもりです。

そして今日、蓮台寺にとって初めての試みは、無事終わりました。
火葬場で用意されたおにぎりは、私が1個と、もうひとりが1個食べただけでした。
私がおにぎりに手を出したのは、せっかく用意してくれた喪主に気を遣ったからなので、結果的には無理に用意しなくてもよかったのです。
だから、葬儀での食事なんて、こんなに軽いものなのです。

火葬場から帰っての葬儀式は、生花などは一切飾らなかったけれど、改めて本堂の荘厳のそのまんまの良さを感じました。
余計な装飾は一切不要、これからは日常の中での葬儀を目指すべきと思いました。

ともかく、遺族には全員に満足していただけたようなので、この事例をことあるごとに話していこうと思います。
2018年9月2日(日)
・右の写真は、一昨日の通夜式時の境内の様子です。
山門から本堂を伺った風景ですが、この雰囲気は葬儀会館では味わえないと好評です。
山門前の提灯には時宗の寺紋である隅切り三が入っていますが、これは寺の備品です。
嘗ては、施主家の家紋入り提灯が葬儀ごとに作られて、飾られていましたが、その無駄を省くために考えたもので、提灯掛けは山門を建てた頭領に依頼して周囲にマッチするように作ってもらいました。

その葬儀の明細が分かりましたのでお知らせします。

   金額(円)  備考
葬儀施行費    380,160  マイクロバス1台、供花1基を含む
火葬料    27,000 小田原市斎場使用(南足柄市住民)
 返礼品    48,600 1620円×30個 
 通夜料理    45,750 20人分+飲み物 
 火葬場弁当    15,624 864円×16個+飲み物
 合計   517,134  
寺への支払い   175,000 本堂使用料を含む 
総合計   692,134  

解説
小さなお葬式が同規模の葬儀を行う場合、葬儀施行費は493,000円となっています。
これに対して、今回の葬儀は火葬料と本堂使用料を含めても457,160円で、小さなお葬式の代金を下回っています。
また、小さなお葬式には含まれない、マイクロバスが標準仕様になっているので、実質的にはもっと安くなっています。
更に、返礼品と食事の代金も抑えたことがおわかりいただけると思います。
これで、誰からも不満は出なかったのだから、葬儀はこれで全く問題がなく、全面的によろしいのです。
むしろ、フルコースでもてなす過剰接待葬儀より、よっぽど上品です。
今回の担当葬儀社は門松葬祭でしたが、今後は、これを蓮台寺本堂葬儀の標準にしていきます。
2018年9月1日(土)
・今日は久しぶりに充実した一日でした。
朝勤行の後、通夜式で使った「灯り」の後片付けから始まり、今日納骨する墓周辺の草むしり(素手で)と草刈り(電動機)を2時間かけて行い、納骨の後は、たまたま訪れた葬儀マン達3人と18:00まで(有益な)おしゃべりをし、直後からは20:00まで役員慰労会に参加しました。
慰労会では、全く珍しく、少々のビールと、数種類の日本酒少々と、少々のワインを「住職、これおいしいから飲んでみなさいよ。」と勧められるまま、飲んでしまいました。
当然睡魔に襲われ、パソコンの前で眼が覚めたのは23:00。
参加者には、「今日はお風呂に入るのは止めなさいよ。」と言って帰ってもらった手前、自分が溺れてはまずいので、沸かした風呂はパスして、シャワーにしました。
おかげで、書きかけの明日の法事の卒塔婆書きが、明日朝一番の仕事として残りました。