1 月

18
24
/ / / /

























2017年1月24日(火)
・葬儀の現状を変え、定着させるために、次の文書を檀徒に配ることに決めました。

*********************

          檀徒の皆様へ

  葬儀に関する蓮台寺の新方針

1飲食
 ・飲食の過剰接待は葬儀を乱すだけなので禁止。
  具体的には、次のようにする。
 ・通夜式読経中の飲食は禁止。
 ・通夜式後の食事は1人当たり2000円以下の精進料  理とし、飲酒は禁止。
 ・火葬場での飲酒は禁止。
 ・忌中払いの料理は2000円以下にする。
  (時間が許せば、火葬場の弁当で済ます。)
2返礼品
 ・「半返しの文化」を復活させるため、返礼品は
   2500円以下とする。
3葬儀施行費
 ・葬儀施行費(飲食費、返礼品代を除く全費用)は
  55万円注)以下に抑える。
  注)イヨダ、小田葬の場合は45万円で可能。
4葬儀社の変更
 ・見積もりの段階で、これを実行できないという葬儀
  社は別の葬儀社に変えて葬儀を行う。 

以上は、葬儀に費用がかかりすぎている現状を是正するために打ち出した方針なので、檀徒皆様のご協力をお願いします。
    
新方針に基づく葬儀費用の試算

 親族の出席者25人、一般参列者50人の場合

 葬儀施行料        550,000円
 返礼品    2500×75= 187,500円
 飲食代    4000×25= 100,000円
 合計           837,500円

 香典見込額
 一般参列者分 5000×50= 250,000円
 親族分     20000×25= 500,000円
 合計               750,000円

 差し引き、喪主の負担分は  87,500円
従って、イヨダ、小田葬の場合は、香典で費用全額が賄える。  
*******************

この方針の殆どは、すでに実践されているものだけれど、文書として明記することの意味は大きいと思います。

一昨日檀家でない家から頼まれて、明日、明後日に通夜式と葬儀式を行うことになりました。
担当の葬儀社は湘和と決まっていて、会場も湘和の会館です。
湘和では、「新方針」を守れないと思うけれど、この家は檀徒でないので、「葬儀社を変える」までの親切をする必要はないと考え、交渉は任せることにしました。
ただし、プリントして手渡した「新方針」を基に交渉し、葬儀後には明細書のコピーを渡すことを葬儀引き受けの条件にしました。

この「新方針」を最初に見せた相手が「非檀徒」なのは思ってもいなかったことですが、これも「お導き」なのかもしれません。
2017年1月18日(水)
・今日、散歩していて、「葬儀費用の実質負担」という概念を思いつきました。
それは、かかった費用から香典収入を引いたものです。
喪主の負担を考えれば、葬儀費用よりも、実際に負担した額の方が重要と思いついたのです。

早速、「湘和方式」と「蓮台寺方式」での実質負担の差を歩きながら計算しました。
それができるほど、今の私の頭には数字が入っています。

比較したのは30人出席の「身内葬」の場合です。
湘和の葬儀費用は、新たに入檀した3軒ともが150万円以上かかっているので、この金額で比較します。
一方、蓮台寺方式でこの規模の葬儀を行うと葬儀費用は63万円になるので、葬儀費用の比は2.38倍です。

実質負担を計算するには、香典総額の値が必要ですが、これを仮に40万円としてみます。
これは、身内の場合は一般会葬者よりも香典額が多いと考えた値でこれを前提にすれば、湘和の場合の実質負担が110万円に対し蓮台寺方式の場合は23万円で、その比は4.78と葬儀費用の比よりも広がります。

更に、身内葬でなく一般参列者が加わった場合、湘和方式では贅沢なおもてなしがあるのでその分が赤字になって実質負担が増えるので、湘和方式の場合の実質負担は110万円以上になります。
これに対し、蓮台寺方式では「半返し」が実現しているので、参列者が増えれば実質負担はゼロに近づき、実質負担の比は「無限大」になります。
実際、一般参列者数が多い葬儀では、香典で葬儀費用が賄えて、実質負担はゼロどころかマイナスにさえなっています。
結論として、「普通の葬儀を行えば湘和方式の葬儀では、蓮台寺方式に比べ喪主の負担は100万円以上増えてしまう。」といえます。
この差はとても大きいはずです。

この実質負担の計算から、葬儀をパーティー化していること以外にも、「湘和方式」が如何にダメかがあぶり出されました。
これからは、「実質負担」を使って、キャンペーンを行います。
2017年1月9日(月)
・昨日書いた「知恵を絞る」ことの1つとして、次のような文をタウン誌ポストの春彼岸号に掲載することにします。

*******************

良い葬儀社を選ぶことの大切さ

 最近蓮台寺では、檀徒以外からも葬儀明細書を集めて葬儀の実態調査を行っている。それによると、同じ規模の葬儀でも、葬儀社によって、かかった費用は2倍以上も異なることが判明し、住職は驚愕したそうだ。更には殆どの葬儀で、おもてなしと返礼品の合計額が香典を上回り、参列者が増えるほど、遺族の負担が増していることもわかった。
「最近家族葬が増えているのは、この過剰負担を避けるためのやむを得ない選択とわかったが、これは故人を偲びたい人をも閉め出して、葬儀本来の意義を壊しており、その責任は過剰接待を勧める葬儀社にある。」と住職は断じている。
 一方蓮台寺には、参列者が増えるほど遺族の負担が減るという、優良葬儀社と共同の「蓮台寺方式」が確立しているので、香典で全費用が賄える家が多数出ている。従って蓮台寺では、特別な事情が無い限り家族葬は行われていない。
 すこし前までは、葬儀には半返しという、遺族を皆で支える美風があったが、いつのまにか西湘地区では葬儀での倍返しが常態化されてしまっており、「これでは葬儀が壊れてしまう。」という危機感から、蓮台寺では、次の要領で葬儀説明会を行うことにし、優良葬儀社を選ぶ必要性を知ってもらうために、檀徒の枠を超えた多くの人に参加を呼びかけている。

日時  四月二日(日)午後二時
場所  蓮台寺本堂
説明者 蓮台寺住職、
優良葬儀社


住職の一言
通夜式読経中の飲食のもてなしは遺族に過剰な負担を強いるだけでなく、厳かであるべき式を壊す、この地域特有の悪習慣なので、早く正常に戻すべきです。


*************************

上文の赤字の「優良葬儀社」は、これから依頼するのでまだ未定ですが、少なくとも、互助会をもっている大手葬儀社が入らないことだけは確かです。
これらの葬儀社は、費用が2倍かかる、私から見たら「不良葬儀社」だからです。

それよりも先ほど次の川柳を作りました。

ちょっと待て 互助会加入に なんの得?

ちょっと待て 互助会加入は 損の元!
2017年1月8日(日)
・今日、今年最初の法事がありました。
2年前に本堂で葬儀を行った3回忌です。
これからは、法事のたびごとに、親族を除く一般会葬者の香典額を聞き、「半返し」に相当する額を探ることにしたので、この家がその最初になりました。
答えは非常にわかりやすく、100人くらいのうち、3千円が1人、1万円が4,5人、あとは全て5千円だったそうです。
ということは、小田葬が提案している香典返しは1人当たり2500円で、蓮台寺方式では、通夜式読経中の飲食を禁止していて、こっちの出費はないので、ぴったし半返しになっています。
今日知らされたことですが、おかげでこの家も香典で葬儀費用全部が賄え「おつりが出た」そうです。

これからも、一般参列者の香典額を調査し続けますが、平均額が5千円を上回る可能性は少ないので、2500円以上の香典返しを勧めたり、読経中の飲食を当然のごとく用意する葬儀社は、半返しの美風を壊す「失格葬儀社」として駆逐すべきなので、その具体的行動を起こすべく、出来るだけの知恵を絞ります。
2017年1月3日(火)
・先月、小田原市民葬祭を通じて檀家でない家の葬儀を頼まれました。
亡くなったのは49才の男性。
子供3人を遺しての早すぎる死でした。

喪主の奥さんの意向は、身内だけの家族葬でした。
理由を聞くと「葬儀を経験した知り合いの話だと参列者が増えるほど負担が増えるから。」と言い、「これからの私たちの生活も考えなければなりませんので。」と続けました。
「それが理由なら普通の葬儀をしなさい。蓮台寺の葬儀では、参列者が増えるほど遺族の負担は少なくなります。」と私は勧め、その仕組みを説明しました。
納得した喪主は方針を切り替えたようで、通夜式の参列者は300人を超えました。

会場の巡礼会館は家族葬を想定した小さい建物で、おまけにスタッフは2人だけだったので、誘導に苦労したようですが、特別なトラブルも無く通夜式は終了しました。
これも、一般の参列者には飲食を振る舞わないという蓮台寺方式が功を奏したのです。
これで、やり方を改めさえすれば、大きな会館でなくても大人数の葬儀は可能であることが証明されました。

私はこの葬儀を経験して、今の葬儀の無様さを痛切に思いました。
参列者が300人を超えたということは、それほど早すぎる死を惜しむ人が多かったと言うことです。
それにもかかわらず、当初遺族はそのような人たちを排除する家族葬に逃げ込もうとしました。
遺族をそんな状態に追い込む今の葬儀は悲惨と言うしかありません。
私は、これに最も責任のあるのは葬儀社、中でも西湘地区で最もシェアの多い平安グループだと思います。
参列者が増えるほど遺族の負担が増す状況を作ったのは彼らのやり方で、特に、おもてなしと称して、目の前で寿司を握ったり、天麩羅を揚げたりの過剰サービスで、葬儀をパーティー化してしまっている罪は大です。
そのグループの明細書を見れば、返礼品とおもてなしの代金を足せば、「半返し」どころか「倍返し」の金額になっていることがわかります。
このグループのシェアが大きいだけに、この方式がこの地区の「標準」と見なされ、人々を家族葬に追い込んでしまっているのです。

葬儀寺院の住職としての私が、この状況を看過しては、職務放棄になります。
だから、今年はこの状態を変えるためのキャンペーンを行うと心に決めました。
すでに、掲示板に意見を貼ったりしていますが、これからは葬儀や法事、寺の集会のたびごとに「湘和方式」でなく「蓮台寺方式」に変えることを参列者に話し、檀家の壁を越えて広めていきます。